288 | (びょうぶざん)794m 「早付尾根ルート」 |
H21年5月24日 9時40分〜16時20分 岐阜県瑞浪市 曇り時々晴れ |
”早付尾根は 歩かれて無く 登り難い” | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
屏風山も未踏のルートは早付尾根と「カッコーの森」だと思う、 先ず早付尾根を登る事にする。 パンフレットのマップは地形図に書き込まれた物で無く、 絵的になっていてどの尾根かは分から無い。 マップは標高点593m小松洞山から西に延び、 三等三角点「稲津」の有る尾根と推測した。 調べたがサイト情報も全く出て来なく登山口も不明で、 一抹の不安を感じながら行って見る。 中洞集落を通り屏風山林道に突き当たる辺りが、尾根の末端で目指す場所。 何時もの様に土岐から県道66号に入り「道の駅土岐美濃街道(どんぶり会館)」の前を通り、 稲津町小里の信号を二つ抜けた。 今日は日曜だが車は少なくゆっくり分岐を確認して走ると、 この辺りと思う所の右に道が有り右折。 ここの道路左側に大きな「加納酒店」、 右側に「ダイハツ・・」と「スバル・・」の看板が見られる。 道なりに進むと田んぼが山際迄作られていて、 途切れた直ぐ先で屏風山林道に出る。 正面に「入山禁止・・・」の看板が有るが、 百曲りや笹平の登山口にも立っていた。 パンフレットに紹介されているので、今は入っても良いと勝手に解釈。 この看板の少し右手が尾根末端だが顕著な道は無い、 看板の右手から背後に薄い踏み跡が見られる。 ここから取り付く事にするが車の置き場所が無く、 林道を左の百曲がり登山口方面に進むと道の膨らみが有り駐車した。 9時40分歩き始め、 入山禁止の看板迄戻り入って行くと薄いが道らしいのは続いている。
然し右の尾根に上がる道は無く奥に進むと踏み跡が無くなり、 確認しながら戻るが痕跡は見当たら無い。 僅かの高さで強引に登れば尾根に上がれるが、 他に道が有るのではと林道に戻り尾根の西側に行く。
尾根末端を過ぎた直ぐ地道の林道が左に上がっていて入る、 少し進むと分岐に来て尾根の左へ取る。
直ぐ林道は終点となり間伐の人口林の斜面が広がり、 道らしいのは無いが簡単に尾根に上がれそうだ。 適当に歩き易い所を選んで尾根に上がったが顕著な道は無い、 然し藪状態で無いので右に進む。
少しで歩き易くなって微かに道らしいのが有り、ピンクのテープが見られ 急な登りとなったが尾根筋に歩き易い道?が続き、ピンクのテープも時々出て来る。 緩やかになると三等三角点「稲津」が、4個の防護石に囲まれセメントで固められ有った。
広場と言え無い小スペースだが、 暑くて汗をたっぷり掻いたので水をごくごくと飲んで休憩する。 少しで先に進むと平坦な所が続いた後急登となり、 尾根は広く踏み跡らしいのは無くテープも付いて無いので強引に登るが大変だ、 登り易そうな所をと思っても無いので殆どを直登。
随分体力を使うので軟弱な体には応え、大岩が見えたと思うと近くには立派な石積みが有る、 手は入って無いと思っていたのでびっくり、こんな急斜面に良く積んだ物だ。 少し先に小さな石積みが何箇所か有り、 やっと緩やかな所に上がると薄い踏み跡が出て来て歩き易い。
暫く緩やかな尾根が続き、 再度急になり石積みを通過して今度は僅かの登りで緩やかに変わる。
平坦な広い尾根を行くが様所は無く、 この山に入って初めて感じの良い所が見られた。
左側急な狭い尾根になり再び尾根が広くなると、 右奥に完全に倒壊した大きな廃屋が有るがここに家? 僅かの登りコブに上がるがどちらへ? 地形図を確認すると左に尾根が降り行くのは僅かの降りで叉登ると読め、 少し進めば分るがコンパスで確認し右に降りた。
先に伐採され明るくなっているコブが見え、少しの登りで上がる。 一番高そうな所に黄色い杭が有り、 左に送電鉄塔が見られカッコーの森から来ている鉄塔の筈だ。
モチツツジが咲き北方面開けるが霞んで何処かは判らず、 鉄塔の右は山頂方面だが山頂は見えている? コブから見える送電鉄塔の北方面に行くと道は無い、 戻り南に降りると直ぐ道に出会って左に進む。
ここからはしっかりした踏み跡が有る道になり、 暗部には鉄塔指標が有り次の鉄塔は115の様だ。 緩やかに登って行くと115鉄塔に着いた、鉄塔越しに左側少し開けている。
鉄塔の下を通過するがその先道は無く一段上がった先にも上にも見当たら無い、 アレと思い急斜面を入って来た道より一段降りると、コンクリート土止め壁の先に道が続いた。 右山で暗部に降りると115・114の鉄塔指標が立ち、 その先急な谷を巻いて行く道となる。
