「亜米利加風露」    フウロソウ科フウロソウ属
「アメリカフウロ」     岐阜県瑞浪市  屏風山にて  (2009.5.18)
「カッコーの森」から歩き始めるが道は薄い、 この道は鉄塔巡視路なのだがが余り歩かれて無い様子、
牧場の近くに来たら湿気て歩き難い道になると、 この花が咲いていたが時期が早く開き切っていない。

北アメリカ原産の帰化植物で草地・道端等に野生化、 4~9月花柄の先に淡紅色~白色の花を付ける。

花は葉の付け根から長い柄を出し短い小花柄の先に1~2個付け、 大きさ約1cmの5弁花で淡紫色の
葯の付く雄蕊10個で雌蕊1個の柱頭は黄色、 花弁間に先が長さ約2mm毛が多い棍棒状萼片が覗く。

茎は基部から良く分枝し下部は倒れ地面を這うか斜めに立ち上がり、 白軟毛が多く高さ10〜50cm、
葉は対生し長い柄が有り縁は時に紫色を帯び葉柄基部に托葉、 但しやせ地は葉の赤味は強くなり、
形が2~7cm程の円形で掌状5〜7深裂し裂片は更に2〜3回切れ込み、 裏面は細かい毛が多い。

花の名前は北米原産で「アメリカ」、 風露は花弁に露が付き風に揺れる美しい様子で「亜米利加風露」、
同じ仲間にヨーロッパ原産の帰化植物で、 赤い花が咲くオトメフウロが有るとされるが未だ会えて無い。

似る「現の証拠(ゲンノショウコ)」は葉が掌状に3~5裂、 本種はもっと細かく裂けて見分けられる。

     山歩き記録  ⇒屏風山(カッコーの森ルート)
*フウロソウ科フウロソウ属

・アサマフウロ  ・イブキフウロ  ・エゾフウロ  ・グンナイフウロ  ・ゲンノショウコ
 ・タカネグンナイフウロ  ・チシマフウロ  ・トカチフウロ  ・ハクサンフウロ  ・ヒメフウロ  ・ミツバフウロ


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