「苦 菜」     キク科ニガナ属
「ニガナ」   岐阜県瑞浪市 屏風山山麓にて (2009.5.18)
屏風山の南東山系の車道を走っていると、 道路の脇に苦菜が咲いていて撮るが、
茎が細くて少しの風でも揺れ、 上手く撮れ無いかと思ったが花に焦点が合った。
「ニガナ」     岐阜県揖斐川町 金糞岳にて(2009.6.25)
坂内集落の先「夜叉ヶ池・三周ヶ岳」登山口の手前から、金糞岳登山口に行く鳥越林道は長い、
然し林道途中には美しいヤマアジサイも多く見られ、又ハナニガナと共にニガナも咲いていた。

北海道及び本州・四国・九州の山野や道端に自生し、5〜7月茎や枝先に黄色の花を付ける。

花は茎先で枝分かれした集散花序に数個ずつ付け、大きさ1.5~1.9cm程で舌状花が5~
7個だけの花で先が5浅裂して鋸歯状をし、雄蕊は筒状に合着し先が二岐の雌蕊を抱く、総苞
は長さ8mm程で総苞片は2列、極短い鱗片状総苞外片と長い総苞内片が各5~6個。

茎は細くて高さ20〜50cm、根生葉は長い柄が有りへら形や鉾形の倒披針形で長さ13~
18cmで、時に様々に切れ込む事が有り、茎葉は少数を互生し縁に毛状鋸歯が有り基部円形
で茎を抱く。

花の名前は昔から茹でて食べられていたので「菜」と付き、葉や茎を切ると苦味の有る乳液が
出て「苦菜(ニガナ)」と付いた。

       山歩き記録 ⇒金糞岳
*キク科ニガナ属   ・オオジシバリ  ・ジシバリ  ・シロバナニガナ  ・タカネニガナ  ・ハナニガナ


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