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舟伏山
(ふなふせやま)
794m
H19年4月9日
9時30分〜13時40分
岐阜県 山県市
晴れ
 ”人気の山は
 菫は目立つが
 未だ花が少ない”
 この山は9年前の4月に登ったがイワザクラは見て無い、 咲いているとの情報で登る事にした。

舗装された公園となっている
あいの森、この左が小舟伏からの道
 東海環状自動車道に御嵩インターで入り、美濃インターで下りて左折する。

 94号を走り武芸川を抜け418号を西に走るが、 東海環状道のお蔭でこちらへのアプローチも楽になった。

 落合橋で右折し200号に入り神崎川沿いに神崎の集落を目指す。

 この道も一昨年の日永岳以来で懐かしい、 最初は幅広い道だが暫くで狭い道となるがダンプが多く走っていた。

 左側墓地の有る所で左折し、 夏板谷に沿って「あいの森」迄舗装された道を入る。

 あいの森も舗装された所が多く、 それに一段と切り開かれたのか広々としていた。

 左回りで周回するので車は奥の大駐車場に行かず、 帰り道に近い入口付近に止め9時30分歩き始める。
右奥が登山口
立派な登山道案内図を見て奥に行く 大駐車場が現れる、左側にトイレ

 奥に行くと大駐車場に1台の車が止っているだけ、 水場の横から杉林を登って行く。
この水は飲用は? 道はしっかり付いている
水場の横が登山口 杉林の中を登って行く

 カタバミが多く見られるが未だ蕾で開いて無い、 ここから杉林の中ジグザグの急登が始まった。
最初から急登で苦しい ミヤマカタバミ・スミレが多い
ジグザグの道だが急登 一旦尾根に上がるが再びジグザグの急登

 一旦尾根に上がるが又ジグザグの登りが続き前回来た時悲鳴を上げた所、 汗びっしょりになり登り切ると平坦な尾根道と変わるが、杉林が続き周囲は暗い。
なだらかな道 今までは杉林の中で暗い
尾根に上がりなだらかに 明るい桜峠に到着

 明るい桜峠に着いた、 石組みの中に石像が鎮座され周囲は明るい場所となっている。

 丸太に腰掛け休むが峠でも殆ど眺望が無く、 先に進むと自然林で木々は芽吹き前の明るい道が続く。
斜面が荒れているのが気になる やっと眺望が広がる
自然林となり芽吹き前だが気持ちが良い 左に下山道とする尾根が見えている

 左に小舟伏山が見え、 スミレが咲き殆どタチツボスミレだがエイザンスミレやシハイスミレも有った。
叡山菫 紫背菫
エイザンスミレ シハイスミレ

 背後に見えている山は「天狗ヶ城」か?カタクリも咲いているが数は少無い。
立坪菫 随分登って来た
タチツボスミレ 登山口の「あいの森」は遥か下に

 なだらかになり「みのわ平」に着く、 平らな空間は前回来た時芽吹いたばかりの緑が美しかった。
ジグザグに登る ここも以前より開けている
急な登りを行く 平らな林が広がるみのわ平

 休憩したが今日は未だ芽吹き前、 少しで先に進み暫く行くとジグザグの急登に変わる。

 ニリンソウが咲いていて、少ないがキクザキイチゲも見られた。
急登だが歩きやすい道 二輪草
岩が少し有る急登 紅差したニリンソウ

 6〜7人の集団が前に見え、近付くと男性が道を空けてと皆さんに声を掛ける、 先に行かせて頂き先頭の女性に「イワザクラは見ましたか」と言うと、 どんな花?と言われ駄目だ。

 少しで登り切り道を外れて捜したが花の気配も無い、 未だ咲いて無いのかと思いながら山頂に行く。
山頂は平らな所が多い あっけにとられる位広い
なだらかな道を左へ進む 一段と広くなった「舟伏山」山頂

