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浅間山
(あさまやま) (前編)
黒斑山
(くろふやま)2,404m
仙人岳
(せんにんだけ)2,320m
H18年8月24日
9時30分〜16時10分
長野県 小諸市
曇り時々晴れ
”眼前に大きな浅間山
  端正な勇姿は
  記憶に残る名山だ”
 前日軽井沢に入り「白糸の滝」と「鬼押出し園」を見学し、 ペンションに泊まる。

 鬼押出し園では生憎の曇り空で、浅間山は裾野しか見え無かった。
落差は無く風情を楽しむ滝、人のいない時に見ると良い 晒菜升麻
白糸の滝 サラシナショウマ
園内に浅間山が体で外輪山の仙人岳から黒班山顔の仏像との案内 穂躑躅
鬼押出し園からの浅間山は雲の中 園内いたる所にホツツジが咲いている

 ここから見ると仏像の頭の様だとされるが残念、 仙人岳から黒斑山の外輪山は何とか見えている。

登山口の直ぐ下に無料の駐車場
車坂峠の大きな駐車場
 北軽井沢の宿を出て94号を地蔵峠に向かう、 広大な丘陵地にはキャベツ畑が広がり北海道の様な風景が続いた。

 地蔵峠に着くと広々とした所で湯の丸高原とされ、 スキー場が有りロッジが並んでいる。

 一番高い所に三叉路が有り、 94号から外れ湯の丸高峰林道を池の平方面の左に走って行く。

 狭くなるが舗装されたなだらかな良い道を進むと、 右手に池の平の大きな駐車場が見られる。

 池の平は15人程の人が歩き始めようとしていて、 湿原で花が有り人気の有る場所の様だ。

 その先地道となり降り始めた、 左山でどんどん降るので地図を確認したが分岐道は無い。

 前方から高峰温泉と書かれた車が2台来た、 乗客を見ると泊り客の様で池の平迄送迎していると思われる。

峠の道路から直ぐ上に登山口がある
車坂峠の登山口
 山肌は崩れた所も有るが道路状況は地道でも良い状態だ、 然しスピードは出せない。

 高峰温泉が見えてきた、車が一杯止っていて多くの宿泊客が有るようだ。

 少しで車坂峠に着き左に回ると無料と書かれた大駐車場が有り、 舗装はされていないが良い状態で奥に数台止められた横に駐車する。

 峠の所には案内所が有り、中に女性が一人居たが至れり尽くせり。

 天気は雲が多く余り良く無い、 浅間山は見えないかもしれないと思い乍準備をしていると車が1台来た。

 若い二人の女性だがあっと言う間に登山口に向かって行った、 我々のゆっくりさ加減が分かる。

 案内所向かいの登山口に歩き始めると、 入山者数を数えるセンサー設置の所を通り緩やかな道を進む。
良く踏まれた幅広い道は歩きやすい 白山風露
溶岩が見られるなだらかな登山道 ハクサンフウロ

 この辺りにはハクサンフウロやマツムシソウが咲いてる、 道は広くて歩き易い。

 少し急になりコブに上がると急降下する、 このコブは車坂山と呼ばれているようだが山の標識は無かった。
釣鐘人参 写真より道は登りやすい
ツリガネニンジン 木々の背丈が低くなってきた

 深い森の感じの所を過ぎると又登り始める、今度は結構急なので風も無く暑い。
松虫草 割木瓜
マツムシソウ ワレモコウ
御前橘 白山女郎花
ゴゼンタチバナの実 ハクサンオミナエシ

