「ハナニガナ」
福井県大野市 仏御前の滝にて (2008.5.13)
158号の駐車地に止め遊歩道を上がると、落差100mと言う滝近くの斜面に花が咲いていた。
北海道・本州・四国・九州の山野や丘陵・野原に自生、5〜7月頃茎上部に黄色の花を付ける。
花は散房状に付け、同じ黄色のニガナ1.5cmより大きい径約2cm、黄色舌状花7〜11枚
の冠毛は淡褐色でなかなか美しく、総苞の長さ約7〜8cm。
茎の高さ40〜70cmと高くなり上部で枝分かれ、根生葉は長い柄が有り縁に疎らに鋭い鋸歯
の有る披針形〜倒卵状披針形で頭大羽状裂葉等変異が多く、茎葉は無柄で基部は茎を抱き
毛状の鋸歯が有り長さ3〜10cm幅1〜3cm。
本種の扱いは「シロバナニガナ」の1品種の位置付けとされ、似る「ニガナ」は舌状花5~7枚
で「ノニガナ」は舌状花15~25枚の葉の基部矢尻型に尖り茎を抱く。
⇒「仏御前の滝」
*2013年APG分類体系でキク科ニガナ属はキク科タカサゴソウ属に変更された様です。
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