「白花苦菜」     キク科ニガナ属
「シロバナニガナ」    山形県 蔵王山にて (2010.7.)
無料の蔵王エコーライン~有料の蔵王ハイラインを走って、レストハウスの有る駐車場迄上がり、
遠くに蔵王山山頂とされる熊野岳迄、緑の水を湛えた御釜を見ながら殆ど平坦な道を歩いて行く。

コマクサが多い中初めてのオノエランに会い戻って、駐車場直ぐ上三等三角点「苅田岳」を確認、
シロバナニガナは苅田岳に行く道の途中に見られ、場所はコンクリート階段の法面に咲いていた。

       山歩き記録 ⇒蔵王山
「シロバナニガナ」    岐阜県白川村  白山平瀬道にて (2009.8.5)
平瀬の登山口から登り始めると流石は白山、見事な大木が次々見られ又登り易い道が続き、
そろそろ大倉山避難小屋が近いと思う頃、シロバナニガナが咲きオトギリソウも近くに有った。

白山の花は土壌が肥えているのかしっかりした草姿が多くて、見た花は元気の良いのばかり。

山渓の図鑑ではシロバナニガナはニガナの変種とされ、小花は7~11個とハナニガナと同じ、
何故ハナニガナの変種で無くニガナの変種か、シロバナとハナニガナは同時期に見付けた?

       山歩き記録 ⇒白山
「シロバナニガナ」 「タカサゴソウ?」   長野県 霧ヶ峰にて (2005.6.23)
蓼科高原に泊まり、翌日霧ヶ峰を歩こうとビーナスラインを走っていると妻が気持ち悪いと言う、
くねくねと走ったので車酔いの様だ、売店レストランの有る富士見展望台で車を止めて休んだ。

山側に狭い道が付くので妻を残し入って行くと直ぐニガナが咲いていたが、笹原の中の為か
痩せて弱々しい容姿。

北海道及び本州・四国・九州の山野や丘陵に自生し、5~7月茎上部で枝を分けた先に白色の
花を付ける。

ニガナの変種とし全体に大きくなり舌状花も多く、大きさ2cm程の舌状花7~11個だけの花、
但し舌状花が5~7個の花をシロニガナ、8~11個のをシロバナニガナと分ける考えも有る。

茎の高さ20~70cm、根生葉楕円形で時に羽状をし縁に鋸歯が有り茎葉は披針形で茎を抱く。

本州・四国・九州の日当たりの良い野原や芝地に自生の似た花で、タカサゴソウと呼ばれるのが
有り、花弁の裏が淡紫色を帯び、葉が根元に集まり細長く縁に疎らな鋸歯が出る事が有る。

写真は葉の特長が似て「高砂草」かもしれない、花弁の裏が淡紫色を帯びるとの特長は未確認。

        山歩き記録 ⇒霧ヶ峰

*追加:2013年APG分類体系でキク科ニガナ属はキク科 タカサゴソウ属に変更されました
*キク科ニガナ属   ・オオジシバリ  ・ジシバリ  ・タカネニガナ  ・ニガナ  ・ハナニガナ


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