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屏風山
(びょうぶざん)
794m
「寿老の滝コース」
H19年4月8日
10時30分〜14時20分
岐阜県 恵那市
晴れ
”山頂は眺望が良く
 空気が澄む時は
 楽しめるのでは”
 屏風山は7年前に登ったが「黒の田湿原」は見て無く、 花が期待出来るのか知り度行ってみよう。

 山の東側に「寿老の滝」が有り、 これも見たいので滝上の林道から登る事にする。

落差は無いが勢いが有る
寿老の滝
 土岐から良く利用の66号を東へ、稲津を抜けると屏風山が見えて来た。

 百曲がり登山口や大草登山口の標識が立つのを見ながら、 恵那市に入り佐々良木橋東の信号で右折418号に入る。

 ここを左に曲がって直ぐの所が、道の駅「そばの里らっせいみさと」。

 南に走って行くと、「寿老の滝」の案内指標が目印となり右折した。

 舗装された良い道を進み手前に駐車場が整備された滝に来ると、 落差は無いが勢い良く滝の水が飛び出している。

 真っ直ぐに良い道が続くが、滝の先の右に林道が上がり入って、 地道の林道を少し進むと雨水で掘れ荒れた状態となった。

 この先も荒れてゆっくりしか走れず、道幅の広い所に止め歩く事にするが林道を7割程度は入っている。
林道終点迄道はだいたい同じ程度 スペースは広くないが手前にも広場が有る
林道を歩いて行く 林道終点は小さな広場

 10時30分歩き始めると、林道脇はシロモジやコウヤミズキの花が満開で華やか、キブシも見られるが道の両側は笹が茂り草花は無く、林道終点に着くと小広場で2〜3台駐車出来そうだ。

 途中で車を止めた後の道も同じ路面状態で、四駆車であれば問題無くここ迄入る事は出来る。
きちんとした指標が立っている 道は明瞭
登山口の案内は「湿地経由」 杉林を緩やかに登る

 「登山口・湿地経由」と書かれている案内を見て山道に入って行く、杉林の右山で道はしっかり付いて登り切り緩やかに降ると突当る感じで右に曲がった。
分岐から直ぐ湿地 夏の花が多いようだ
緩やかに降ると湿地への分岐 黒の田東湿地の看板

 同じ様な杉林の所を進むと分岐に指標が立ち「黒の田湿地」と有る左に進む、少し入ると結構大きな湿原だが水は少ないのか草原の様に見える。
山上の別天地、静かでのんびりする
湿地を見ながらのんびり出来る

 人工的な物は「黒の田東湿地」の看板と手作りのベンチが一つ有るだけで良い雰囲気だ、足元にハルリンドウが咲き始めていたが他の植物はこれからの様で見当たら無い。

 最初の分岐迄戻り屏風山に向かう、軽く登ると木に「馬の背山・767m」の板が掛かり、「百曲がり・笹平登山口」の道が左から来ている、写真を撮っていると御夫婦と思うお二人が登って来られる。
軽い登りで着く、百曲り・笹平コース合流 良く踏まれた歩き易い道
馬の背山へ少し登る 又なだらかな道

 奥様は「初めて登ったが急な登りは無く楽なコースだった」と言われ、笹平からのコースで登って見えた様子、少し進むと左から大草コースが合流する、前回来た時はここから大草に降った。

 又少し登ると「八百山・800m」と書かれた板が木に架かるコブに着いたが眺望は無い、屏風山が794mでここの方が高い事になるが本当に800m?地形図では790m強としか読め無いが?
山の名前は新しく付けたのだと思う
又軽く登り「八百山」に着く 尾根道はなだらかな道が続いた

 幅広い尾根道を行き右に曲がり登ると、 ベンチ代わりの丸太が何本も有る「屏風山」山頂に着いた。

 中央に大きな一等三角点「屏風山(びょうぶやま)」が有り、山頂らしい雰囲気の場所となっている。
 (山の読み地元は「びょうぶざん」とされるが、 点の記は「びょうぶやま」とルビ)

 前回来た時は狭く眺望も西方面だけで、今日は東方面も木は何本かは残るが見通せる様になった。
東面も切り開かれて、しかも全体に広くなった 指標は無い
「屏風山」山頂は広い 一等三角点「屏風山(びょうぶやま)」

 後から着いた先程会ったご夫婦の男性が、「この木を自分達が切った」と言い「今日は霞んでいて駄目だが御嶽山からアルプス迄見える様になった」と言われる。
  (4月30日登りましたら恵那山が大きく中央アルプスが僅かに、御嶽山は見えませんでした。)

 山頂に案内図が書かれた看板が有り、そこに「西湿地」と書かれていて、百曲り・笹平コース方面の道に行くと西湿地に行ける様で、帰りはそちらに周る事にした。

 先に出られたご夫婦を途中で抜かさせて頂き、馬の背山の分岐を右に降って行く。
左へ行くと速く戻れる ほぼ真っ直ぐの道
黒の田山と湿地の分岐 黒の田山への登りは緩やか

 少しで降り切ると指標が立ち、「左ぬかるみ多し」「直進下山ルート」となっている、左に行けば戻るのに早いが、「黒の田山」経由で周る事にして真っ直ぐ進む。
松の木に山名板が架けてある 登りに使うときついかも
黒の田山は特に何も無い 黒の田から降りは急で長い

 登り切ると松の木に「黒の田山」の板が有ったが眺望は得られず山頂らしさは無く、通過し降りに入ると結構長くて急な道が続いた。

 急な所は無かったと言われたご夫婦は、 湿地の際を歩いて来たと言いここは通られて無い。
丸太は滑りやすい 分岐指標はここでもしっかり付いている
沢を渡る丸太の橋 一登りで分岐に

 降ると沢を丸太3本で渡り分岐に来た、指標は来た道「黒の田山」 下は「登山道」上が「湿地」。

 下に降れば「百曲りコース」と「笹平コース」の登山口への道だが、上とされる湿地に向かうと少し湿気た道になるが、ぬかるみと言う程では無い。
左へ行くと黒の田山へ登る手前に行く 右も良い道が付いている
分岐に来たが西湿地は何処に? 湿地方面に戻って行く

 同じ様な感じの道を行き分岐に来た, 指標が有り真っ直ぐ「登山道」右「黒の田東湿地」となっている、アレ!西湿地は何処に有ったのかと思いながら、右の東湿地に進む。
こちらは人がいる場所は少ない
黒の田東湿地を北から見た所

 直ぐ湿地が見えてきた、入ると見ている方向は違うが東湿地に間違い無い、結局西湿地は何処に有るのか?戻り道を真っ直ぐ進むと最初に湿地に入ったポイントに来た。

 ここからは朝歩いた道を戻り14時20分車に戻る。

 このコースは林道終点迄入ると短時間で湿地経由山頂に登られるが林道状態は余り良く無く、又寿老の滝から歩くと林道歩きが長くてお勧め出来無い。

 登山道は良く整備され歩き易いし、 指標もしっかり付いているのでファミリー向けに良いルートだ。



本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
赤破線はこの辺りを歩いたと言う思い込みで違っているかも
  出会った花: ・キブシ ・シロモジ ・コウヤミズキ ・ハルリンドウ


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