「秋の麒麟草」 「泡立ち草」    キク科アキノキリンソウ属
「アキノキリンソウ」 「アワダチソウ」   長野県 恵那山広河原登山道にて (2009.9.25)
林道登山口から直ぐ手作りの木橋で沢を渡り、 ジグザグに付いた登山道を登って行くが花は何も咲いて無い、
林の中の長い急登をし平坦な1716Pに上がり、 緩やかな道を暫く進んむと眺望が広がる手前に咲いていた。

      山歩き記録 ⇒恵那山
「アキノキリンソウ」 「アワダチソウ」  長野県茅野市車山にて (2009.8.25)
八島ヶ原湿原から蝶々深山方面に登って行くと、 物見岩手前の急な登りの辺りに時々見掛け、
他にマツムシソウやクガイソウも咲いていたが、 夏の終わりの為かこの時期は咲く花が少無い。

      山歩き記録 ⇒蝶々深山
「アキノキリンソウ」 「アワダチソウ」   滋賀県米原市 伊吹山にて (2008.9.14)
上野口の三合目から上の道は低い樹木しか無く、 背中に太陽が当たり暑いが色々な花が咲いていて、
アキノキリンソウも見られ、 山頂から東遊歩道を下り駐車場から西遊歩道を登る途中に多く有った。

山頂部で寒さの為か背丈は低いが、 土壌が良いのか花は隙間少なく無く付き美しい咲き方をしている。

         山歩き記録 ⇒伊吹山
「アキノキリンソウ」 「アワダチソウ」   長野県立科町 蓼科山にて (2006.8.2)
大河原峠から登り始めると、なだらかだが林の中の岩の多い湿気た歩き難い道が続き尾根に上がり、
蓼科山に向かう歩き易い尾根道は余り登らず下り気味に続き、眺望は無く花も殆ど無い中に見られた。

       山歩き記録 ⇒蓼科山
「アキノキリンソウ」 「アワダチソウ」  長野県小諸市 浅間山にて (2006.8.24)
車坂峠から表コースを登り始めると、暫く先で樹林帯から抜け出したが濃いガスで何も見え無い、
火山の山らしい岩石がゴロゴロ有る登山道の広場で、最初の休憩をしていると近くに咲いていた。

頭部に花が集中し「コガネギク」かと思ったが、 葉の鋸歯が明瞭で無く「アキノキリンソウ」とする。
「アキノキリンソウ (アワダチソウ) 」群落  長野県小諸市 浅間山にて (2006.8.24)
車坂峠の表コースを登り始めると一旦大きく降って登り返す所が有り、少し先の林の際に集まって咲き、
セイタカアワダチソウの様な背丈の有る咲き方のアキノキリンソウは初めて見た、茎の高さ1m以上?

北海道及び本州・四国・九州の山地草原に自生し、8〜11月茎上部で分枝し黄色の花を多数付ける。

花は大きさ1.2〜1.5cmで周囲に舌状花6個の中心部に筒状花多数で、茎先に散房状又は総状に
花を付け、舌状花の長さ6〜8mmで筒状花は散らばった方向を向き先は槍状、花の下の緑色の総苞
は細長く総苞片は先が鋭頭。

茎の高さ20〜80cmとなり、葉は互生し長さ8〜10cm幅2〜5cmの卵形〜卵状楕円形で縁に
疎らな鋸歯が有り、葉柄に翼が付き上部の葉程小形の披針状で根生葉は通常開花期は枯れている。

帰化植物(外来種)の「背高泡立草(セイタカアワダチソウ)」は、茎の高さ1~2.5mで肥えた
土壌では3.5~4.5m程と高くなり、花の先端は基本的に尖り気味でたたみ始めの笠状に付け、
本種は先端が丸く円筒状に付けるが変化は多い(伊吹山は半円状)。

確実に見分けるのは頭花の総苞で、本種狭鐘形で総苞片4裂コガネギクは広鐘形で総苞片2~3列。

花の名前はベンケイソウ科のキリンソウに花の色や花の付き具合が似ていて、秋咲きで「秋の麒麟草」、
別名は花の集まる様子を酒が醗酵時の泡の盛り上がりに見立て「泡立草(アワダチソウ)」と付いた。

        山歩き記録 ⇒浅間山(黒班山)
*キク科アキノキリンソウ属    コガネギク(ミヤマアキノキリンソウ)


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