117 | (のこやま)(のうこやま) 633m 「大牧谷〜小牧谷周回」 |
H18年3月31日 11時10分〜16時10分 岐阜県川辺町 晴れ |
”周回コースとしたが 林道歩きが長い 然し奥が深い山” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
天気の回復が昼頃からの予報でゆっくり目を覚ますと快晴だ、
それならと急遽山に向かう事にした。 時間的に遅く近い山とし、 納古山で未踏の大牧谷コース〜小牧谷コースで周回しようと9時30分家を出る。
県立可児公園西口前を通り21号に出て左折、 伏見で右折し兼山で木曽川を渡り351号へ左折、 418号に合流し新山川橋で41号に入った。 少しで下麻生に来るが、 良く調べて来なかったので大牧谷への道が分から無い。 適当に左に入ってみたが谷に行けそうに無く、 又41号に戻り七宗方面に走って行く。 左手納古山を見ると次の谷が大牧谷の様だ、 左に入り集落の広い道を進み高山線踏切を渡る。 T字の感じの所を大雄寺を見て右折し突き当たり、 左奥神社の正面学校で右は踏み切りに来た。 右折し踏み切りに来て、手前を学校を巻く様に左に曲がるとプールが有り、学校は廃校の川辺北小学校でプールの前は駐車場になっている。 道を聞く人も見られず、プール横を通りさらに東に行き川を渡ると三叉路に来た。
正面大きな「納古山大牧谷登山道案内図」が立ち、車を止め見るとここを左に入れば大牧谷登山口に行ける。 駐車場として教育研究所がスタートとなっていたが、 これは先程のプール跡地だと思う。
丁度角の家の人が出て見えお聞きすると、案内の2k先の堰堤迄は入れ駐車スペースも有るとの事、その先牧ヶ洞林道は車は入れ無く、駐車場は廃校の所と言われプールの横。 お礼を言い左に入ると直ぐ地道となるが、 割と良い道が続きショウジョウバカマが道沿いに一杯見られた。
どんどん入ると小さな谷が林道を横切りコンクリート板が2枚渡して有る、落輪するのではと思い車輪が橋から外れ無いよう確認しながら慎重に通過。 直ぐ行き止まりの感じの大きな堰堤に着くと、 納古山登山口の指標が立ち道は右に鋭角に続く。 一台も車は止まって無いここは広く4台程度は駐車可能、 遅くなったがここに止め11時丁度歩き始めた。
杉林の中の道は広くしっかり作られていると思っていると、痛んでいる個所も有りやはり先の堰堤の所に駐車した方が良い。
明るい所に来たら道に黄色い花が一杯広がっている、 何だろうと思って見るとネコノメソウの群落。
こんなにビッシリと集まっているのは初めてで、 これが見られただけでも来た甲斐が有る。 ショウジョウバカマも次々に咲いている道を緩やかに高度を上げて行くが、 やはり林道歩きは味気無い。 11時20分林道終点に着いた、 大牧谷の登山道案内が立ち広場となっている。 山道に入ったが道はしっかり作られ明瞭だ、 周囲は杉林で眺望は全く開けて無い。 軽く登り峠の様な所に来ると四辻の感じだが指標が有り直進、 左右は極端に道が薄かった。 左山でなだらかに進むと三つ目の指標が有り、 小谷を渡りその先少しで「木和谷中級コース」と合流。
左に進むがここからは前に歩いている道で自然林となり急登が始まり、今迄緩やかだったので今日初めて登っているという感じとなる。
11時55分天空岩に来たが岩は階段状で、 「そうだこんな感じだった」と思いながら登って行った。
前はここから御嶽山を見たが、今日は雲の中で遠くの山は見え無い。 再び急斜面が続いて登ると一度大きく降る、 前方から女性の声が聞こえ鎖の岩場で怖がっている様子。
少し降ると岩場が見え男性1人と女性5人で、若い女性二人が降りられ無く手前で待つ事にする、かなり時間を要したが、すれ違うと先頭の女性と最後の男性が「待たしてすみません」と挨拶された。
ストックを手に持ったまま岩を登り切り、 少し急な林の中を登ると「木和谷初級コース」と合流。 その先なだらかに進み納古口コースと合流し、右に曲がって一登りで12時30分納古山山頂に着いた。 山頂は誰も居なく突き出た場所でほぼ360度の眺望が得られるが、 今日は遠くの山は確認が出来無い。
それでも大きく見晴らせて気持ちが良いが風がやたら強く寒い、東側は少しは風も弱いのでここで昼食とするがコンロは使わない事にする。 13時下山開始、山頂を降りて直ぐの分岐を納古口コースの南に降って行く。
