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屏風山
(びょうぶざん)
794m
「百曲りルート」
H19年7月10日
10時40分〜15時20分
岐阜県 瑞浪市
曇り
”歩き易い登山道に
のんびり出来る湿原
手軽な山歩きにお勧め”
 梅雨の中休みか曇りだが雨は降りそうに無い、 そろそろ湿原に花が咲いていそうで屏風山に行こう。

 未だ登って無い百曲りコースの登山口に向かい、66号を恵那に走る。

結構広い
百曲りコース登山口・・左の山道に進む
 2週間程前に登山口迄来ているが雨模様で登山を中止したばかりだが、 66号から入る所を行き過ぎてしまった。

 道路沿いに登山口の案内が立てられて、瑞浪から進むと二つ目の案内看板を入る。
(その後通ったら百曲がりコース登山口の案内は無くなっていた。)

 ここからは最初の分岐を左に取り道なりに進み、右にカーブし林道に入った。

 舗装されているが車1台分の道幅で狭い、暫く走ると民家が1軒右手に見られる。

 又暫く走ると左手に林道が有り、屏風山登山口の案内が立てられていて左折。

 沢沿いの地道で痛んだ所も有り、左に林道を見送り少しで登山口案内の立つ広場に着いた。

 5〜6台は駐車可能な場所だが車は止まって無い、梅雨の平日では登山者が無いのも当然か! 10時40分歩き始めた、右に林道が有るが指標の左の山道に入って行く。
何故か岩や石が無い 転落防止の柵
幅広い溝状の道 少し登るとフェンスが有る

 幅広く歩き易い道が続くとフェンスが有る、 覗くと下は堰堤が有り急斜面の為落ち無い様にされていた。
山頂手前までくねくねと 山頂手前まで自然林
百曲りの名前の通りくねくねの道 上部に来ると太い木が出て来る

 百曲り登山道と付けられている通り、小さくだが右に左に曲がりながら自然林を登って行く、前回登った奥三界山の登山道が悪かったので、この屏風山の道の良さは各段の差だと実感。

 石・岩だけで無く木の根も殆ど登山道に無い、それに柔らかくて足に優しい道だ、 然し結構急な登りが続き暑いので時々立ったまま水を飲む。
ここから初めて人工林 休憩用の丸太ベンチが4箇所
尾根から外れて左山の杉林 尾根に上がり笹平コースと合流

 太い木が見られると右に曲がり、杉林となり左山で緩やかに進んで行く様になる。

 11時20分「笹平コース」合流点の、丸太のベンチが有る尾根に上がった。
開けているのは南方面だけ 杉林に入って行く
眺望が開けるが完全に霞んでいる 左へ杉林を行く

 ここは風が少し吹き抜け涼しくベンチに腰掛け休憩、 瑞浪方面が開けるが今日は完全に霞んでいて殆ど見え無い。
大栂方面も道ははっきり付いている
笹神山・大栂へ入る分岐 杉の木に指標が架けて有る

 左に進むと直ぐ杉の木に「笹神山・大栂」の案内が付けられ、左へ道が付いている。

 前回見逃しているので入ると、 緩やかに登り少しで一番高そうな場所の木に「笹神山」の板が有った。
根本まで行ける 堂々と立っている
幹の太い大栂 黒の田の大栂

 大栂が見えて降り気味に進むと、 「瑞浪市指定天然記念物・黒ノ田の大栂」の標柱が立ち大木だ。
山頂は何も無い 整然と並んだ杉林
「笹神山」山頂 良く手入れされた杉林を下り気味に進む

 分岐に戻り整然と並ぶ杉林を緩やかに降って行くと、 小さな沢を渡る手前にシライトソウが咲いている。
白糸草 泥濘は一番酷い時期だと思うが酷くない
シライトソウ 湿原へは少し湿気た道を行く

 ここの花は花びらが余り密集していないし色が余り白く無く、美しさは今一だ。

 黒ノ田山経由の分岐に来たが湿地に行こうと真直ぐ進むと、笹の間の湿気た道となった、 然し埋る事は無く歩き易い、次の分岐を右に入るが左は馬の背山・屏風山山頂方面。
広々とした湿原
黒ノ田湿原

 黒ノ田湿源に来たら鮮やかな色のノカンゾウが咲いている、 自然のユリ科の中でも華やかで美しい花だ。
野萱草 柿蘭
ノカンゾウ カキラン

 カキランも見られてこの花も良い花だが、 大きな湿原の中に所々咲くノカンゾウが主役の感じ。
ノカンゾウの咲いている数は少ない
ノカンゾウと湿原

 ここは広々として何度来ても気持ちが良い、 12時5分となっていて静寂の中でゆっくり昼食を取った、 然し休憩場所は余り広く無く休日だとのんびりは出来無いかも。

 山頂に向かい湿地入り口を右に少し進むと、「寿老の滝」からの道が合流し左に取る。
通り道で何も無い 尾根でも眺望は得られない
馬の背山 なだらかな尾根道を行く

 緩やかに登るとササユリが咲き、 尾根に上がると「馬ノ背山」を通った先で百曲り方面の道が合流した。

 尾根道を軽いアップダウンをし、暫く進むと「八百山」への急登となり、 途中左に入ると展望台が有るが霞んでいるのでパスし、「八百山」山頂を通過。
ここも通過点で何も無い 広い山頂
八百山を通過 今年3回目の「屏風山」山頂

 一旦降り右にカーブして登り返すと、13時30分「屏風山」山頂に着いた。

 一等三角点「屏風山(びょうぶやま)」の有る山頂は誰も居無くて、 開けるが今日は眺望が良く無い。
 (山名の読み地元では「びょうぶざん」とされるが、 点の記は「びょうぶやま」と振り仮名されている)

 瑞浪市稲津町が作った、 屏風山のパンフレットが入っているボックスに記帳ノートも置かれている。
中央に有る 分岐に指標有り
一等三角点「屏風山(びょうぶやま)」 黒の田山に行かず湿原への道を降る

 見ると10時30分に男性が登られていたが、 大草ルートと書かれているので会う事は無かった。

 13時50分下山開始、 馬ノ背山から右に取り次の分岐は左に取り黒ノ田山はパスする。
湿原への道は新緑が美しかった

 湿原への道は笹が大分出てきているが背丈も低く邪魔になら無い、 この辺り新緑のトンネルが美しい。

 14時35分笹平コース分岐に戻り、 休憩して百曲がりコースで降って15時20分車に戻った。
トキソウ

 百曲りコースは結構急で山に登った気持になれる、この山へ今年3回目だが又来たい山だ、 未だ歩いて無いコースが有るので近い内に来よう、違う花も期待出来るかも?

 このルートの登山口が分かり難いのと駐車場が余り広く無いので、 春秋のシーズンは困るかもしれない。

 *2008年5月追加・・・・・湿原に木道が出来ていました
湿原を横断出来る木道


本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
 出会った花: ・シライトソウ ・ノカンゾウ ・カキラン ・トキソウ


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