214 | 2,956m
H19年8月10日 |
6時55分〜15時30分 長野県 駒ヶ根市 晴れ
”山頂~馬の背道は | 切り立ち眺望良く アルプスを感じる” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
妻が何処かへ行こうと言う、
八ヶ岳の赤岳に登りたいがこの前の硫黄岳の感じでは山頂部に泊まらないと難しい。 然しこの時期山小屋の混雑を考えると行く気が失せる。
木曽駒はロープウエーの混雑が心配なのと、 花が多いと言う濃ヶ池に回りたいので一番のロープウエーに乗ろうと4時前に家を出る。 駒ヶ根IC近くに来ると、中央アルプスがくっきり見えて天気は良さそうだ。 インターを下り5時20分菅の台バスセンターに着くと、10人程しか並んで居ない。 駐車場もかなり余裕が有り、バス乗り場に一番近い所も空いているので止めた。 準備をしている間に増えて20番目位に並んだが、バス停のベンチに腰掛けられる位置。 続々と登山者が来て5時40分位になると、後ろにも20人程が並んでいる。 乗車券を売り始めたが窓口が一つなので並んで待っているとバスが入ってきた、 臨時のバスが出る様だ。
前に20人位と思ったら、 仲間が居て横から入りほぼ満員だが補助席は空いている。 係りの人が中の状況を再確認し、 補助席で無い最後の乗車客として乗れた。 黒川平で停車し登山者を乗せ補助席も満席、 前に経験の立って乗車は止めた様子。 しらび平に着くと直ぐ一番のロープウエーに乗られたが、 満員で周囲は殆ど見られ無い。 6時50分千畳敷に着いた、 駅の背後に出ると南アルプスが綺麗に見えていて富士山も顔を出している。
前回直ぐ登り妻が調子悪くなった、 高度に慣らそうと山際の道で無く右手散策路に下り剣が池方面に行く。 この辺り白いコバイケイソウと黄色いシナノキンバイが群生していた。
宝剣岳を主とするカールの景観も見事だ、 池を通り左からロープウエー駅からの直進の道と合流し登りに入る。
シナノキンバイが斜面を黄色に染めて、 よく見ると同じ黄色の花でキンポウゲの花も混じり咲いていた。
白いハクサンイチゲが見られる、この花は大きいので目立っていて美しいと思う。
ジグザグに付けられた道を登って行く、 快晴で日差しは強いがからっとし暑さは余り感じ無い。
振り返ると南アルプスがずらり見えパノラマが美しい、 中央には小さいが富士山が覗いている。
最後はガレタ斜面を登りイルカ岩の下を通って、平坦な乗越浄土に上がった。
左に進み宝剣山荘の際を通り見えている中岳に向かい、コマクサの栽培地の先に行くと、 天狗岩の右に三ノ沢岳が秀麗な姿を見せていた。
尾根道を緩やかに登ると中岳に来た、右に入ると大岩の間に社が鎮座している。
ここからの眺望は素晴らしい、 北アルプス穂高や槍が見えているし八ヶ岳も全て確認出来た。
ゆっくり休憩し一旦降って木曽駒ヶ岳山頂に向かう、 降り切り左に中岳トラバース道を見て登りに入る。
白い小さな花が集まって咲いているイワツメクサが、 大分前から目立っていたがこの辺りも多い。
9時10分一等三角点「信駒ヶ岳(しんこまがだけ)」と、 駒ヶ岳標柱の立つ「木曽駒ヶ岳」山頂に着いた。 大勢の人が休んでいる山頂は結構広い、 妻が「富士山が噴火しているように見える」と言う、確かに頂上の上に噴火している様に雲が有り、これは面白い物が見えた。
然し少しで雲の形は変化し、その後は全体に雲が多くなり眺望は悪くなってくる、朝早く登って良かったと思う、どんどん登山者が到着して山頂一帯は賑やかになった。
|