尾根の道は松の木が多い庭園風で、暫くは見晴しも利く良い道が続いている。 少し木が混んできて上がると分岐に来た、 左の尾根方面が小牧谷ルートでしっかりした道は右に降って続く。
小牧谷は小枝が積まれ入らないようにの合図が有り、 跨いで入ると急に踏み跡は微かになるが何とか拾える。
道の無い所は適当に小枝を掻き分け進むと鞍部に来た、 尾根は幅広く分かり難いが地形図では真っ直ぐが行く方向。 上がると尾根は狭く明瞭になった、 テープが又有るが正しいとは限ら無いので慎重に尾根を外さない様に進む。 林が深く目標となる物が見られ無いので、その点は確認しずらい。 一旦降り登りは少し右に上がると又顕著な尾根に上がった、 この辺り結構道が付いている。 中電送電鉄塔に向かって降っているのだが、 鉄塔はおろか送電線も全く見えて無い。 町界のコンクリート石柱が有る所に来た、先に進むとその後は境界に使われる先端部の赤い標柱が出て来る。
最後と思うコブは右山でトラバースする道が有り、 その先広い尾根を緩やかに降ると又道が無くなった。
適当に降るとやっと送電鉄塔が見えてきて14時10分広場に着いた、 やれやれと明るい広場で休憩する。 この先は鉄塔巡視路で明瞭な道が付いていると思う、 鉄塔右に32番と左に34番への指標が有った。
左の34番方向に入る、狭い道だが左山でなだらかに降って行く。
急な降りは鉄塔巡視路に有るプラスチックの土止め階段となっている。
滑らない様に岩の下を通り急斜面を行くと、 右下に道らしいのが有るので降った。 (岩に来たら上から巻いて進むのが正規の道のようだ) 少し降ると道らしいのは無くなったが、 300m程降れば林道に出ると思うのでそのまま進む。 処が谷に近付くに連れて木が密集し、間をすり抜けるのが難しくなってきた。 降りられそうに無く地形図を出すと、 №34鉄塔を過ぎ送電線に沿って谷に降りるのが正しい。 かなり手前で谷に降っている、 不明瞭な所は確認してから動かなければ駄目だ、巡視路で気が緩んでいた。 降るは易しいが元に戻るのは大変、 斜面を東方向に行けば道に出るので真上に戻らず横に進む。
木が疎らになった所に来るとやっと送電線が見えた、 もう少し行けば良さそうだ。 随分時間が掛かったが15時10分登山道に戻る、 黒いプラスチックの階段状になっている場所なので腰掛けて休む。 ここからは小さなジグザグで谷に降りて15時20分小牧谷川に着いた。 丸太2本の橋が架けて有り滑るかと思ったが大丈夫だった、 沢面から少し高さも有り怖がりの人は大変だと思う。 横谷林道を降って行くと、直ぐ左に№35番送電鉄塔への指標が有った。 小牧谷川は結構水量も多く、渓流を楽しみながら降って行くがこれが長い。
ショウジョウバカマが両側に一杯咲いているので、長い林道歩きの慰めになった。
舗装された道となると大きな水路橋が見てきて、「小牧谷水路橋」となっている。
林道を出て集落に入ると道は高山線沿いに左に曲がって行く、梅の花が満開だ。 少しで朝車で来た大雄寺前を通り、 川辺北小跡から大牧谷川を北上して16時30分車に戻る。
大牧谷川堰堤迄入ったが、 川辺北小跡に車を止め周回コースとすると良いと思うが余りに林道歩きが長い、やっはりどちらかの往復コースで登るのが良さそう。 小牧谷はこれと言った駐車地は無かったので、 他の人の邪魔にならないよう林道の脹らみに止める事になる。 小牧谷コースは殆ど歩かれて無くて、度々道が無くなるが割りと単純な尾根で外さないように歩けば良い、只道の半分は廃道化しているので、一般的な山歩き対象とは違うバリエーションコースになっている。 山の名前の呼び方は「のうこやま」が正規だと思いますが、 地元では「のこやま」で通っています。 別の時に撮った ⇒「納古山の眺望」 「別ルートの記録」 ③H18年 4月25日 納古口〜NTT無線中継所〜西尾根コース〜山頂〜納古口コース周回 ④H18年 7月 5日 木和谷中級コース〜山頂〜木和谷初級コース周回 ⑤H19年 4月21日 木和谷初級コース〜塩の道〜中級コース合流〜山頂〜木和谷初級コース周回 ⑥H19年10月 2日 納古口堰堤〜納古口コース〜山頂往復
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出会った花: ・ショウジョウバカマ ・ネコノメソウ ・キブシ ・サンシュユ |