「ニッコウネコノメ」
岐阜県中津川市阿木
天狗森山登山道にて (2007.5.11)
天狗森山と橋ヶ谷山に登って長い林道を帰る途中、林道の擁壁から水が流れ出ている
脇に咲いていた。
本州及び四国の低山~山地の谷間の湿気た所に自生し、4~5月頃花茎の先に淡黄緑色
の花を付ける。
本種はイワボタンの変種とされ、花茎は直立し高さ5~20cmで暗紅紫色を帯び無毛、花弁は無く
淡黄緑色の萼片が斜開~平開し、雄蕊は普通8個で長く萼より飛び出し葯は赤褐色で後
に黒色となり、
花柱が2個。
最頂部の苞葉は卵形の淡黄緑色をし、下部の葉は対生し葉先に鋸歯が有り下半部が淡黄
緑色~黄色
に近くなり三角状卵形で、普通根生葉は花期には残らず、茎葉は柄が有り1~2対が対生
し広卵形で脈
は白味を帯びる。
花の名前は栃木県の日光で最初に見付けられ、「日光猫の目(ニッコウネコノメ)」と
付いた。
母種とされる「岩牡丹(イワボタン)」は葯が黄色で萼裂片が斜上するとされるが、未だ会えて無い。
山歩き記録
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