294 | (やしがみね) 1,833m
H21年8月26日
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10時15分〜14時10分 長野県 茅野市 晴れ
”眺望に恵まれ | 花も結構多く 楽しめお勧め” | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前日霧が峰の「蝶々深山」を歩き、車山の宿に泊まった。 朝ゆっくりと朝食を取りコーヒーを飲みながら、 妻に今日予定している「八子ヶ峰」はどうすると聞く。
ビーナスラインを降りスズラン峠を過ぎて女神茶屋に来た、 ここにも八子ヶ峰への登り口が有る。 今日は東急リゾート内から登るので、北横岳へのピタラスロープウエイや蓼科湖を通り その先東急リゾートの案内を見て右に入った。 道路は左から入って道路上の陸橋を通過するように作られていて、 如何に東急リゾートの規模が大きいかが分かる。 整備された道を入ると分岐に来て、 コンビニ「サムシング」の有る左のタウンセンターに進む。 コンビニはタウンセンター横に有り、 昼食用の寿司・お茶を買いタウン内循環路を上がって行く。 敷地が広く取られているのか建物が近接せず、 林の中まばらに別荘を見掛けて雰囲気が良い。
左回りで周回しようと右に進む道は舗装され結構登って、 右に「トレッキングコース専用駐車場」案内と1台止っている広場に着いた。 距離は余り無いが登っていて、 妻は帰りが辛そうだと言うので下山口に駐車しようと戻る。 分岐を逆に登って行くと右手に広くなっている所が有り、 奥の車止め横に「トレッキングコース入り口の案内が立っていた。 ここが西側駐車場で車を止め、 10時15分車道を降り先程の東側駐車場に登って行く。 歩き始めでも有り元気で、 あっという間に東側駐車場に来て向かいの登山口に入る。
入口には「蓼科東急トレッキングコース入口(岩の上から)スタート→」 と書かれ、「岩の上から」の意味が分から無い、 先には林道が続き左には庭に使う為の物か大岩が数多く置いて有った。
横に発行元「東急リゾートタウン蓼科トレッキングコースガイド」、 のパンフが入ったボックスが有る。 林道だと思って歩いて行くが直ぐ終わり、突き当たりに叉案内が立っていた。
林に入ると幅広い道が続き、岩が出て来ると急で道も狭く登山道らしくなり、 滑り易くロープも見られる。
林の中で日は遮られ助かり支尾根に上がる、 登りは緩やかになるが日差しが当る時が多く風も殆ど無く暑い。
平坦になると唐松林の中を行く様になり、 少しで切り開かれた明るい広場に出た。 左右に道は有るが右方向だけ 「蓼科湖」とタウン内の「こぶしの小径へ」の案内がされている。
八子ヶ峰方面左だが四等三角点「凧落」が有る筈だ、 正面の奥に回り込むとベンチの横に三角点が有った。
北に平坦な道を進むと傘を差した一人の女姓がやってきた、 「日焼け避けですか」と言うと恥ずかしげに直ぐ笠をたたまれた。 リゾートタウンの住人で、 ガイドに有る本格的5〜6時間のコースを歩いていると言われる。 蓼科山や厳しい天祥寺原から北横岳直登ルートも登られたそうで、 山歩きを楽しんでいるとの事。 ここに住んでいれば八ヶ岳も近く自然を満喫出来そうで、羨ましい。 犬連れの3人がやってきた、 手入れされた如何にも良い犬だと思うハスキーを連れている。 この方達も山の装備は持って無く、 散歩のスタイルなのでタウンの住人の様子。
少し進むと蓼科山・北横岳、 左には車山と正面に赤い屋根の八子ヶ峰ヒュッテが見えている。
蓼科山を見ながら進むと、 男女のペアが休んでいる大きく開けた眺望ポイントに来た。
ビーナスラインの谷間をを挟んで、 その先左は蓼科山から右は八ヶ岳の西岳迄見えている。
正に雄大な景色が得られていて素晴らしい、 妻が大変喜んでいるので良かった。
