「沢桔梗」    キキョウ科ミゾカクシ属
「サワギキョウ」    岐阜県中津川市 根の上湖湿原にて (2007.9.9)
シロヤシオ渓谷から「保古山」に登った後、保古ノ湖の際を歩いて根ノ上湖湿原に寄ってみる。

最初の湿原に行くと背丈の有る立派なサワギキョウが咲いて、花の数も多く有り見応え十分、
然し情け無いかな写真に上手く出せず、他にはミカワシオガマやミズギクが見られて帰った。

      山歩き記録 ⇒保古山
「サワギキョウ」    岐阜県恵那市 西赤阪湿原にて (2006.9.20)
小規模の湿地にシラタマホシクサが群落の中、イワショウブと共にサワギキョウが咲いている、
ぐしゃぐしゃな感じの写真となり実際もそんな感じだが、それを上手く撮らないと意味が無い!
「サワギキョウ」       岐阜県土岐市 陶史の森にて (2006.9.5)
狭い遊歩道を登ると沢に堰堤が有り浅い水溜りが出来ている、そこにすくっと立ち明るい紫色で咲いていた。

北海道・本州・四国・九州の山野の湿った草叢や湿地等に自生、7〜10月茎先に濃紫色の花を多数付ける。

花は茎上部に総状花序を付け、長さ約3cmの唇形花で上唇は深く2裂下唇は浅く3裂し縁に疎らな長軟毛
が有り、花柱は花弁の上方に長く伸び、蕚は鐘形で先が5裂。

茎は無毛で高さ50〜100cmの円柱形の中空で枝分かれせず、葉は無柄の披針形で互生し縁に細い鋸歯
が付き、根茎が太く横に這い伸びて増えしばしば群落が見られる。

花の名前は沢辺等の湿った所に自生し、花の色が桔梗(ききょう)の青紫色と同じ様な色をし「沢桔梗」と付く。

本草は有毒成分を含み摂取すると呼吸中枢が刺激され、下痢・嘔吐をし血圧が下がり意識不明になり注意。


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