「釣鐘人参」    キキョウ科ツリガネニンジン属
「ツリガネニンジン」    愛知県新城市 比丘尼城址にて  (2010.10.18)
ミカワマツムシソウが咲く潅木が疎らな所を降っていると、咲いていたが花の 付きが少ない、
然し花の形は良く整っていて愛らしさも有り、品の良さも感じるように咲いていて 良い感じ。
「ツリガネニンジン」     長野県小諸市 浅間山にて (2006.8.24)
車坂峠から表コースを歩き始めると直ぐこの花が咲いていて、何故か痛んでいる花が 多かった。

北海道及び本州・四国・九州の野山の草地に自生し、8〜10月頃茎先に青紫色の 花を付ける。

花は茎先に円錐花序を出し4〜6段に亘って多数の花を付け、長さ2cm程の吊鐘形で 下向き
に数個ずつ輪生状に付け、花冠は先が浅く5裂し僅かに反転し花柱は長く花から突き 出で萼片
は細長く少し反り返る。

茎の高さ40〜100cmと高くなり、葉は卵状楕円形で先は尖り基部楔型で縁に鋸歯 が有り、
普通4〜5枚の輪生だが変異が多く時には対生や互生。

若葉は「ととき」と呼ばれて昔から山菜とし食用され、又生薬名「沙参(しゃじん)」 と言い、
鎮咳や痰切り・強壮の薬効が有り飲用されていた。

花の名前は花の形が寺の梵鐘(釣鐘)に似て、根は薬用の高麗人参に似て「釣鐘人参」 と付く。

        山歩き記録 ⇒浅間山
「ツリガネニンジン」    長野県下諏訪町 八島湿原にて (2006.8.1)
車山肩辺りのニッコウキスゲを楽しみに来たが、今年は良くない年の様で一面と言うには程遠い、
蝶々深山〜車山乗越〜山彦谷南・北の耳〜男女倉山と歩こうと、八嶋ビジターセンターに向った。

ビジターセンターより歩き始めたが物見岩の手前迄来ると、空模様が怪しく諦めて戻る事にして、
奥霧の小屋から左に八嶋ヶ原湿原周回コースに進み、御射山分岐を右に湿原周回コースに進む。

すると俄然花が多く見られるようになり、この花も遊歩道際の休憩所辺りに少ないが咲いていた。

      山歩き記録 ⇒霧ヶ峰(八嶋ヶ原湿原)
*キキョウ科ツリガネニンジン属    ・ハクサンシャジン


TOP 花TOP