「深山金梅」      バラ科キジムシロ属
「ミヤマキンバイ」      石川県白山市 白山にて (2009.8.5)
岐阜県側登山口の大白川から平瀬道で登り、大倉山避難小屋を過ぎると俄然花が多く見られ、
室堂平はハクサンコザクラが一面咲いている場所が有り、一部はこの花と一緒に群生していた。

      山歩き記録 ⇒白山
「ミヤマキンバイ」      岩手県 早池峰山登山道にて (2007.6.14)
河原坊から登り沢を離れ森林限界となると咲き、チングルマと共にお花畑を美しい世界にしていた。

      山歩き記録 ⇒早池峰山
「ミヤマキンバイ」    岐阜県高山市 御嶽山継子岳登山道にて (2005.8.4)
チャオ御岳スキー場リフトを利用し登り始め、急登が続き喘いでいると見られ花後が多く時期が遅い。

北海道・本州中部以北の亜高山~高山砂礫地に自生、7〜8月茎先に鮮黄色の五弁花を1個付ける。

花は茎先端部の葉脇から花柄を伸ばし大きさ1.5〜2cmの5弁花を盃形に開き、花弁の幅は広く
先が凹み中心側濃色で雄蕊多数の雌蕊1個、5個の萼片の先端は尖り副萼片5個の先端は丸い。

花弁1枚の形は開花直後円形に近く徐々にハート形に変わり、本種は良く群落を作り登山者を慰める。

根茎は太く横に這い根元から茎を伸ばし叢生高さ10〜20cm、根生葉は多数付け2~10cmと
長短の有る柄の先に長さ1.5~3cmの3小葉性複葉で、小葉は先の丸い倒卵形の基部楔形で光沢
が有り先端部に5~8個の粗い鋸歯が付き、茎葉は小型で互生し3小葉性が少数付き葉柄と茎に毛。

花の名前は花弁の幅が広い5弁花で梅の花に似て、花の色が鮮やかな黄色で金をイメージし生育地
から深山が付き「深山金梅(ミヤマキンバイ)」、似るイワキンバイの葉は小葉の先が尖り楕円形。

尚葉の鋸歯が3〜4個と少ないのは、「奥深山金梅(オクミヤマキンバイ)」と呼ばれる。

     山歩き記録 ⇒御嶽山継子岳
*バラ科キジムシロ属   ・イワキンバイ  ・キジムシロ  ・ミツバツチグリ  ・メアカンキンバイ


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