「凡篤蓼」      タデ科タデ属
「ボントクタデ」     岐阜県恵那市  秋葉山にて (2006.9.20)
南の鉄塔巡視路から登り三角点を過ぎピークに建つ神社から先の、北に鉄塔を通り尾根を降った。

花は82鉄塔広場のヤマハギだけで他に見られ無く、林道に出て戻っていると道路脇に群落が有り
小さいがなかなか綺麗な花が垂れて咲き風情を感じ、葉の中央に暗班が入っているのが目立った。

北海道を除く日本全国の湿地等水辺に自生し、9〜10月先が垂れ下がった花穂に疎らに花を付け、
花穂の長さ5〜12cm、花は5裂し外側は鮮紅色で内側は白く紅白混じった様子で基部は緑色。

茎は紅紫色を帯びた高さ50〜100cmで上向き伏毛が有り、葉は短い柄の付く披針形~広披針形
を互生し、長さ5〜10cmで先は鋭く尖り基部喫形、両面の脈上と辺縁に伏せ毛が有り、表面中央
部に「八」字型の暗斑が出る。

似る「柳蓼(ヤナギタデ)」は噛むと強い辛味が有り、花が本種より白っぽく葉や茎に伏毛は無い。

花の名前は「ポンツク=愚鈍者」、ホンタデは辛味が有り本種には無く役立たないタデから付いた。

       山歩き記録 ⇒秋葉山


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