「岩桜」    サクラソウ科サクラソウ属
「イワザクラ」      岐阜県山県市 舟伏山にて (2010.4.21)
天気が良すぎ色飛びしそうの為待ち、薄雲が来て日差しが弱まったので急いで撮るが僅かの時間、
垂直に近い岩壁に咲いているのが多く写真の撮り易い位置で、何とか花の可愛さと美しさは出た?
「イワザクラ」      岐阜県山県市 神埼川支流にて (2007.4.9)
川の険しい岩壁にへばり付いて咲き、花の色や形が良いし厳しい条件に咲いていて余計に美しく思う。

岐阜県及び紀伊半島・四国・九州の限定地に自生し、4〜6月岩混じりの斜面や岩の棚に花を付ける。

花は春に伸ばす高さ5〜15cmの花茎の先に紅紫色の花を2〜5個散形に付け、大きさ2.5〜
3cmの花弁状に5裂の合弁花で裂片の先は浅く2裂し、花の喉部は橙黄色か黄白色で、蕚は薄緑色
の半ば迄5裂し蕚裂片は鋭頭。

サクラソウ属は「短花柱花」と「長花柱花」が有り、1枚目と3枚目写真は短花柱花で2枚目写真は
長花柱花、短花柱花は雄蕊5個が見え雌蕊花柱は隠れ、長花柱花は雌蕊花柱が見え雄蕊5本は短く
隠れた状態。

葉は数枚根元に集まり円形か縦長気味円形で基部心形の長さ3〜7cm、縁は不規則に浅裂し不揃い
の鋸歯が有る。

花の名前は主に岩の多い石灰岩地に自生し、花が桜の花に少し似て「岩桜(イワザクラ)」と付いた。
*サクラソウ科サクラソウ属    ・ヒメコザクラ  ・ヒナザクラ  ・ハクサンコザクラ


TOP 花TOP