259 | (びょうぶざん) 794m 「常盤口:紋七ルート」 |
H20年9月8日
10時10分〜16時20分 岐阜県 瑞浪市 晴れ |
”山の尾根は涼しく 今の暑い時期も ゆっくり出来る” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
体調を崩して暫く山歩きを止めていた、
少し良くなったので出掛けてみる事にする。
常磐口から「①紋七」「②二又」「③ささヶ平」の、三ルートが有る様だ。 ささヶ平の尾根ルートが面白そうで、 そこから登り帰りは紋七ルートで戻ろうと出掛ける。 何時ものように66号を走り小里を抜け屏風山に近付くと、 百曲がり登山口や大草登山口の看板を見て山裾を回り込む。 神徳川(じんとくがわ)に架かる神徳橋を渡り直ぐ右折し川沿いに進み、 民家が無くなる先林道分岐に「屏風山登山道駐車場」の案内が有った。 横に少し古びているが、 立派な「釜戸財産区有林管理道(屏風山ハイキングコース)」の案内も有る。 ここに三ルートが書かれ、二又ルートは「難路」とされていた。
駐車場案内の矢印方向右に上がって行くと、 少しで「釜戸財産区展示林」の看板の立つ広い所に来た、 林道は左に曲がって上がっているが、ここが登山者用駐車場。
10時10分歩き始め林道を分岐迄降り、 川沿いの道に入ると直ぐチェーンで車止めがされている。 舗装の状態の良い道の両側には廃屋が見られ、 形の残ったのは無くかなり前に住まれ無くなった様子。
林道終点に来た、 左に狭くなっているが林道が続き入ると草が伸びて土が見え無い状態だ。 直ぐパンツの下の方が露で濡れてきた、 道は最近人が歩いた形跡は無く掻き分け進むと少しで、 左手草叢に「屏風山1,300m」の看板が見られ間違い無い。
丸太3本の橋を渡ると直ぐ道が見当たらず、先に沢が有り手前左に道が有る筈で、 歩き難い所を入ろうとするがかなり草木が被って、 濡れているのを掻き分けながらは嫌になる。 未だ体力的に不安で二又口方面も藪状態で諦め、 紋七ルートで登ろうと駐車地に戻り林道を上がって行く。
「展示林」の看板が有り左に入ったが普通の桧林でその先道は無い、 道沿いにホトトギスが咲いていた。 林道に戻り少し進むと「屏風山」登山口案内が有り左に入る、 この近くに少し道の膨らみが有るが、僅かの距離で先程の広い駐車場に止めた方が良い。
急斜面を一登りで送電鉄塔に来て「104・106」の鉄塔指標が立っている、 ここが105鉄塔で尾根の標高点666mポイント近くの106鉄塔に巡視路が続いている様だ。 右に谷を見ながら桧林の中にしっかりした道が続き、暫くで急になりプラ階段が出てきて、 階段の段差が小さいので良いがずっと続く。
久し振りの為か苦しくそれに暑くて汗びっしょりだ、 一旦平らになったので腰掛けて水を飲み休んだ、虫が寄ってくるが多くは無いので未だ良い。 再びプラ階段の急登を登ると、少し風が吹き抜けて涼しく助けられた、 周りは桧が混じる雑木林と変わり、道はジグザグの登りとなると尾根筋を外れ右山で進む。
真っ直ぐ尾根も登れそうだが右山で行くと、直ぐ間伐した木で道が塞がれ、 右に回り込むと先に指標が二つ立ち、 今来た方向は「常磐口」登る方は「屏風山」と案内されていた。 直ぐ上に尾根が有りそうだが道は左山で右にトラバースし、 暫く進み106鉄塔に飛び出すと今来た道方向に「常磐口」の案内が見られる。
ここは前に仲ヶ平ルートで登った時来ていて、 その時もう少し眺望が得られた記憶だが余り開けて無い。 笠置山と右手送電線の間に見えるのは二ツ森山か? 前は冬場だったので眺望も良かったかも、 「仲ヶ平ルート」登山口方向に「見晴し場100m」の案内が有り入って行く。
平坦な道を進み「見晴し場」の案内が立つ所に来るが、 殆ど眺望は得られず木が育ち駄目になった様子。
なだらかな登りが続き風も有り気持ちが良い。 急になり標高差50m程でも苦しいが、 道は良く歩きい易いのが救いで登り切ると林の中に「坊主山」の山名板が木に掛かっていた。 急降下し登ると「大草北ルート」が合流、 少し上ると左に御嶽山の見える眺望ポイントが有る。 崩れて危険な為か木が1本置かれた所を入ると眺望が得られ、 笠置山と二ツ森山が見えていた。 確かここから御嶽山も見えていた記憶なのだが? 急登少しで北屏風山に着いた、 「ささヶ平・二又入口」の案内看板が立っている。 この看板は前にも見ていて、ある程度道が有る物だと思っていたのだが!
尚この道を行き「寿老の滝」に降りるルートは以前歩いたが、 しっかりした道で最短で山頂に着ける。
一旦軽く降り登り返すと、 12時10分一等三角点「屏風山(びょうぶやま)」の有る山頂に着いたが息絶え絶えだ。 (山名の読み地元は「びょうぶざん」だが、 点の記は「びょうぶやま」とルビが有る) 1人の男性と5人の女性が居る山頂は、 涼しい風が吹き抜けゆっくり休む事が出来る。 男性が花に詳しく、5人の女性と色々話をされている横で昼食を取った。 山頂西側は木が育ち眺望が悪く、 東側は変わらず広がるが顕著な山は恵那山だけだ。 女性陣は湿地に向い、男性は下山されて一人となりゆっくり休む。 花の話が出ていて「黒の田湿地」に行ってみる気になる、 標高差は僅かでこの体調でも大丈夫だと思う。
湿地に向い馬の背山から真っ直ぐ降り、 「奥寿老の滝ルート」の道に合流して湿地へ来た。
女性陣の声は遠くで聞こえるが見える範囲には誰も居ない、 湿地の淵にサワシロギクが多く咲いている。
シラタマホシクサも少ないが見られ、 奥に進むとイワショウブがポツリポツリと咲いてた。
水の中を見ると黄色いミミカキグサと、 紫色のホザキノミミカキグサが結構多く咲いている。 花が小さくて可愛いせいか、見ているとほのぼのとした気分になってきた。
帰り黒の田山方面から馬の背山に戻り、 八百山(やおやま)手前の展望台で休憩し山頂経由同じ道で戻る。
常磐口へのプラ階段の下りは膝が痛み出し、ゆっくりしか降りられ無くて 15時10分車に戻った。 登山口迄分かり易く駐車場も有り良いのだが、プラ階段が続くのが惜しい。 暫く振りの山歩きは筋力が落ちていて結構厳しかったが、 本来このルートは登り易いと思う、「ささヶ平ルート」は地形図を見ると、 アップダウンが有り面白そうで冬に挑戦したい。
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出会った花: ・ヤマジノホトトギス ・シラタマホシクサ ・サワギキョウ
・サワシロギク ・イワショウブ ・ホザキノミミカキグサ ・ミミカキグサ |