「岩 鏡」   イワウメ科イワカガミ属
「イワカガミ」    岐阜県中津川市加子母 前山にて  (2009.6.1)
木曽越林道登山口から唐塩山経由前山に向うが、アップダウンが次々に出て来る、
狭い尾根道の中央の踏み付けそうな所や、斜面の崖状の所に集まって咲いていた。

      山歩き記録 ⇒前山
「イワカガミ」      福井県大野市 経ヶ岳にて (2008.5.27)
広域農道報恩寺線の登山口から、保月山〜杓子ヶ岳に向うと険しい道となってきて、
岩が出て来ると急な斜面のあちらこちらに咲いているが、花は終わり掛けの様子だ。

      山歩き記録 ⇒経ヶ岳
「イワカガミ」    秋田県鹿角市 大谷地湿原にて (2007.6.13)
八幡平を登り終えて近くの蓬莱峡に行くも、雪が積もって道が無く入るのを止めた、
大谷地湿原に行くと、道は「ふけの湯」からガスが吹き出ている湯治場の中を進む。

湿原に行く入り口の山肌に見られたが、良く肥え元気の良い花が群落を作っていた。
「イワカガミ」    福井県大野市 平家岳にて (2007.5.24)
風が無くて暑さに閉口しながら、やっと美濃平家への分岐近くの細尾根に来る、
イワカガミが見られるが崖で撮れない、分岐に来ると草陰に隠れて咲いていた。

      山歩き記録 ⇒平家岳
「イワカガミ」       福井県勝山市 赤兎山にて (2006.6.29)
山頂からニッコウキスゲの咲く道を避難小屋に向かうと見られ、小屋に着く迄咲き続けて楽めた。

北海道・本州・四国・九州の山地〜高山草地や岩場に自生、4〜7月茎先に紅紫色の花を付ける。

花は根元から高さ10〜15cmの花茎の先に総状花序を出し2〜10個付け、径1〜1.5cm
で基部筒状の漏斗形で先は房状に細く裂け、雄蕊5個は先の白い葯が円状に並び仮雄蕊5個は
短く基部に付き、蕚片は5裂し裂片は長楕円形。

葉は根元から出す葉柄5〜15cmの先に、長さ幅共3〜6cm円形の革質で表面光沢が有り先は
丸く基部浅い心形で、縁に三角状鋸歯が有る。

花の名前は岩場に多く自生し、葉質が厚く光沢が有り鏡(かかみ)に見立て「岩鏡(いわかがみ)」
と付いた。

   イワカガミ属= ①大岩鏡: 葉幅5〜6cm以上  ②小岩鏡: 葉幅2〜3cm
             ③姫岩鏡: 葉幅1〜2cm     ④山岩鏡: 花が白い

      山歩き記録 ⇒赤兎山
*イワウメ科イワカガミ属    ・オオイワカガミ  ・コイワカガミ  ・ヤマイワカガミ


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