「晒菜升麻」   キンポウゲ科サラシナショウマ属
「サラシナショウマ」    岐阜県恵那市 武並町にて (2006.10.18)
瑞浪市大久後の権現山に登ろうと山の中を走っていると、放置された空地の様な所に咲いている、
数は多く有ったが一帯は草が生い茂り近付けず、真っ白な花が揺らいでいるのが目に焼き付いた。
「サラシナショウマ」    長野県軽井沢町  「白糸の滝」にて (2006.8.23)
日当たりの所に咲くこの花は直立ししっかりしているが、ここは日蔭の為かなよなよし風情を感じた。

北海道・本州・四国・九州の山野の林の中に自生、8〜10月花茎の先に白い花をブラシ状に付ける。

花は茎先に長さ15〜30cmの総状花序(穂状花序)を出し密に付け12mm程と小さく、雄花と
両性花が有り5〜10mmの短毛の有る花柄の先に、長さ3〜5mmで先が2浅裂した白色やや幅広
糸状花弁3個有るが、雄蕊の中に紛れて目立たず萼片と共に開花すると落ち、萼片は長さ4〜6mm
の広舟形で蕾を包み背面に短毛。

雄蕊は多数付け無毛で長さ5〜6mmの先が白色で僅かに広がりブラシ状に見え、こん棒状雌蕊が
2〜8個付くが雄花はこの雌蕊が付か無い。

茎の高さ40〜150cm上部で枝分かれし、葉は互生し長い柄が有り2〜3回3出複葉で、小葉は
長さ3〜8cmの卵形で先は尖り縁に不揃いの欠刻状鋸歯が付き、両面に短毛が散生して葉柄基部
は膜質となり茎を抱く。

花の名前は若菜を流水で1〜2日晒し茹で食用としたので更科(さらしな)、根を天日乾燥した生薬
名を升麻(ショウマ)と言い、発汗・解熱・解毒薬とし配合され「更科升麻」と付いた。


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