かなり狭い所や崩れ気味も有るが恐いと思う所は無く、 崩れた1箇所は梯子の様な物で道としていた。 なだらかな道になると分岐に来て、 左に114鉄塔指標が立っているので入る。
登ると114鉄塔に着いた、 ここが地形図標高点593Pで「小松洞山」だと思うが山名板は無い。 眺望も開けず鉄塔の下を通り先に進むと細い尾根となり、 直ぐ分岐に来たが尾根は真っ直ぐ続き地形図を確認すると、 細尾根は真っ直ぐ続くが笹平の合流点とは離れてしまう。
何も合図は見当たら無いが右に斜面を降って行くと緩やかになり、 道は今迄通り付いていた。 笹平からの合流点手前のコブの登りになり、 道はしっかり付いているが木が被さり気味で掻き分けながら登り、 一番高いと思う所も鉄塔指標113・114が立っているだけで開けて無い。
降りに入る頃から桧林となり、どんどん降ると12時20分笹平からの合流点に着いた、 ここは先回大牧の百曲り登山口から113鉄塔を通って上がった場所で 四辻となっている。 早付尾根が登り難い道だった為か疲れた、 然しこの先百曲りルート合流迄100m程登りが有る。
ある程度スペースは有るが座る所は無く登りに備えて適当に腰掛けて休む、 この先幅広い歩き易い道が続き百曲り合流点迄休まず登る。
合流点に来てベンチで休むと風が吹き抜け涼しいが、 雰囲気の良い湿原で昼食の為腰を上げた。
湿原への分岐に来て右に曲がり湿原の際分岐を右へ入り、 次の分岐を左の木道に取って湿原の中を歩いた。 花の終わりで僅かとなっているハルリンドウを見ながら、 お気に入りの場所の小さなベンチに座ってのんびり昼食を取る。 今日は日曜日だが誰も居なくて静かだ、小鳥の鳴き声だけが聞こえていた。 右回りルートの少し先に白い花が見え、 何の花かと行ってみると可愛いズミの花。 未だ木が小さいのが惜しい、このまま大きな木に育って欲しいと願う。 13時30分山頂を踏もうと奥寿老の滝コースに向い、 指標の有る直ぐの分岐を左へ入る。
新しい林道を横切り馬の背山経由14時05分「屏風山」山頂に着いた、誰もいない。 一等三角点「屏風山(びょうぶやま)」の有る山頂は、 西面大きく開けているが曇って眺望は駄目だ。 (山名の読み地元は「びょうぶざん」とされるが、 点の記は「びょうぶやま」と振り仮名されている)
逆に陽射しが有る時が多く暑かった、 然しこの山頂は何時も涼しい。 記帳ノートが入るボックスを見ると、 「稲津の屏風山」パンフレットが入っている。 中身は以前のに比べて湿地に咲く花の写真が少し多くなっているが他は殆ど同じだ、 然し登山マップは全く違っていた。 前は手書きの地図だったが新しいのは地形図にルートが書き込まれている、 然し早付尾根ルートは入って無い。 歩かれて無く削除した? 百曲り登山口の鉄塔ルートも入って無い、しっかりした道なのだが! 14時20分腰を上げ帰りは馬の背山から右に降り、 黒の田山分岐を湿気た道と案内の左に進んだ。 距離は短いが林が美しいのでこの道を取ったが、思った通り新緑が楽しめる。
黒の田湿地分岐を直進して、来た道を歩き16時20分車に戻った。 ⇒「屏風山の新緑ハイライト」 この尾根を「早付尾根」と思い登ったが余りに歩かれて無く違う? 送電鉄塔の立つ 標高点593P「小松洞山」から尾根が派生しそちらかも。 三角点「稲津」迄はテープが見られたが、 その先尾根に上がる間には道の合図的な物は全く無かった。 「別ルートの記録・・R=ルート」 ②H19年 4月 8日 寿老の滝〜林道〜奥寿老R〜黒ノ田湿地〜東尾根〜馬ノ背山〜山頂〜黒ノ田山〜湿地R ③H19年 4月30日 笹平登山口〜黒ノ田湿地〜東尾根〜馬ノ背山〜山頂〜馬ノ背山〜谷R ④H19年 7月10日 百曲がり登山口〜百曲がりR〜笹神山〜谷R〜黒ノ田湿地〜東尾根〜馬ノ背山 〜山頂〜谷R ⑤H19年 7月31日 大草登山口〜大草北R〜北屏風山〜山頂〜馬ノ背山〜東尾根〜黒ノ田湿地 〜谷R〜大草南R ⑥H20年 9月 8日 常磐口〜紋七R〜鉄塔〜北屏風山〜山頂〜馬ノ背山〜東尾根〜黒ノ田湿地〜 谷R〜馬の背山 ⑦H20年12月20日 常磐口〜二又口〜ささヶ平〜小田沢(点名)〜ささヶ平〜北屏風山〜山頂〜北屏風山〜 二叉R ⑧H21年 4月16日 百曲り登山口〜鉄塔R〜黒の田湿地〜馬の背山〜山頂〜田代山〜黒の田湿地〜百曲りR
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出会った花: ・モチツツジ ・ハルリンドウ ・ズミ ・ヤマツツジ
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