 ゴゼンタチバナの真っ赤な実やワレモコウを見ながら高度を上げると、 コキンレイカが今が盛りで咲いている。

 林の際にはアキノキリンソウが、 セイダカアワダチソウのように背高く林立して咲いていた。
こんなに大きなアキノキリンソウは始めて見た
背丈の有るアキノキリンソウ

 背後から駐車場で見た長靴の男性が追い付いてきた、年配の方だが早い。
急な登りとなったが道は幅広い
岩がゴロゴロしている登山道

 もっとも我々は写真を何枚も撮りながら、登っているので比較にならないが。
白玉の木 休憩に良い場所だ
シラタマノキ 尾根に上がると開けるがガスで見え無い

 尾根に上がった、 石がゴロゴロしているここは風が吹き抜け涼しいので岩に腰掛け休憩する。

 先に行かれた長靴の男性も上部で休まれていて、 一部開けているが霧で全く見えず。

低い潅木の平坦な道
又林に入るが平坦な道
 浅間山が見え無い処か霧に巻かれるのではと思う程深い、 只登山道は明瞭に付いて不安は少ない。

 長靴の男性より先に登り背丈の低い樹林帯に入ると、 少し登る所も有るが大部分平坦な道が続く。

 前方からご夫婦と思われる方が下山してきた、 「浅間山は見えましたか」と聞くと一瞬との事。

 粘ろうと思ったが天気が気になり下山して来たと言われる、 確かに現在の状況は余り良く無い。

 「ここに来て浅間山が見え無くては登って来た甲斐が無いですね」と言って分かれた。

 長靴の男性が追いついてきた、 手に小さな実を持たれブルーベリーで「食べてみます?」と言われる。

 小さくすっぱいが確かにブルーベリーの味がした、 山登りをしていると体が酸味を要求するので美味く感じた。

 良く見ると登山道脇に一杯成っていて、口にしながら登っているとご夫婦と思われる二人が下りてきた、何を食べているかと聞かれ、手に有る実を渡すと口にされ「食べられるブルーベリーのよう」と言われる。
鉄製のは珍しい 山母子
噴火の時の避難小屋 ヤマハハコ

 鉄製の槍ヶ鞘避難小屋の先大きく開けた崖の上に来た、 槍ヶ鞘(やりがさや)とか赤ゾレの頭と呼ばれる所だ。
崖の上で一挙に眺望が広がる
槍ヶ鞘からトーミの頭、右にうっすら浅間山、緑と茶の際が登山道

 谷の向こうに浅間山が見える筈だが全く駄目で、 向うトーミの頭はガスが切れると登山道と一緒に見える。
ここから黒班山は近い 岨菜
時々ガスが晴れ黒斑山が見える ソバナ

 黒斑山はと見ると、若い単独の男性に左奥の高い山ですよと教えて頂いた、この男性は群馬から来たと言われ、何時も浅間山は見ているがここには初めて来たとの事。

 色々話をしている内に妻は下って行った、 前方にはトーミの頭に向けて登っている人が何人も見えている。
岩茵陳
緑と黄色の組合せが美しい 「イワインチン」

 赤ゾレの頭からはザレタ急登で、右側は切れ落ち危険そうに見えたが全く危ない所は無い、岩の間に黄色が強いイワインチンが点在して咲いていた。

 登りの中間辺りに来ると山側にウメバチソウが咲いている、 崩れた登山道の上で写真が撮り難い。
梅鉢草 ここも眺望抜群の所
ウメバチソウ 岩山のトーミの頭

 時間を掛けて撮っていた為妻は見えなくなった、 中コースの分岐を見てトーミの頭に登ると大勢の人が居る。

 妻は少し早く来れば外輪山が見えたのにと言うが、 今は浅間山はおろか仙人岳方面外輪山もガスの中。
今は登れる様で道が見えている
槍ヶ鞘の左に立派な剣ヶ峰

 逆の槍ヶ鞘方面は時々ガスが切れて、槍ヶ鞘の鋭い岩の斜面の左に立派な剣ヶ峰見えている、大勢の方はここで昼食とされる様なので、黒斑山へ向かうと直ぐ下の湯の平からの道が有った。
急登だが距離は短い 思わず少しでも見えれて良かったと思う
トーミの頭から黒斑山 一瞬浅間山が見えた

 出来れば黒斑山から外輪山を回り、Jバンドと呼ばれる岩場を下り湯の平からここに上り返したいのだが、妻に話しをすると、とんでも無いもう疲れていると言う。

 急な道を登っていると谷側から話声がするので入ると、 眺望が広がっていてやっと浅間山が見えた。

 12時「黒斑山」山頂に着いた、 狭い山頂には2つのグループ7人程が休んでいるここに三角点は無い。
東側が開けていて正面に浅間山 薄雪草
「黒斑山」山頂 ウスユキソウ

 未だスペースは有るので昼食とする、 肝心の浅間山は残念ながらうっすらとしか見えず。

 浅間山を見ながらの食事だと気分が良いだろうなと思いながらの昼食で、 何か物足りない、周回は無理だが先の仙人岳迄行こう、 地形図を見てもなだらかな道で又ガイドブックも50分となっている。

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本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
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確認出来た山: ・浅間山 ・前掛山 ・水ノ塔山 ・東篭ノ塔山 ・鋸岳

出会った花:・ハクサンフウロ ・リガネニンジン ・マツムシソウ ・ワレモコウ ・ハクサンオミナエシ

      ・アキノキリンソウ ・シラタマノキ ・ヤマハハコ ・ソバナ ・イワインチン 

      ・ウメバチソウ・ウスユキソウ ・オヤマリンドウ ・シャジクソウ ・ハナイカリ 

      ・タチコゴメグサ・ミヤマコウゾリナ ・ミヤマセンキュウ ・ゴマナ ・キオン ・ヤナギラン


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