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納古山
(のこやま)(のうこやま)
633m
「西尾根〜山頂〜納古口」
H18年4月25日
9時〜14時45分
岐阜県川辺町
曇り一時雨後晴れ
”西尾根は道が面白く
 ツツジが咲き競い
 楽しめるルート”
 納古山はヒカゲツツジが多く咲くとされ時期を狙っていた、 そろそろ良さそうだ。

 天気予報は午前中一時雨の予報で、大した事は無さそうなので行く事にする。

右が納古口コース登山口
NTT中継所と納古口登山口の分岐
 ツツジが一杯咲いていそうな「西尾根コース」で登り、 下山は「納古口コース」の周回コースとした。

 7時50分家を出て、 兼山から351号で418号に合流し新山川橋で41号に出る。

 左折し中川辺駅手前の三叉路を右折、 高山線を渡り80号を三和町に向かう。

 立派な三和小学校を右に見て右折97号に入り北上、 道路改良工事中の所を過ぎ少しで右に「納古山登山口」の案内が有った。

 右折し狭くなった道を入ると左に最終民家が有り、 ここから地道と変わる。

 かなり痛んだ林道を進むと右に一軒の家を見て、 橋に来ると道は二股に分かれていた。

 「納古山登山口」の案内が有り、直進は西尾根へのNTT中継所で 納古口コースの右に進む。

 かなり痛んでいる林道を谷沿いに走り堰堤に来ると、 堰堤上に5〜6台駐車可能なスペースが有る。
ここまでも道はかなり悪い 納古口登山口まで約300m
堰堤が見えてくる 堰堤の後ろの駐車スペース

 この先納古口登山口迄入れるが駐車場所が余り無く、 車のすれ違いを考えるとここに止めた方が良い。

 9時歩き始め来た林道を橋の二股の所迄戻り、右に曲がって林道を歩きNTT無線中継所に向かう、 杉の植林帯で暗い谷沿いの道は見るべき物は無く、白い花の「モミジイチゴ」の木が目立つ程度。

 道は良い状態で4Wでなら全く問題は無い、普通車でも通れるかなと思う。
紅葉苺 右の林道は暫く行くと道が無くなる
モミジイチゴ 分岐は左のチェーンが有る方に入る

 二叉に来ると左がNTT川辺無線中継所への道でチェーンで一般車は入れ無い、 右は地形図に無線中継所迄破線が続き、前に辿ると林道が300m位続きその先途中で消えた。

 チェーンの横を通り左に入る、ここからは良く整備された道で舗装箇所が多い、 少し入った辺りから雲行きが怪しくなり小雨が降り出したが、10分位で明るくなり止んだ。

 天気予報からこれ以上悪くならないと思うので、このまま登る事にするが岩場が滑らないかが心配。
光が入り新緑が映えている
雨後で新緑が綺麗なNTT中継所への道

 雨後の新緑が綺麗な道は結構登っている、どんどん高度を稼いで行くと無線中継所が見えてきた、 10時20分NTT無線中継所に着くと中継所の右手にこれから登る尾根が見られる。
中継所の右の尾根がこれから歩く西尾根 草が一杯あり歩き難い
未だ遠いがNTT中継所が見えてきた 中継所の金網の右を入り山に

 中継所左側の枯れた草が山と積まれた所を行くが、 左の石積の下はかなり深いので落ちたら大変。

 右の金網に寄ると枯草が一杯で歩き難いが無理に入り中継所の裏に来て左へ微かな道を見送り、 右に中継所を回り込むと左にコブへ登る薄い道が有る。

 短いがかなり急な道を登るとその先は尾根伝いに明瞭な道が続いていた。

 (中継所の左の金網の際の道が行けないなら、 戻り中継所手前道のカーブ地点が直ぐ山に取り付ける。
 又は道は無いがそのまま直登しコブに登るか、 直登しないで斜面を左に行けば道に行ける)
ピークに上がるにはかなり急な登り
中継所右のピークに上がれば明瞭な道が有る

 尾根を歩き始めると直ぐヒカゲツツジが咲き、 写真を撮ろうとするが風が強くなかなか写せ無かった。
日陰躑躅
ヒカゲツツジ

 ミツバツツジも多く次々ツツジが咲き楽しめるが、 写真を撮るのに時間が掛かって前に進ま無い。

 適当に切り上げて進むが止まってばかりだ、 然し先に行くと咲いて無いかもしれないとの懸念も有る。
小葉の三葉躑躅
コバノミツバツツジ

 急に降り始め道らしいのは無いが降る所に赤テープが付いてそのまま進むが下の谷は深そうだ、ひょいと右を見ると尾根が見えている。

 おかしいと思い地形図を出すと、山頂方向には急な降りは無いので支尾根に入った様子。

 同じ様に間違えて入った人のテープに釣られてしまった、 登り返しは大変だが早く気付いたので直ぐにコブに戻る、ここは未だ無線中継所が見える地点。
大きな岩が出てくる
岩が有ったりして変化の有る道

 コブを右に進むとこちらは道がき、 軽く降り又登り返したので地形図565mPに来たと思う。

 アップダウンが続く変化の有る道が続いている、 それに岩場も時々出てきて面白く飽きない。
赤八染
アカヤシオ
赤八染
アカヤシオ
赤八染 赤八染
アカヤシオ アカヤシオ

