「エゾフウロ」
石川県白山町 白山平瀬道にて
(2009.8.5)
大倉山避難小屋を過ぎると花が多く、
ハクサンフウロが見られる中に花の色が濃いのが咲き、
花弁が重なり分類上ハクサンフウロ・イブキフウロの基本種とされる
「エゾフウロ」の様だ。
北海道~本州中部以北及び伊吹山等海岸から低地や山地の草地に自生し、
6~8月頃枝分
かれした先に径3cm程の花弁が重なった紅紫色の5弁花を付け、
花の色には濃淡が有る。
茎の高さ30〜80cmで、
葉は互生し幅5〜10cm楕円状で掌状に5〜7裂し列片の幅は狭く、
茎・葉柄に毛は多く萼片には密に開出毛。
山渓花の野草図鑑ではハクサンフウロ・イブキフウロ・エゾフウロが
3種同種扱いで、花弁が
「ハクサン=丸い・イブキ=先が切れ込む・エゾ=重なる」と記載。
花弁の重なるフウロ草で東北地方や北海道にハマフウロが自生し、
萼片に開出毛が少なくて
葉の切れ込みが浅い。
花の名前は北海道に多く自生し茎や萼に開出毛が目立ち、
「蝦夷(えぞ)」が付けられた。
山歩き記録
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