「サンリンソウ」
岐阜県白川村 籾糠山登山道にて (2007.5.28)
花の山の籾糠山のニリンソウ大群落地帯を行き、少し違うと思い見ると葉に葉柄が付いていた。
葉はイチリンソウ・ニリンソウ・サンリンソウ共三枚付き、葉柄が有る無しと葉柄長さが違い、
写真短い葉柄が有りサンリンソウ、名前はサンリンだが花は普通1〜2輪で稀に3〜5輪付く。
北海道・本州中部地方以北の亜高山の林縁に自生、5〜7月花茎の先に白色の花を1個付ける。
花は1〜5本の花茎を出しそれぞれに付け、大きさ約1.5~2cm楕円形~長楕円形の花弁
(萼片)5個で、稀に6~7個も有り。
茎の高さ15〜30cmとなり、根生葉は3出複葉で小葉は更に2深裂し、茎葉は短い柄が有り
3枚が輪生して3深裂し裂片の縁は欠刻状で、ニリンソウに見られる葉に付く小さな斑は無い。
本種は根茎で増え、匐枝を出して繁殖し群落を作る事が多い。
花の名前は確かな説が無く、茎先の花数が1〜5輪で3輪とは限らないが、先に二輪草が有り
それより花の数が多く三輪草と付いたと推測。
ニリンソウも花数はサンリンソウと同じ1~5個だが無柄で葉に白い斑が有り、イチリンソウ
は茎先の花数は1輪だけ付ける。
風が常に吹きなかなか撮れず、又天気は雲の無い晴天で隠れる気配も無く上手く写せ無かった。
山歩き記録
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