 アカヤシオも出てきて三つのツツジの競演が続いて楽しい! アカヤシオは樹高が有り風に揺れ写真が取り難く時間が掛かる、 只天気は良くなり急ぐ事は無い。
尾根の右側を回り込むのが多い
登山道は狭い尾根で拾い易い

 イワカガミが咲いているが、未だ咲き始めで蕾みが多かった。

 それにしても普段余り見掛け無いヒカゲツツジの多い事、 三種類のツツジの中で一番多いと思う。
日陰躑躅
ヒカゲツツジ

 所々開ける所が出て来るが、遠くの山は霞んでいるし今日は雲が有り見え無い。
新緑で山肌が美しい
尾根道より北方面
小葉の三葉躑躅
コバノミツバツツジ

 岩を掴んでの登りとなったり又降ったり、平坦な道との繰り返しが続いた。

 アップダウンの連続で疲れて来たなと思っていると、 前方に顕著なピークが見えてきて山頂の様子。
特に急ではない
納古山山頂への登りになった

 急な登りになるとツツジが少なくなり、 上がると平坦で4人の女性が昼食を取っていて山頂は風が強い?

 少しで大岩の下に来て通常のコース迄行かず左に急登し12時45分「納古山」山頂に着いた、二等三角点「岩戸山(いわとやま)」の有る山頂は、大勢の人が昼食中で10人以上は居そう。
霞んでいるので、やっと中央アルプスが見えた程度
納古山山頂から中央アルプスが見えていた

 眺望は雲が有って良く無い、 中央アルプスが見えている程度で恵那山も霞んでいる。

 風が強くコンロを使おうとするが点火しない、 横の女性が風避けフードを使ったらと持って来られた。
山頂は大勢の人が休んでいた 山頂から直ぐ下にある分岐
「納古山」山頂 山頂下の分岐右の納古口へ

 お借りするとコンロが使用出来た、次々と下山されフードを借りた二人連れの女性だけになり、お二人に「西尾根良かったですよ」と言うと、やはりこのコースはご存じ無かった。

 13時35分下山開始、直ぐの分岐を納古口コースに入り降って行く。
岩の間を潜れる 川辺町と恵那山方面が見える
納古口コース直ぐの大岩 松と岩で庭園風な所

 大岩からの眺望も前回の3月末と殆ど変わらず、霞んでいて余り良く無い。
こちらのコースはミツバツツジも少ない 小牧谷コースと納古口コースの分岐
ミツバツツジも咲いているが少ない 先回小枝の先へ入った、今回右に

 前回跨いで入った小牧谷コースの小枝が積まれた所を見て、 今日は右の納古口に降って行く。

 尾根を急降下して行く道は、ミツバツツジが咲いているが他のツツジは見られ無い。
テープを見ながら下りて行く 花も無く荒れているので歩きたい所では無い
谷に急降下して行く 谷は荒れていて分かり難い

 テープがやたら多い、少し分かり難いので仕方が無いかもしれないが。

 谷へ降りて行くこの道も急降下だ、 ここから谷の道は荒れ歩き難く然も暗い所で何も無く面白みが無い、 谷に流れが出て来たので右に左に渡りながら降った。
水量がもう少し多いと良い
ミニ渓流
 杉の植林帯に入るとミニ渓流が見られるが退屈、 西尾根を戻った方が良かったと思い乍降る。
下のほうに来ると道は明瞭になる 大量に雨が降った跡は谷を渡るのに難儀すると思われる
分かり易い道となった 谷を何度も渡る

 シキミの花が咲き、ツルシキミだと思うが固まって咲いていた。
蔓樒 林道に合流する、納古口登山口の指標が立っている
ツルシキミ 納古口登山口に戻り左へ林道を行く

 なだらかな道を暫く行くと林道に出た、 ここに納古山登山口の案内が立っている。

 左に林道を歩き14時45分堰堤上の車に戻った。
ヒカゲツツジが咲く風景

 西尾根コースは変化が有り面白い、 但し尾根の1本道ですが道の薄いバリエーションルート、 今日はツツジが一杯咲き特に良かったのかもしれないが、お勧めのコースだと思う。

 林道歩きが長いので、 北の神淵から入る事が出来たら面白いので調べてみる価値が有る。

 山の名前の呼び方は「のうこやま」が正規だと思いますが、 地元では「のこやま」で通っています。


 別の時に撮った ⇒「納古山の眺望」

 「別ルートの記録」
 ②H18年 3月31日  大牧谷堰堤下〜大牧谷コース〜山頂〜南尾根〜小牧谷コース周回
 ④H18年 7月 5日  木和谷中級コース〜山頂〜木和谷初級コース周回
 ⑤H19年 4月21日  木和谷初級コース〜塩の道〜中級コース合流〜山頂〜木和谷初級コース周回
 ⑥H19年10月 2日  納古口堰堤〜納古口コース〜山頂往復
御嶽山と納古山西尾根(御嶽山真下の白いのが登山口のNTT中継所)  右の高い所が納古山山頂

10月9日美濃加茂 髙木山にて


本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
 確認出来た山: ・中央アルプス ・恵那山

 出会った花: ・ヒカゲツツジ ・コバノミツバツツジ ・アカヤシオ  ・イワカガミ ・ツルシキミ


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