218
納古山
(のこやま)(のうこやま)
633m
「納古口コース」
H19年10月2日
11時10分〜15時40分
岐阜県 川辺町
曇り時々晴れ
”このコースは
 踏み跡は薄く
谷道は荒れている”
 暫く続いた天候不順に加え腰の状態が今ひとつ優れず山は控えていた、腰の痛みも和らいだので急遽良く分かっている納古山に行く事にする。

 1ヶ月くらい前に中級コース〜初級コースで登っている(レポ未作成)ので、 今回は納古口コースとした。

かなり道は荒れている
堰堤が見えてくる
 このコースも何度も歩いているが、 昨年9月下山中に転倒し左手首を剥離骨折した場所。

 350号青柳橋を渡って41号を横切り、 天狗山下を通り348号梨園が続く山之上を抜ける。

 「みのかも健康の森」の先猿飛橋で97号に入り右折、 三和小の角を左折97号を進む。

 長閑な集落を走ると、 右手に納古山登山口の案内指標が立っていて右折した。

 右手公民館を見て進むと一挙に道は狭くなり、 左手民家の先橋を渡って山に入って行く。

 左に無人だと思われる鬼瓦製造の家を過ぎると地道となり、 暗い人工林が暫く続いている。

 右側に一軒の民家を見て右山左沢の道を進むが、 前から車が来たらすれ違いに困りそうだ。

 橋の所の分岐に来て右折、 角に読み難くなっているが「納古山登山口」の案内が見られる。

 一段と道は悪くなるがゆっくり進むと堰堤が有り、 その上の4〜5台駐車可能な空き地に着いた。
この先大きな広場は無い 中央部大分草が茂ってきている
堰堤横の駐車ペース 林道を歩いて行く

 ここに駐車し11時10分歩き始めるが、 前夜来の雨で草木は濡れているし道も水溜りが多い。

 林道脇にはツリフネソウを始めヒメキンミズヒキ・ゲンノショウコ・アキチョウジ等が咲き、淡い赤色の花はミカエリソウで未だ咲き始めの様で蕾が多く開花しているのは少ない。
見返草 釣舟草
ミカエリソウ ツリフネソウ

 林道を進み橋に来ると分岐となっている、 古い指標が有り納古口Aコースとなっていて右に進む。

 道は真っ直ぐ続き直ぐ終点で山道の分岐が有り、 右に入ると納古口Bコースだが道はかなり怪しく、それに結局Aコースと合流してしまい、 近道でも無いので意味が無いと思うのだが?

 右に入ると直ぐ山道となり暗い湿気た道が続き、夏草が覆い被さっている。
雨後はスパッツが必要 ここを渡る
登山道に夏草が生い茂っている 今日は雨後で水量が多い

 沢沿いの道は崩れて極端に狭い所も有る、 谷との落差は無いので危険では無いが慎重に通過した。

 蜘蛛の巣が多く払わなくてはならず、足元は濡れて滑りゆっくりしか歩けない、少し急な登りになってきたら暑い、深い谷間で日差しは入って来ないのだが!
暗い道が続く 大岩が有るが長居をしたくない場所
人口林の暗い所も多い 上部は雑然とした場所を急登

 たまらず水を飲むと汗が吹き出してきた、 荒れた谷は道が拾い難いがテープが頻繁に付き指標も有った。

 右側に4mは有るかと思われる岩壁が見られ、 この辺りは涸沢となってここから左に急登する。
ほっとするが蜘蛛の巣が多い 川辺町方面開ける
尾根に上がると明瞭な道 右手開けるが雲が多い

 テープを見ながら木に掴まったりし少しで尾根に上がり右に折れる、帰りここは直進しそうな所なので枯れ木が少し積まれ、小さいが指標も木に架けて有った。
 (追記:後日真っ直ぐ降ると良い道が続き、先で左に曲がって谷道に合流するのでお勧めルート)

 道は緩やかで分かり易くなったが、この時期蜘蛛の巣が多くなり払うのに忙しい。
ここは風が通りやすい
大岩が有る休憩に良い所 松が多く庭園風、振り返り撮影

 コブに上がり登山道で無いの合図だと思う、枯れ枝が積まれた「小牧谷コース」を右に見送る。

 軽く降り右手眺望の有る尾根道を緩やかに登ると、庭園風の松と大岩が有り大きく眺望の開けた所に来た。
一番奥に笠置山が見えている

 広くは無いが山頂が一杯の時は近いので、休むのに良い場所だと思う。

 穴岩を通り大牧谷コース・木和谷コースとの合流地点に来ると、 単独の男性が居た、話し掛けると山頂に一人いるだけとの事、 木和谷から登って見えたようで暫く話をして山頂に向かった。
子供なら通れる大人も? 山頂はベンチが多く作られている
穴岩 「納古山」山頂、北方面は雲で見えず

 少しの登りで二等三角点「岩戸山(いわとやま)」の有る山頂に着いた、単独の男性がベンチで寝ている。

 大きな山は笠置山が見えるだけで他は雲の中だ、 然し空気が澄んでいるので気持ちが良い。
名古屋駅前のビル郡が霞んで見えている

 然し名古屋駅前のビルも霞んで見えている、男性を起こしてしまったようだ。

 昼食を取りながら各務原からと言われる男性と色々山談義をする。
山のうねりが良い感じだ

 平瀬道で白山に日帰りで登られ、 「とても登れそうにない」と言うと「案外登り易いですよ」と言われた。

黄花秋桐
キバナアキギリ
 先に降りて行かれ少しで下山開始すると西尾根の方からこの男性が来た、 蜘蛛の巣が顔に架かって気持ちが悪いと言われる。

 木和谷コースで帰られると言われるので、「気を付けて」と言って分かれた。

 下りは滑らないよう注意し一層慎重に下りた、 登山口に戻った時は結構疲れ水をごくごくと飲む。

 林道奥に行き納古口Bコースを少し入ってみたが、 Aコース分岐に見られるキバナアキギリくらいで花も特に無いので直ぐ戻る。

 林道をかなり入らなければならない為か、 登山者は少なく休日でも静かな山歩きが出来そうだ。

 夏場は草が茂るし道が濡れている時が多いので拾い難いが、 テープは頻繁に付いている。

 ただ登山道は木和谷初級・中級コースと違って整備されて無い箇所が多い、 特に谷の上部は荒れていた。

 山の名前の呼び方は「のうこやま」が正規だと思いますが、 地元では「のこやま」で通っています。


 別の時に撮った ⇒「納古山の眺望」

 追記:「別ルートの記録」
 ②H18年 3月31日
  大牧谷堰堤下〜大牧谷コース〜山頂〜南尾根〜小牧谷コース周回
 ③H18年 4月25日  納古口堰堤〜NTT無線中継局〜西尾根〜山頂〜南尾根〜納古口コース周回
 ④H18年 7月 5日  木和谷中級コース〜山頂〜木和谷初級コース周回
 ⑤H19年 4月21日  木和谷初級コース〜塩の道〜中級コース〜山頂〜初級コース
 ⑦H21年10月11日  木和谷最初中級尾根コース〜塩の道〜初級コース〜山頂〜中級コース
 ⑧H22年 1月 8日  納古口B登山口〜尾根直登〜山頂〜尾根ルート納古口A


本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
   出会った花: ・ツリフネソウ ・ヒメキンミズヒキ ・ゲンノショウコ  ・アキチョウジ

            ・ミカエリソウ ・キバナアキギリ


TOP 山行一覧 山歩き10