「マツムシソウ」
長野県立科町 蓼科山にて (2006.8.2)
大河原峠から歩き始め登山道に入る所の草叢に二輪咲き、登山を頑張る様にと励ましてくれていた。
北海道及び本州・四国・九州の山地の草地等に自生し、8〜10月茎上部に淡青紫色の花を付ける。
花は茎が枝分かれした先に頭状に付け、大きさ3〜5cm外側の裂片は上下2唇状で、下側が大きく
3裂し中裂片は浅く2裂、中央の小花は筒状で浅く5裂し雄蕊4個の雌蕊(花柱)は1個。
茎の高さ50〜90cmと高く、葉は対生し羽状に裂け茎上部は裂片が細く中程から下は広くなる。
花の名前は確かな設は無いようで、
①花後の花弁が散った形「松虫鉦」(先が広く元は狭い)に似る。
②松虫(マツムシ)の鳴く頃花が咲くから付いた。
追:マツムシソウ科はスイカズラ科に含められたようです。
注:高山帯に咲く花をタカネマツムシソウ(ミヤママツムシソウ)とし区別する考えも有り、
①草丈:15~40cm(20~90cm)と低い
②花弁の幅が広く間に隙間が無い(隙間有り)
③花の色:濃紫色(淡青紫色)
( )が一般マツムシソウとされるが分岐点が難しい
山歩き記録
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