「ノコギリソウ」
長野県茅野市 八子ヶ峰にて (2009.8.26)
八島湿原から物見岩に登って行くと見られたが、八子ヶ峰は尾根を歩いていると固まって咲き、
一見ヤマハハコに見えるが、葉の縁が鋸に似て名前が付いた通り鋸歯が目立ち見分けが付く。
北海道と本州の山地の草原に自生し、茎上部で細かく枝分かれし散房状に白色の花を付ける。
花は葉脇から出た小枝に、大きさ1cm弱で小舌(ひこ)の長さ3.5~4.5mmの舌状花
5〜8枚と、中央に頭状花が多数の花を付け、総苞は5~7mmの広楕円形で総苞片は3列。
茎の高さ50〜100cm、葉は無柄でやや茎を抱き互生し長さ約8cm長楕円状~披針状で、
多数の櫛の葉状の切れ込みと鋭い鋸歯が付く。
花の名前は葉縁に有る複合鋸歯がノコギリの歯に似て規則正しく並び、ノコギリソウと付いた。
小舌の長さ3mm以下を「山鋸草(ヤマノコギリソウ)」と区別する考えも有るが確立して無い。
山歩き記録
⇒八子ヶ峰
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