只八ヶ岳は左端の天狗と右端の網笠岳及び西岳が僅かに見えるだけで、 残念ながら他の山は雲の中。 朽ちかけているが腰掛けられる木が有り座ってゆっくり楽しむ、 妻は感激を息子にメールを入れていた。
この辺りはハクサンフウロやマツムシソウ・ヤマハハコ等色んな花が咲き、 男女のペアも随分ゆっくり楽しんでいて、 お先にと先に進み軽く登って降ると叉ヒュッテが見えて来る。
右から女神茶屋の道が合流し、 左に登り一番上に小鳥が乗る案内を見てヒュッテ・アルビレオに着いた。 営業していてコーヒーも有ったが、 朝飲んでいて未だ欲しく無いので通過する。
なだらかな丘が広がる中を進むと、 左奥に標柱が立ち「八子ヶ峰東峰頂上1、869m」となっていた。
地形図標高点1,869mを東峰としている様で、 この尾根一帯ではここが一番標高が高い。
妻が石柱を見て三角点?と言うので、 違うこれは三角点で無いしここには三角点は無いと答える。 ヒュッテの所に四等三角点「大石(おおいし)」が有るのを思い出したが、 戻る気にならず先に進んだ。
ハナイカリやウメバチソウが見られ降下して行くと、 トリカブトが咲きツリガネニンジンは終わりの様子だ、 なだらかな道を散策気分で登って行く。
大きな石が散在するコブに上がった、 ここも眺望が開けて気持ちの良い所となっている。 日陰が無いので暑いかなと思ったが、 風も少し有りのんびり出来る丁度良い気温で昼食とした。
先には山頂とされているスキーリフト下り場が見えていて、 男女ペアがこちらに向っている。
南方面も大きく開けていて、八ヶ岳の西岳から右へ綺麗なラインが続いていた。 食べ終わり下山しかけるとお二人が登ってみえて入れ違う、 後ろから休憩の声が聞こえる。
少し急な降りが続き、その先は緩やかな登りでスキーリフト終点に着いた。
マツムシソウの多い中、 コウリンカやウスユキソウ・トモエシオガマ等色々な花が咲いている。
近くにパノラマ写真が有りここから見える山々が書かれていた。
南・北のアルプス及び中央アルプスそれに八ヶ岳、 日本の屋根と言われる山々の眺望が得られる様子。
その先少し高い所に「八子ヶ峰」の山名板が立てられ、 ここが山頂だが三角点が見当たら無い、四等「八子ヶ峰(やしがみね)」が有る筈だ、 帰って調べるとリフト下り場と散策コースの間の様だ。
右下に白樺湖の案内が有り道が付いていた、 ここでもぐるり見渡せる眺望を楽しんで下山開始する。
尾根を緩やかに降ると前にも見られたがノコギリソウが咲いている、 丁度雲が掛かったので急いで撮った。
分岐に来て右はリゾートタウン大回りのルートで、 上部だけの周回ルートの左に進む。
ずっと見えていた蓼科山がだんだん隠れて行くのを惜しんでいると、 林の中の急降下になる。
こちらもロープが有ったが頼らなくても歩ける道で、 暫く降ると林道に出た。
左に林道は続き上に水道施設だと思うのが見られるので、 この施設用の道の様子。 地道の林道を降って行くと良い林が見られる、 道の脇にはフシグロセンノウが咲いていた。
カワミドリの花を見ながら、 林道車止めの脇を通り14時10分車に戻る。 タウンセンターに戻ってコンビニ「サムシング」並びの、 蕎麦処旬泉のソフトクリームを食べゆっくりし、蓼科の宿はチェックイン15時からとの事で、 寄り道せず宿へ行き温泉にのんびり浸かった。 軽い登りで眺望の利く尾根に上がり、 その後ずっと軽いアップダウンの道を散策気分で歩ける、登山とは違うがこういう山歩きも楽しく、 お勧めのコースだと思う。 *関連記録 ⇒「蓼科山」 ⇒「北横岳」
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出会った花: ・イブキボウフウ ・ウスユキソウ ・ウメバチソウ ・カワミドリ ・クサレダマ ・シラヤマギク ・ツクバトリカブト ・ツリガネニンギン ・トモエシオガマ ・ノコギリソウ ・ハクサンフウロ ・ハナイカリ ・フシグロセンノウ ・マツムシソウ ・マルバダケブキ ・ミヤコグサ ・ヤマハハコ ・ヨツバヒヨドリ ワレモコウ |