「花 錨」   リンドウ科ハナイカリ属
「ハナイカリ」   長野県茅野市 八子ヶ峰にて (2009.8.25)
「ヒュッテ・アルビレオ」を過ぎた山頂にかけて、草叢に隠れる様にして咲いていて、
花の色が黄緑色で目立たず良く見ないと見過す、又撮り難い場所にしか無かった。

     山歩き記録 ⇒八子ヶ峰
「ハナイカリ」    長野県小諸市 浅間山にて (2006.8.24)
車坂峠から黒班山~仙人岳迄行くと雄大な浅間山に会え、帰り中コースを下ると草叢に咲いていた。

北海道及び本州・四国・九州の山地の草原に自生し、8~10月頃花柄の先に淡黄色の花を付ける。

花は茎上部の葉脇の集散花序から細長い花柄を数本立て付け、長さ6~15mmの花冠は合弁花で
先は短く4裂し尖り、基部淡黄色~白色4個の線形距となり四方に伸び、中で蜜を分泌し昆虫を誘い、
雄蕊は4個で雌蕊1個の柱頭は浅く2裂、花冠の中に有る萼は4深裂し線形で反り返り先は尖り距の
間から花弁に伸びる。

茎は緑色で細くて4稜の有る四角形で直立し、やや枝分かれし高さ20〜50cm、葉は対生し無柄か
短い柄が有り全縁の楕円〜長楕円形で長さ2~6cm3~5脈が有り、葉先は尖り基部楔形で葉柄
に続き質は柔らかい。

花の名前は線形の距が四つ有りそれが昔の船の錨のように見えて、春に咲くイカリソウと区別の為
「花錨(ハナイカリ)」と付いた。

        山歩き記録 ⇒浅間山


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