「ニリンソウの群落」
岐阜県山県市 北山登山道にて (2003.4.27)
登山口から入ると花の山らしく色々な花が見られる、只し沢沿いで道は荒れた箇所が有り少し歩き難い、
沢から離れてジグザグに急登すると1本のモミの大木が立ち、尾根道には二輪草が集まって咲いていた。
北海道及び本州・四国・九州の山野の湿気た所に自生し、4〜6月長い花柄の先に白色の花を付ける。
花はスプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれる植物の一つで、茎先に葉を輪生状に付け中心から
長い花柄を普通2本伸ばし花が2個付く。
2個の花の開花は少しずれて、大きさ1.5〜2.5cmの花弁(萼片)5個で稀に6・7個が見られ、
時に花弁の裏が淡い桃色になり、中心に黄色い10本程の雌蕊と周囲に白く長い多数の雄蕊が付き、日
が当たると開き他の時は閉じる。
根茎で増えしばしば群生し茎の高さ15〜25cmとなり、根生葉は長い柄が有り3全裂し、側裂片は
更に2深裂し2回羽状に欠刻が入り、茎葉は無柄で茎を抱き斑模様が見られる菱状倒卵形で裂片3枚は
輪生。
花の名前は二輪草と付いているが、花の付く数は一輪や三輪や四輪も付く事が有り、一輪草の場合は花
は一輪で単に一輪草と区別する為付けられた。
三輪草と言う名前の花も有り、花が一輪や二輪そして三輪も有り、これも二輪草と区別する為単純に名前
が付けられ、三輪草は花の数で無く葉に葉柄が有る事により区別がされている。
山歩き記録
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