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秋葉山
(あきばやま)
788m
H18年9月20日
10時10分〜12時10分
岐阜県 恵那市
晴れ
”一箇所眺望有るが
   見所少なく
  お勧め度は低い”
 恵那の「西赤阪湿地」で、 シラタマホシクサが見頃とテレビで放映されたのを見て妻が行こうと言う。

送電鉄塔巡視路を歩いて行く
新しい道の突き当たり近くから「秋葉山」
 シラタマホシクサは少し前に、土岐の「陶史の森」で見事な群落を見ている。

 それだけで恵那迄行くのもと思い、 未登で標高差の無い山だが秋葉山に行き西赤阪湿地に寄る事にした。

 中央道恵那ICで降り、 68号を木曽川に架かる笠置橋に向かうと非常に良い道が続く。

 橋を渡り68号を左に木曽川沿いに走り、 中野方川河合信号で橋を通り412号方面に進んだ。

 少し走ると武並橋に来て、その先直ぐ分岐となり右の412号に入った。

 左は418号だが、この先行き止まりの案内が見られる。

 道は狭くなり高度がどんどん上がって行き、 開けてくると民家が出てきて道も広くなった。

 「沢尻(さわじり)」バス停を過ぎ、最初に大きく左カーブする所に新しい道が右に出来て、その先旧道も有るが狭く広い新道を突き当り迄進み、左に行くと旧道に合流でここを右に曲がる。

手書きの指標が立っている
指標の立つ登山口
 左に秋葉山を見て狭い道を進むと、 飯地(いいじ)高原テント村の旗が何本も立っていた。

 道なりに進み囲われた大きな空地の有る分岐に来た、 ここに秋葉山の指標が有り左折。

 道は「飯地高原マレットゴルフ場」に行く道でも有り、 ゴルフ場が両側に広がっている。

 今日は誰もプレーをして無く、 右にゴルフ場の建物を見て山に入ると左に大きく曲がった。

 左に民家が一軒有り、 その先右手に登山口の案内が中電巡視路の指標と共に立っている。

 駐車場は無いので少し先の道の脹らみに止め、10時10分歩き始めた。

 只し膨らみは余り広く無く何台もは駐車出来無いが、交通量は極端に少ない道。

 山に入ると道はしっかり付き、 緩やかに桧林の中を登って行くが眺望は全く得られ無い。
なだらかな登り易い道 送電鉄塔が見える
桧林を登って行く 右手に岩場

 暫く登ると右が開けて岩が有り入ると、 送電鉄塔の左に恵那山と下には木曽川の流れが見られた。
今日は霞んでいるが、それでも良く見える
恵那山と木曽川

 その先自然林に変わるが木が密集していて、 日が差し込まず下草は全く無いので花も見られ無い。
急な登りは短い 道の少し奥にある三角点
自然林の少し急な登り 三等三角点「秋葉山(あきばやま)」

 急な登りとなるが長くは無く登り切り、 10時30分道の左奥に白い標柱と三角点の有る所に着いた。

幅広い道を少しで鳥居が見えてくる
三角点からは平坦な道
 地形図ではここが山頂と読めるが、 木立に囲まれた通過点で山頂らしさは無い。

 そのまま道は緩やかに上っていて、少しで鳥居が見えてきた。

 山の途中だが平坦な広場で、立派な社が建ち山頂らしさが有る。

 地形図でも三角点よりこちらが少し高い。

 それに確実にコブの頂点で、測量にもこちらの方が良いと思うが。

 社には何も書かれて無くて石柱も見られず、「秋葉神社」だろうか?

 各地でも見られるが、神社が有る為に三角点が設置出来無いのだと思う。

 この先地形図は北へ尾根続きに破線が入り先の林道に降っている、その道でと先に進み緩く降ると分岐に来た、左がしっかりした道が続くので入った。
結構広い場所
一番高い所に有る社、秋葉神社?

 然し降って行くので地形図の尾根道では無い、 このまま進めば左下の林道に続いていそうだが戻る。

 分岐を右に入ると平坦で潅木が茂っているので、掻き分けながら進むが道は不明瞭で降りになると道がはっきり出てきた、只余り歩かれて無い狭い道。
草が大分育ってきている 広場に入ってきた向かいにある81鉄塔指標
82鉄塔広場 81鉄塔への指標

 鉄塔が有る筈だが木で見え無く、緩やかに降って行くが平坦と言った方が良い。

 突然大きく切り開かれた鉄塔広場に出た、 然し空が見えるだけで周囲は潅木で眺望は駄目だ。

山萩
ヤマハギ
 歩いて来た方面に送電鉄塔が見えあれが83鉄塔で、 この広場の赤と白に塗られた鉄塔は82鉄塔だと思われる。

 ヤマハギが咲いている北側に、81鉄塔への指標が有り道が続いていた。

 又雑木林の中に入り降り始めると分岐に来て、 ここにも鉄塔巡視路の指表が有り81鉄塔は右に向っている。

 地形図破線の道は尾根に続いているが、何処に降りるか興味が有り右に進む。

 道は巡視路で使われる黒いプラスチック階段が所々に出て来て、 舗装された林道に出た。

 鉄塔はその先706ポイントのコブで、電線が左に曲がる所に見えている。

 あれが81鉄塔だ、 このまま左に行けば尾根続きの下山ポイントに行けるが日陰で無く暑そう。
桧林の奥に見える 登山者は少ないようだ
大岩を右に見て降って行く 道は余り踏まれて無いが着いている

 又登り返して戻って行き81鉄塔指標に戻り、右の尾根筋を行くと大岩を右に見ながら降り始めた。

 緩やかになったので林道は近いと思っていると、 分岐と言う程明瞭で無いが左にも道は降っている。
急な所は無いので何処でも林道に下りられる 左山で帰って行く
緩やかになると林道は近い 舗装された林道を戻って行く

 地形図破線は最後右にカーブしているので、尾根の方に入ったが道らしいのは無く、 そのまま進んで行くと下に林道が見えてきたので、 戻らず道で無い所を適当に林道に降りた。
凡篤蓼 柳蓼
可愛い花が付いている ボントクタデ ヤナギタデ

 舗装された道を左に戻って行くとタデの花が咲き、 よく見ると種類の違うタデが混じり群生している。

 可愛い小さな花を付けているのは、 何と言う名前のタデだろうか?⇒ボントクタデ
大根草 現の証拠
ダイコンソウ ゲンノショウコ

 ゲンノショウコやダイコンソウも見られ、 山の中はヤマハギだけだったが林道には色々咲いている。

 地形図下山口を注意し戻るが無く、左に回り登山口の林道に入って少しの所に道らしいのが見られた。
飯子菜 白花の蛇苺
ママコナ シロバナノヘビイチゴ

 ここだとすると地形図のポイントとは明らかに違いこの場所に指標は立って無い、シロバナノヘビイチゴが咲いて春から初夏の花のイメージを持っていたが?12時10分車に戻る。

 登山口へのアプローチが長くかなり奥に入った感じだが、 実際は里山で集落の直ぐ近くの山。

 その後途中の店で昼食を取り、三郷の西赤阪湿地で 「シラタマホシクサ」を見て帰った。

      「西赤坂湿地の花」
岩菖蒲 沢桔梗
イワショウブ サワギキョウとシラタマホシクサ
白玉星草
シラタマホシクサ


本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
確認出来た山: ・恵那山

出会った花:  ・ヤマハギ・ボントクタデ・ヤナグタデ・ダイコンソウ・ゲンノショウコ・ママコナ

          ・シロバナノヘビイチゴ・イワショウブ・サワギキョウ・シラタマホシクサ


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