 広々とした山頂部の奥の中央部辺りに、二等三角点「船伏山(ふなぶせやま)」 が有る山頂に着いた。
 山名表記「舟伏山」だが、点の記「船」の字で読み「ふなふせ」、 点の記の点名は「ふなぶせ」ふ⇒ぶ。

 前に来た時も山頂部は広い印象だったが一段と切り開かれた様子、 山頂に有る看板に舟伏山に咲く花が写真入りで有り、 一番初めにイワザクラが入っている。
ここからは近い
霞んではいるが能郷白山が近い
反射板手前は今も笹薮か?
大白木山は山頂の反射板も確認出来る

 北面霞んでいるが大きな「能郷白山」が見え、 右の「大白木山」は形良く山頂の反射板も確認出来た。
舟の字が一般の呼び名と違っている 南は何時も霞んでいる
二等三角点名「船伏山(ふなぶせやま」 南面大きく開けているが霞んでいる

 南面は霞んでいて良く分から無い、 集団の方が昼食とされる横でこちらも食事とする。

 「京丸屋敷」の話が出てきたので、「豊橋方面からお見えですか」と聞くと 浜松から来られたとの事、京丸屋敷の地元となるが、 朝五時に出て来たと言われここ迄来るのは大変だ。
葉が出てくると見えなくなるのでは 登山者が多いので道は良く踏まれている
西に進むと林越しに小舟伏山が見えて来る こちらも良く踏まれた道が続く

 山頂にもキクザキイチゲが咲いていたが写真も撮らず、 お先にと下山開始し小舟伏山に向かうと、 降る途中から林越しに小舟伏山が見えている。

 緩やかになり少しの登りで小舟伏山に着くと、 以前は無かった山頂標識が立っていた。
以前は無かった山頂板 これが長い
「小舟伏山」山頂 ジグザグの急降下が始まる

 そう言えば今迄も途中も随分指標が見られた、これも前回は見て無い。

 急な降りが始まり、ジグザグの急降下がこれでもかと言う程続いている。
今日は良く見えない 筆竜胆
下山路の眺望ポイント 咲き始めのフデリンドウ

 相変わらずスミレが多い、ニリンソウも咲き始めている中フデリンドウを見付けた、 フデリンドウの良い写真が撮れて無くチャンスだが陽射しが強い、 雲が掛るのを待つが来ない。

 雲が来たと思うと一瞬でシャッターチャンスを逃し、 風も有り時間を掛け撮ったが結果はもう一つ。
杉林になると登山口は近い 沢沿いはミヤマカタバミが一杯咲いている
杉林の中を下る やっと沢に下りなだらかに

 どんどん降って行くと杉林の中に入り、急降下すると沢へ降りた。
橋の上にもカタバミが咲いていた 深山傍食
橋を渡る ミヤマカタバミ

 沢沿いに行くとミヤマカタバミがあちらこちらに咲き今が盛りの様子、 これも風が有り日が射しているので、なかなかシャッターが押せず暫く待って撮る。
牡丹猫の目草 三葉土栗
ボタンネコノメソウ ミツバツチグリ

 後から集団が下山して来るのかなと思ったが、 会わ無い内に撮り終え14時30分車に戻った。

 その後里に下りて辺りを散策し、イワザクラとゴロゴロの滝の写真を撮って帰る。
林道沿いに有る滝 岩桜
ゴロゴロの滝 イワザクラ

 指標も随所に有るが、登山者が多いので必要無いくらい道は明瞭に付いていた。

 今日も浜松のグループが来ていたように、 この地方で良く知られた山で休日は混むと思う。

   *追記:別の時に撮った岩桜を含む舟伏山の⇒ 「写真記録」


本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
出会った花: ・タチツボスミレ ・エイザンスミレ ・シハイスミレ ・ニリンソウ ・キクザキイチゲ

       ・ボタンネコノメ ・ヤマルリソウ ・フデリンドウ ・カタクリ  ・ヤマネコノメソウ

・ツルネコノメソ ・ミヤマカタバミ


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