「ゲンノショウコ
(白花)
」
滋賀県米原市 伊吹山にて (2006.8.10)
伊吹山山頂部遊歩道を散策したが、暑く又人も多く騒がしいのでドライブウエー北尾根入り口に行った、
北尾根に進まず笹又方面に行くと咲いていた、ここは常に風が有り日射しが当たるので撮るのが難しい。
日本各地の野山や草原に自生し、普通東日本は白花が咲き西日本は濃淡が見られる赤花を付ける。
花は枝先や葉脇から柄を出し2個付け、径1〜1.5cmで線入り花弁5枚、雄蕊10本の花柱(雌蕊)
の先は5裂し、先に雄しべが成熟し葯が脱落し始める頃雌蕊の柱頭が開く。
茎の高さ30〜60cm下部は地面を這い上部は立上がり、葉は根生及び対生し葉柄は長く掌状に3〜5
深裂し、表面に紫色の斑点と裏面脈上に下向きの毛が見られる。
花の名前は下痢等の症状に本種を乾燥し煎じて飲むと、薬効が必ず現れる草なので「現の証拠」と付き、
別名の「神輿草(みこしぐさ)」は、5裂する花柱が花後に御神輿の屋根に似る形で残っていて付く。
似る「ミツバフウロ」は葉がほぼ三つ葉の形で伏毛が有る、本種は葉柄近くの葉2枚は小さく5中深裂し
茎や葉柄には開出毛。
山歩き記録
⇒伊吹山 | |