145 | 黒斑山 仙人岳 (せんにんだけ)2,320m
H18年8月24日 |
9時30分〜16時10分 長野県 小諸市 曇り時々晴れ
”眼前に大きな浅間山 | 端正な勇姿は 記憶に残る名山だ” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
皆さん居なくなって、 新たに静岡からと言われる単独の男性だけの黒斑山山頂となった、眺望が得られ無い事も有り早く帰られる様だ、12時40分ザックを置き水を持って一人仙人岳に向かう。
なだらかに樹林帯の中を降って行く、道は狭いがしっかり付き大勢の人が歩いている感じだ、樹林帯から出て眺望が開けた所に出ると、バイオレッド色が独特のオヤマリンドウが咲いている。
大岩が積み重なった壁が見えてきた、 この岩の様子から「蛇骨岳」と呼んでいるのだと思う。
人の話声が聞こえ大岩の壁の山側を摺り抜けると、岩の上に3人の男性が休んでいてここが蛇骨岳で、下から見ると狭そうで3人の邪魔になる感じなので、蛇骨岳は寄らずに通過する。 又降って行く、ここからは大きく開けた道で如何にも火山に来たと思わせる雰囲気だ。
少しずつ天気が良くなってきて浅間山が見えるようになり、しめしめ! 細尾根に道が付き大きく降り登り返すと仙人岳山頂の様で、 この道の感じ好きだ。
急登で少し滑り易いが危険な個所は無く13時20分「仙人岳」山頂に着いた、三等三角点「三尾山(みつおやま)」が有り、旗が立っている山頂はぐるり見え眺望抜群。 直ぐ目の前に浅間山が見え右に剣ヶ峰、 手前には緑が美しい湯の平とその右には黒班山と蛇骨岳。
去りがたいが妻が待っているので休憩無しで戻る事にした、下から若い男女の声が聞こえ、 Jバンドから仙人岳は巻き道が有り、ここに登らないで蛇骨岳に行ける。
登り返しが結構きつい、 然し一段と見えるようになり何度も止って浅間山を楽しみながら戻って行く。
14時10分黒斑山に戻り休むが妻だけで誰もいない、 浅間山は又隠れ気味となっていた。
トーミの頭に戻り、 美しい緑の湯の平と仙人岳への外輪山を眺めて景観に別れを告げる。
単独の男性が湯の平からの道を登って来るのが見えている、 暫くでトーミの頭に着かれて、時計を見て下から調度1時間、きつかったと言われた。 行きたかった外輪山から湯の平に下りて周回された様子、 疲れてからの登りはかなり堪えると思う。
トーミの頭の直ぐ下の分岐を中コースに入ると、深くえぐれた道を暫く降る。
妻とこちらは花が何も咲いてないコースだと話しながら降って行くと、 開けた河原の様な所に出た。 先に見える形の良い山は東篭ノ登山(ひがしかごのとやま)だ、 下に峠のホテル・ロッジが見えている。
樹林帯を通りザレタ右山の斜面に来るとコゴメグサが一杯咲いて、 コウゾリナの黄色い花も目立っていた。
ハナイカリも少ないが咲いている、 赤紫の花が咲いている名前は何と言うのだろうか? ⇒(シャジクソウ)
平坦になり峠が近くなって来ると涼しげなミヤマセンキュウが多く見られる。 ゴマナの群落を通り16時10分車に戻った。
天気がイマイチで果して浅間山は見えるのだろうかと思いながら登ったが、 立派な山容に接し満足だ。 好みの問題だが蛇骨岳からは高山らしい道となり、是非行ってみるべきだと思う、トーミの頭と黒斑山山頂は余り広くない、蛇骨岳から先は休憩ポイントが多いので混雑している時にお勧め。 この山は浅間山が見えると見えないのでは満足度が全く違う山だ、 もう少し見えていたら良かったのだが!
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確認出来た山: ・浅間山 ・前掛山 ・水ノ塔山 ・東篭ノ塔山 ・鋸岳 出会った花:・ハクサンフウロツ ・リガネニンジン ・マツムシソウ ・ワレモコウ ・ハクサンオミナエシ ・アキノキリンソウ ・シラタマノキ ・ヤマハハコ ・ソバナ ・ハナイカリ ・ウメバチソウ ・イワインチン・ウスユキソウ ・オヤマリンドウ ・シャジクソウ ・タチコゴメグサ ・ミヤマコウゾリナ ・ミヤマセンキュウ ・ゴマナ ・キオン ・ヤナギラン |