「姫一花」    キンポウゲ科イチリンソウ属
「ヒメイチゲ」   岩手県 八幡平登山道にて (2007.6.13)
八幡平の山頂から源太森経由茶臼岳に向かい、茶臼山荘を過ぎ最後の登り途中に見られ、
林の中コミヤマカタバミと競っている様子で凛と咲き、尚茶臼岳の山頂は眺望絶佳だった。

      山歩き記録 ⇒八幡平
「ヒメイチゲ」   長野県清内路村 横川山登山道にて (2006.5.21)
清内路の「ふるさと自然園」から南沢山山頂を踏み、前方に見えている横川山に向かう、
笹が切り開かれた見晴しの良いなだらかな道を行くと、登山道脇に固まって咲いていた。

    山歩き記録 ⇒横川山
「ヒメイチゲ」    岐阜県白鳥町 銚子ヶ峰登山道にて (2002.5.25)
「石徹白大杉」と「白山登山口」の案内が立つ登山口より登り始める、土壌が肥えて花の多い山で、
オタケリ坂の急登を過ぎ神鳩ノ宮避難小屋に来て、その先緩やかになると花が一段と多く見られた。

北海道及び本州近畿地方以北の山地~亜高山・高山の林床や高地の草地に自生し、5~8月茎先
に白色の花を1個付ける。

花は大きさ1cm程と小さく、花弁は無く白い長楕円形萼片5個と葯が白い雄蕊10数本の雌蕊多数。

茎は直立し高さ5~15cm茶褐色の伏毛が有り、根生葉は細い柄が有り3出複葉の広卵形で、長さ
幅共1〜3cm不整の鋸歯が有り、茎葉(総苞葉)は3裂を3個輪生しその中心から花柄を1本出し、
裂片は3全裂の披針形で縁に少数の粗い鋸歯が見られる。

花後の実(集合果)は「金平糖(コンペイトウ)」に似た形状。

花の名前は一株の茎先に花を1個付け「一華」、小さな可愛い花で姫とし「姫一華(ヒメイチゲ)」。

北海道にエゾイチゲ(ヒロハヒメイチゲ)が自生するが、名前は似るが花の大きさ1.5~2cm
花弁(萼片)は5~7個で葉は卵状長楕円形とかなり違う。

      山歩き記録 ⇒銚子ヶ峰
*キンポウゲ科イチリンソウ属

 ・キクザキイチゲ  ・アズマイチゲ  ・イチリンソウ  ・ニリンソウ  ・サンリンソウ  ・ハクサンイチゲ


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