「ホザキノミミカキグサ」
岐阜県土岐市 陶史の森にて (2006.10.3)
「陶史の森」の湿地に行くと、「シラタマノホシクサ」が一ヶ月前と同じ様に一杯咲き、水の流れの
有る所に行くと、淡い紅色の花がぽつんぽつんと咲いているが、極く小さな花。
日本全土の湿地に自生の食虫植物で、地下茎は糸状に地中を這い根に袋状の罠を持ち動物性
プランクトンを捕食し、6〜9月長い花茎に長さ4mm程で淡紅色の花4〜10個を数段付ける。
花茎は細く高さ10〜30cmミミカキグサの仲間で最も大きく、2唇形の花は横から見ると小花
柄は極短く、上唇は小さく下唇は大きい受け口状で櫛型斑紋が付き、下に先が尖る距が突き出す。
葉は極小さい長さ2~4mmのへら形の鱗片葉が数個で、捕虫嚢(ほちゅうのう)は葉柄や地下茎
に付き長さ1mm程で、プランクトンを捕食する。
標高の高所や集落から離れたより湿気た所に生育の、「ムラサキミミカキグサ」は口が開いている。
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