167 | (ほうづきさん)466m (妻木富士) (つまぎふじ) |
H19年1月19日 11時10分〜13時20分 岐阜県土岐市 晴れ |
”林道が山頂近く迄 手軽に登れるが 足跡は薄い山” | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「御嵩富士」「笠原富士」と続いて登り、
土岐に「妻木富士」と呼ばれている山が有り行ってみよう。
その他の情報は無く、又地形図を見ても463mの標高点は無い。 妻木から鶴里を見るとなっているので、三角点名「NHK中継所478M」付近の地図を持ち 妻木公民館でお聞きにする事にした。 381号の高田口の信号を左折し土岐川沿いの385号を走り、 日乃出町の信号を右折し土岐川を渡り19号を南下する。 妻木に入り妻木神宮の所を右折すると土蔵作りの様な公民館に来た。 出て見えた女性に用件を伝えると、男性が窓から指を差されたのはNHK中継所方面で無く、 西の東海環状自動車道に近い山だった。
土岐市観光課の463mピークが何処か分から無いが、 466mPに登ってみる事にする。 地形図に466mピーク近く迄林道が行っていて、 この林道で登るのかと聞くと「違う昔登ったが尾根道が林道西に有る」と言われた。 19号から388号に入り林道入り口を過ぎると、 東海環状自動車道の建設で金網がされて山に入れ無くなっている。 峠の先一号池の畔に「花水木ふれあいパーク」公園が有り、 ここの駐車場に止めた。 公園散歩中の二人に登山口を聞くが、 「登った事は無い」「知ら無い」と言われ林道から登る事にする。 11時10分道が無いか見ながら388号を降って行くと、 霞んでいるが御嶽山~中央アルプスが見えた。
東海環状自動車道の橋を渡り少しで、 右側工場の横に林道入り口が見えている所に来る。 結局尾根への入口は見られず林道に入るが、 最近車が入っている感じは無いし人が歩いた形跡も無さそう。
草が生えている林道を行くが湿気た道で余り気持ちの良い道では無い、 前方に急な壁が見え木の根の様な蔓性の植物がびっしりと垂れている。 地形図を見てこの尾根を詰めれば466mピークに行けると思ったが、 とても登る事が出来そうに無い。
右に曲がり林道を登って行く、 再度カーブすると右手に御嶽山と笠置山が見えてきた。 再度曲がると湿気た道は無くなり、落ち葉の感じの良い道と変わる。
何度もカーブしながら登って行くと、 所々ガードレールが見られるが車で走る気がしない程道は痛んでいた。
又も御嶽山から中央アルプスが見えているが、 残念ながら霞んでいて今日は眺望が良く無い。
何か道が有りそうだが見えずそのまま進み、 最後のカーブの先少しで林道は尾根状の所に来た。 林道から右に入ると降り方面に道らしいのが見られるが、 これが公民館で言っていた昔有った尾根の登山道の様子。 戻りその先右側にピンクのテープが付き奥にもテープが続き、 466mP南西の470m強と読めるコブ方面への道が続いている。 帰りに寄るとして林道を進む、 ここからは平坦で一部降りの道となり谷間となった。 そろそろ左の山に入らなければと注意しながら進むが、 とても登れそうな所は無い。 地形図の466m真南辺りに来ると、 人工的に作られたような平坦で幅広い左に入る事が出来る所に来た。
その先なだらかに登っている道が付いていて、 真直ぐに続く林道は少し先で終点となる。 左に登ると少しで鞍部に来た、 右もコブが有るが地形図から左が466mPの為左に進む。 登り切るも林の中で全く眺望は無いし、 人工的な物はテープも含め一切見当たら無い。 妻木富士山頂かと心配になってくるが、 ここが一番高く間違い無く466mP。 先に踏み跡が有るので進んで行く、 一旦降り軽く登り返すと反射板が見えて来た。 「妻木反射板」と書かれ金網の周囲は樹木で入れず、 無理に廻り込む事はしなかったが眺望は得られそうに無い。 山頂下の鞍部迄戻り初めての休憩をした。 反対側のコブも気になり道は無いので強引に登るも、 何も無いし先程のピークの方が明らかに高い。
ピンクのリボンが頻繁に出てくる道は結構明瞭に付くが、 右山でピークに登る気配が無い。 通り過ぎ進んで行くと突然ゴルフ場のコースに出た、 当然柵が有り入るのは不可。 グリーンが見え名岐国際ゴルフ場の何番かのホールで、 先はアンテナが目立つ三国山。 ボールが飛んで来る恐れが有り危険で直ぐ戻り、 桧林の470mPに藪状態を入って行く。 一番高いと思う所も、山仕事の残骸が残っている以外は何も無い。 林道に戻り下山は尾根道が何処に降りるか興味有り、 林道から外れ降って行く事にした。 この尾根の先端は緩やかで降りられそう、 心配は工場に突き当り柵や塀で遮られている事だ。 万一降りられず戻る事になっても、 150m程の登り返しで林道に降りられ問題無い。
最初は溝状の所を降っていて、 道で無く水路かと思いながら進むと右下に林道が見えている、降りてみると 林道の次のカーブ地点で、 又尾根道を降って行くが道と分かる所も多くなりこれは登山道。 それに境界を示す赤い杭が続いている、 尾根が広くなり道が不明瞭できょろきょろと見渡しながら降った。
溝に沿い降ると道は無くなり右下に林道が見え、 地形図を出し確認すると尾根と境界は左に曲がっている。 林道迄少し急だが無理すれば降りられるが、 尾根でと少し登り返すと境界杭が有り道が左に降っていた、 ピンクのテープが目立つ道で、左側桧林の先に車道が見え道は無いが 下草も無く車道に降りられそう。 車道に降りず先に進むと左下に工場が見えている、 敷地際の道を降ると工場内のトイレ横に降り立った。
歩いている人にお聞きすると、 前は登山道が外部道路迄続いていたが工場の敷地拡張で無くなったとの事、 工場の正門は直ぐの所に有り出て確認すると、社名が「アコーセラミック」 となっていた。 車道に出て峠を登った「東草口(ひがしくさぐち)」バス停と、 2棟の中層住宅を見て駐車の公園に戻る。
土岐市商工観光課に行き「妻木富士」をお聞きする、 ファイルを出されここですと463mPを示された、確かに地図も有り463mと 書かれ妻木富士となっている、場所は私の持っている地形図標高点466m。 地形図を見せ「標高が違いませんか」と言うと、 「以前から引き継いでいる資料なので」との事、 「国土地理院が最近標高を変えたのかもしれない」の結論になり、 間違い無く山頂を踏んでいて安心した。 山頂は全く眺望も無く狭い通過点のコブで達成感が乏しい、 登山道も荒れた林道歩きではイマイチ。 尾根道で行く場合はアコーセラミック社内を通る事になりこれはすべきで無い、 南側の明和工業横の道から尾根に取り付けば良いが、但し尾根迄距離は無いが道は無い。 *追記:別ルートの記録⇒ H19年3月28日・・「西尾根ルート」
「地元の富士」
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出会った花: 無し |