「釣舟草」   ツリフネソウ科ツリフネソウ属
「ツリフネソウ」    岐阜県川辺町 納古山登山道にて (2007.10.2)
三和町から納古口コース登山道に入り堰堤上に駐車、歩き始めると道路脇に咲いていた、
あちらこちらに見られるが、花は弱く早く痛む様で良く見ると破れたり汚れたのが多い。

     山歩き記録 ⇒納古山
「ツリフネソウ」     岐阜県美濃加茂市 富士下林道にて (2006.9.22)
「山之上富士(富士山)」の麓の富士下林道には色々な花が咲いて、ツリフネソウも群落が有った。

北海道・本州・四国・九州の野山の湿った所に自生し、8〜10月紅紫色の花を吊り下げて付ける。

花は茎の上部で枝を分け葉の脇から散形に出した花柄に付け、長さ3〜4cmで下側に唇弁状の
花弁2枚と上に少し小さい花弁1枚、背後の距は突き出て先はくるりと下に巻き込む。

茎はやや赤みを帯び高さ50〜80cmと高くなり、葉は互生し菱状楕円形で基部楔形の先は尖り
縁に多数の鋸歯が付く。

花後に紡錘形(ぼうすいけい=円柱状で中が太く両端 が徐々に細い)の実となり、熟すと5片に
割れ種子を飛ばし増える。

花の名前は花器に釣って楽しむ釣舟が有り、本種の花がぶら下がった姿が似て「釣舟草」と付く。
*ツリフネソウ科ツリフネソウ属     ・キツリフネ


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