146 | (ふじさん)357m (山之上富士) (やまのうえふじ) 高木山 (たかぎやま)344m |
H18年9月14日 12時10分〜16時50分 岐阜県 美濃加茂市 曇り時々晴れ |
”富士山と高木山 両方登れば 満足度は高い” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
腰の具合が余り良くなく軽い所で筋力維持しようと、
近くの「みのかも健康の森」に行く事にする。
地形図を見ると健康の森の道路を挟み東側に三角点の有る「富士山」が有り、 これは登られるのではと思う。 350号青柳橋を渡り41号を突っ切り、 天狗山直ぐ下を走って348号に入ると梨で有名な山之上を通る。 両側に梨園が続き梨を販売している所を過ぎ工事中の41号バイパスに出会う、 バイパスはここ迄開通していた。 そのまま348号を進み、 新しい山之上トンネルを抜け北上すると左に健康の森が有る。 導入路を登って公園内に入り管理棟を見てその先の第一駐車場に止めると、園内の案内看板が有り直ぐ上の山は「高木山」で道路東側の「富士山」への遊歩道も入っていた。 案内は348号を富士見橋で渡り周回出来る様になっていた、然し下の富士下林道の様子が知りたいので、一旦348号に降り林道を歩き帰り富士見橋で戻ろう。
第一駐車場から管理棟に行くと屋根越しに富士山が見えるが、 富士山と呼ぶ程山容は似て無い。
絶叫ローラー(滑り台)の横を通り、 冒険の森の先の階段を降り「あじさいの池」に来た。 「あじさいの池」を通り348号沿いの駐車場を抜け、 車道を少し北に歩き「富士下林道」に入る。
道沿いに黄色い花が見られ時期的にクサノオウでもないし葉も全く違う、名前は何と言うのか? ⇒「カラスノゴマ」 振り返ると富士見橋の上に高木山が見え、 帰りはあの橋を渡って高木山に登る予定。
舗装された道を歩いて行くと山側にハギが見られ、下にはミゾソバが多く咲き白い4弁の花も見られるがセンニンソウの様だ、葉に鋸歯が無く厚い。
舗装が終わり地道になると蛇がコソコソと山に入って行った。 先に山之上富士の指標が立ち、左に入ると道に草が多くなり普通車では少し無理かと思う林道。
先に渋いレトロな感じの建物が見え近付くと休憩舎となっているが寄らず、この先林道は続くが注連縄が飾られている右上に行くと山道が続いていた。
木で土止めの階段の道を登ると直ぐ林道に出て、 先に案内指標が有り山に入って行く。
やはり土止め階段の道で、蜘蛛の巣が登山道に張り出し何度も顔に着き、木切れを拾い振り回しながら登って行くと、上唇が赤いシコクママコナが咲いていた。
全く眺望の無い道をジグザグに登ると平坦となり西に進むと左から道が合流した、指標は無いが方向から富士見橋からの道だ、右の山頂方面に進む。
社が見え「富士山」山頂に着いた、社の左に三等三角点「富士」が有り社は「浅間神社」とされ、平坦な広場だが眺望は無く暗い感じの山頂だ、木々の葉が落ちる冬は居心地良いかも。 特に何も無いので暫くで下山開始し、 分岐迄戻り今度は真っ直ぐ富士見橋方面に降って行く。 (その後に行きましたら一部木が切られて、 眺望が得られる様になっていました)
自然な道となったり階段や岩場も有るが道は良い、 只しこの時期蜘蛛の巣が多くて鬱陶しい。
軽い登りでコブに上がると眺望が広がり、 右に高木山の双耳峰が見え西峰に展望台が確認出来る。
その左には各務原の金毘羅山・明王山と、 鳩吹山の山波が続いていた。
急な降りを暫く行くと分岐に来て指標が立ち、左は山腹を行き最初に通ったレトロな休憩舎に行く、どんな道の様子かと入ると、幅広い林道状の道がずっと続き休憩舎が見えてきたので戻る。
分岐を真っ直ぐ降るとかなりの急降下をし、前方に立派な岩山の「高木山東峰」が見え、少しで富士見橋に来て348号を渡り公園に戻り階段を上がると指標が立っている。
今来た方向は「富士見橋・富士神社・富士山山頂」、 右は「展望台・高木山山頂」となっていた。
右に入ると「つつじの小道」と書かれた案内が立ち、 色々なツツジの木が両側に見られる。 別の案内には市指定天然記念物「ヒカゲツツジ」を始め、 「モチツツジ」や「コバノミツバツツジ」「トウゴクミツバツツジ」等 ここはツツジの宝庫ですと有った。 以前来た時もヒカゲツツジが多く見られ楽しめた場所。
石段の道を過ぎ高度を上げると先程登った富士山が見え、 ここからは少し富士山と思える?
岩場となり滑るので慎重に上がると「見晴らし岩」と書かれた所に来た、下には健康の森の南方面が開け北に高木山東峰が見えている。
緩く降り一登りすると平坦になった、 道は東峰には行かず南側をトラバースして続く。
振り返り東峰を見ると急峻な岩峰だ、 危険なので道は作られて無い様だ。
右側が切れ落ちた尾根を行く、 「扇谷絶壁(おうぎだにぜつぺき)」とされ滑落防止の柵が続く。
振返ると先に富士山が見えている、 先端が尖り過ぎで無ければ少し本物の富士山に似ているのだが! 平坦な道を行くと展望台に着いた、広場の中央に大きな木製の展望台が作られ登ってみるが雲が有り遠くは見え無い、但し澄んでいれば御嶽山や白山等も楽しめそうだ。
一番上は垂直の低い梯子を上るのだが、子供用なのか梯子の上の最上部への入り口が狭い、何とか入れたが太った人は苦労すると思う、それに狭いので人が多い時は登れ無い。 山頂には「美濃加茂市指定天然記念物山之上ヒカゲツツジ群落」の 標柱が立っていた。 ここから南に777段の階段が降り「よろびの階段」、 この展望台は「よろこびの砦」の名前が有る。
階段を降りず尾根を西に進むと一旦降り南側開けた所を通過、 振り返ると先に展望台が見えていた。 「愛宕神社・この先行き止まり」の案内が有る分岐を直進、 少しで愛宕神社に着くとお墓の様な石柱に、愛宕神社と彫られているのが変わっている。
何か神様とイメージが合わ無い、 背後に自然石が奉られて本来はこの石だけだったのかも。
戻り降ると「はぎの道」とされる幅広い道がジグザグに作られ、 途中に大きな木のベンチが有った。
その先でよろこびの階段と合流、 降ると途中に休憩用のベンチが有り急な階段に配慮がされている。
降り切ると園内の車道に出て少し行くと車を止めた第一駐車場に戻り、管理棟でコーヒーセット(コーヒーとケーキその他色々が付いている)を楽しむ。
下に有る自然植物園や虹のトンネルを見て、 公園閉門ギリギリの17時少し前迄遊んで帰った。
ふれあい動物広場や遊具施設・ファミリーゴルフと、 至れり尽くせりの公園で休日には混みそう。 山歩きの対象としては違うかもしれないが、 富士山と高木山を回れば少しは歩き出が有る。 髙木山は眺望に恵まれコースに変化が有り面白い、 冬か平日に来れば静かな山歩きが楽しめそうだ。
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出会った花:・ヤマジノホトトギイス・カラスノゴマ
・アレチヌスビトハギ・コマツナギ・ミゾソバ ・センニンソウ・ツユクサ・ミヤマママコナ ・ゲンノショウコ・メドハギ |