「裏白瓔珞」   ツツジ科ヨウラクツツジ属
「ウラジロヨウラク」   秋田県仙北市 秋田駒ケ岳にて  (2010.7.13)
乳頭温泉郷近くに有る「アルパこまくさ」から、シャトルバスで8合目の駐車場に上がると、
新しい小屋が建っていてトイレや休憩所が完備され、ここから右に入り左回りで登り始める。

最初から低木帯で少し進むと、2枚目写真の少し大きな樹木のウラジロヨウラクが咲いて、
その中に萼片の長さが長くて区別されている、 「ガクウラジロヨウラク」も混在し見られた。

      山歩き記録 ⇒秋田駒ヶ岳
「ウラジロヨウラク」    岐阜県揖斐川町 三周ヶ岳山頂にて (2009.6.15)
夜叉ヶ池より細尾根を登り夜叉壁の頭の先から、半藪状態になってきて歩き難い道が続く。

チラッと濃い赤い花のウラジロヨウラクが有ったが、少し離れているので写真を撮らず進む、
結構藪が厳しくおでこを打ちながらやっと開放され、山頂に着くと小広場の隅に咲いていた。

      山歩き記録 ⇒三周ヶ岳
「ウラジロヨウラク」    福井県勝山市  赤兎山登山道にて (2006.6.29)
山頂より避難小屋に向かい降り始めると、両側は低い木となって見晴らしの良い高原となり、
木道の続く赤兎平の両側にこの花があちらこちらに咲いていて、避難小屋の先迄咲き続いた。

「ガクウラジロヨウラク」は萼片が長いのや短いのも見られる、本種は萼片が全く目立たない。

       山歩き記録 ⇒赤兎山
「ウラジロヨウラク」      長野県栄村 苗場山にて (2001.7.20)
小赤沢コース3合目から登り始めた、前日の雨のせいか登山道が泥濘でやっと山頂部の坪庭に上がる、
平坦で広々とし眺望が得られ、木道で整備した広大な湿原を行くと岩の有る所にこの花が咲いていた。

北海道渡島半島及び本州中部地方以北と四国の湿った林縁に自生の落葉低木で、5〜6月少し白っぽい
紅紫色の花を付ける。

花は枝先に花冠の長さ11~14mmで壺形を垂れ下がって付け、先は浅く5裂し開き水平かやや反り、
蕚は5深裂し蕚片の長さ約4mmの披針形で、縁に毛が有り花柄に腺毛が付く。

木の高さ1〜2mとなり、葉は倒卵形で枝先に輪生状に互生し長さ3〜7cm、縁に鋸歯状荒毛が有り
裏面緑白色を帯びる。

花の名前は吊り下がり咲く形を寺院の天蓋や仏像を飾る瓔珞に見立て、葉の裏が少し白く「裏白瓔珞」。

         山歩き記録 ⇒苗場山
*ツツジ科ヨウラクツツジ属   ・ウスギヨウラク  ・ガクウラジロヨウラク  ・コヨウラクツツジ


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