260 | (いぶきやま) 「上野ルート」 1,377m |
H20年9月14日 8時40分~14時30分 滋賀県 米原市 晴れ時々曇り |
”背に太陽が当たり 暑い登りも 山頂部は涼しい” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
新聞に伊吹山のサラシナショウマ群落が掲載され、
遅いかもしれないがこの時期に登って無く行ってみよう。
名神高速道の関ヶ原インターで下り旧21号信号を直進、 藤川の三叉路信号で右折する。 暫く走り開けてきて上野の信号で右折して、集落の中を突き当たり迄進み左に曲がる。 直ぐ広場の様な三叉路に来て右に入るが、 ゴンドラ乗り場の案内が有りそれに従うと良い。 休業中のゴンドラ乗り場横を通り山の中に進む、 前に大阪ナンバーの車がゆっくり走っていた。 後ろに付きくねくねと舗装の狭い道を登ると、 右手に駐車スペースが有り数台の車が止っている。 直ぐ建物が立ち1合目に来たら、 前の車が脇に止ったので小屋の前を通りどんどん登って行く。 道は舗装され良い道が続き、 かなり走り直線となったら1台の車が広くなっている道路脇に止っていた。
この先大きく左にカーブして直ぐ、 道の両側に20台は止められる一杯車が駐車した所に着いた。 何とか駐車出来るスペースが有ったので止め準備をしていると、 軽トラックが1台来て駐車スペースで無い道路脇に駐車される。 通行の邪魔にはなら無いなと見ていると、 直ぐ車から下りられ歩いてみえたので「山に登るのですか?」と聞いてみた。 「そう年に1回は登っておきたいので」と言われる地元の方は、 ザックも持たず手にペットボトルの水を1本持たれている。 山頂に売店も有るのでと先に行かれ、暫くの後8時40分歩き始めた。 道は先に続くが直ぐ先グリーン色に見えるチェーンの車止めが有り、 一般車はこの先入れ無い。
跨いで進むと3合目ゲレンデの建物が見え、 四辻迄進むと右手に三合目の標識と先に伊吹山全景が見えている。
右に曲がりトイレ横を通過、 最初から赤いゲンノショウコやハクサンフウロが多く見られ流石に花の山だ。
振り返るとスキーを始めた頃に来た3合目ゲレンデが見え、 少し急な距離の短いコースで懐かしい記憶が甦る。 何人かの登山者が登っていて、ツリガネニンジンを見ながらリフトが残る脇を進むとリフト終点に来た、この4合目ゲレンデは広々として距離も少し有ったが、ベタ雪が多くて滑り難く余り楽しめた記憶が無い。
オトコエシが咲く脇を通るとやっと狭い山道になり、 この辺りは少し木が茂るが暫くで草付きの道に変わる。 ベンチが幾つも置かれた5合目に来たら、右手の小屋の前には飲み物の自販機が置いて有った。
ここからの伊吹山は美しい、中腹にぽつんと避難小屋が見えている。 スキーで来た時板を担いで、正面に見えている山頂部の窪んだ所に直登したが最後の所は急で登り辛く、このトップ部分の帰りはソリでの滑降で無く、殆ど転倒したままズルズルと落ちたのを思い出す。
道は窪んだ右手に付いているのが見え、 広々として気持ちが良い道を緩やかに登るが太陽が背中に当たり暑い。 やはり未だ体力が戻って無い様でペースが保てず、 何人もの人が追い抜いて行く。
木陰は全く無いのでずっと太陽で背中を焼きながらの登りが続き6合目避難小屋が近くなった、登山道から一段上に立つ避難小屋の前で、何人かの人が休んでいたが寄らずに通過。
時々涼しい風が吹き抜け、 振り返ると大分高くなったが霞んでいるので残念ながら琵琶湖は見えて無い。 アザミが咲いているが2種類で頭部に花が集まっている、コイブキアザミと 刺の無いタムラソウの様だ。
ミツバフウロが多く咲く中に、 頭部に紫色の花が集中して付いているイブキトリカブトも見られる。 大きな菊の花が2輪咲いているが、 葉の基部が楔形が特長のリュウノウギクの様子。
蕾が多くこれからがこの花の本番だ、平坦な道になり山頂部の一角に上がる、 ロープの有る道の両側はリンドウが多い。
山頂売店が並ぶ所に来ると一挙に人が多くて騒がしい、 10時20分山頂看板の所を通過し三角点に向う。 測候所跡の柵の有る手前に一等三角点「伊吹山」が有り、 この測候所跡の辺りが一番標高は高そう。
南側急でロープが張られた際に腰を下ろして昼食を摂る、ここは少し喧騒から離れているのでのんびり出来、前方大きく開けるが完全に霞んでいる、うっすらと見えているのは霊仙山だと思う。 11時30分東遊歩道を降って行く、 少し降るとサラシナショウマが群がって咲いているが殆ど終わっている。
もう少し降ると斜面一杯にサラシナショウマが見られ、 最盛期は見事だったと思うと残念遅かった。
大きく開けた気持ちの良い道をなだらかに降って行く、 振り返ると昼食を摂った測候所跡のピークが美しい。
左にカーブして下って行くとテンニンソウの群落が見られた。
駐車場が見えてきて車が一杯だ、止められ無い車が道路に並んでいる。
そのまま西遊歩道に向うと、大勢の人が登って行かれるが花は少ない。
平らな山頂部に上がり分岐を右に取り、 見晴しの良い遊歩道を行くとハクサンフウロが固まって咲いていた。
山頂部全体ではコイブキアザミが多いが、 華やかな花では無くシモツケソウが彩る時と様子は全く違う。
12時40分下山開始、未だ大勢の方が登って見えるのに会いながら一気に降って、14時10分車に戻る。 病み上がりで体力的に自信が無く3合目迄車で上がったが、 それでもゆっくりしか歩け無かった。 この山は今の時期も花が多く眺望も利きのんびり登るのが良い、一度琵琶湖がすっきり見える時に登りたい。
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出会った花: ヒルガオ ゲンノショウコ ハクサンフウロ キンミズヒキ タムラソウ フジテンニンソウ ミツバフウロ イブキゼリ アキノキリンソウ クサボタン コイブキアザミ シロヨメナ シオガマギク リンドウ イブキトリカブト ヤマハッカ オトコエシ オオハナウド リュウノウギク |