「赤八染」 「赤城躑躅」    ツツジ科ツツジ属
「アカヤシオ」 「アカギツツジ」    岐阜県中津川市 小秀山にて (2007.6.2)
小秀山に登ろうと二ノ谷から入り、 木で階段状に整備された立派な谷沿いの道を一番奥の「雄滝」迄進む、
ここの左に「登山者の方へ軽装で登れません」の注意看板が有り、 入ると一挙に一般登山道らしく変わる。

少しで雄滝の上流部に来て、小さな「子滝」の直ぐ前を通った先で左に回り込み、 登山道らしくなった道を
登って行くと、赤八染が満開で咲いていたが登山道から少し離れて近付けず、 アップ写真は撮れ無かった。

        山歩き記録 ⇒小秀山
「アカヤシオ」 「アカギツツジ」    岐阜県川辺町 納古山にて (2007.4.11)
今年も納古山の西尾根にツツジを見に行くと、 アカヤシオが見頃でヒカゲツツジが五分程度
でミツバツツジは咲き始めだった、 アカヤシオは色が優しい桃色が良く好感が持て蕾も良い!
「アカヤシオ」 「アカギツツジ」      岐阜県川辺町 納古山にて (2006.4.25)
NTT川辺無線中継所から西尾根を山頂に向け歩き出すと、 ヒカゲツツジとミツバツツジが咲いている。
その内にアカヤシオも出てきて三種類のツツジの競演が続く楽しい道となり、 これが山頂近く迄続いた。

近畿地方以西及び四国・九州に生育する「曙躑躅(アケボノツツジ)」 の変種とされ、福島県〜兵庫県
の日当りの良い山地の岩の多い所に自生、4〜5月頃葉に先立ち枝先の花芽に 濃桃色の花を1〜2個
やや下向きに付ける。

花柄の長さ1~1.5cmで長い開出腺毛が散生し、 花は径約5cmの深く5裂し広く開いた漏斗形で、
裂片は倒卵形で先は僅かに凹み、雄蕊10個で上の5個は短く下5個は長く、 花糸の下部に軟毛
が散生し、雌蕊は1個で無毛。

良く似る「曙躑躅(アケボノツツジ)」は花柄や雄蕊の基部無毛で区別し、 違いはこの点だけとされる。

木の高さ3〜6m樹皮は滑らかで灰黒色~灰褐色、 葉は輪生状に5個付き長さ3〜6cmの楕円形~
広楕円形で先は短く尖り、葉質はやや硬く表面主脈上に剛毛が疎らに散生し、 裏面主脈の基部に短毛
が散生して軟毛が密生、縁には疎らに長毛が付く。

花の名前「八汐(やしお)」は染料に何度も漬け濃く染める事を言い、 花の色が赤で「赤八汐」と付く
とされるが、確かにしっかりした桃色だが色自体優しい感じがする色なので「赤」?

別名アカギは群馬県の日本百名山「赤城山」に由来し、 赤城山はツツジの大群落が山を彩りツツジの
楽園とも言われて、特に10万株と言うレンゲツツジの大群落が有名だが、 アカヤシオは一番早く咲き
ツツジシーズンの訪れを告げる花とされる。

       山歩き記録 ⇒納古山
*ツツジ科ツツジ属   ・コバノミツバツツジ  ・トウゴクミツバツツジ  ・ムラサキヤシオ

  ・モチツツジ  ・ヤマツツジ  ・レンゲツツジ


T0P 野山の花