「薄黄瓔珞」    ツツジ科ヨウラクツツジ属
「ウスギヨウラク」    岐阜県加茂郡七宗町 高屋にて (2008.4.27)
道が薄く分かり難い主尾根トラバース道を過ぎ、主尾根に上がる手前に咲いていて、
尾根にはヒカゲツツジやホンシャクナゲが多く見られたが、 この花はここだけだった。
「ウスギヨウラク」   岐阜県本巣町根尾 大白木山にて (2006.5.15)
新緑に染まる登山道を登って行くと、小太りタイプのウスギヨウラクが隠れる様に咲いて、
容姿からウラジロヨウラクと思ったが、花柄に長い腺毛が見られてウスギヨウラクの様だ。

       山歩き記録 ⇒大白木山
「ウスギヨウラク」    福井県大野市 荒島岳にて (2002.5.6)
山頂から階段状の下りが続きシャクナゲ平で一息入れ、又階段状の道に苦しみながら下り、
なだらかになり階段も無くなってきた暗い所に、一本だけ咲いていたが花付が良くて美しい。

        山歩き記録 ⇒荒島岳
「ウスギヨウラク」        岐阜県可児市 浅間山にて (2006.4.19)
可児市浅間山にヒカゲツツジが咲いていると聞き、 捜しているとウスギヨウラクがあちらこちらに有る、
然し赤い色が殆ど付いて無い淡黄色のだけの花だった。
ヒカゲツツジは咲いていたが数は少なく、又道から距離が有り 撮れない場所にしか見付けられ無い。

本州静岡県西部〜石川県を結ぶ以西及び四国山地に自生の落葉低木で、 4〜6月頃枝先に淡黄色
(稀に淡紅色)の花を付ける。

花は1〜2cmの花柄の先、長さ1.5〜1.7cmの鐘状筒形で先が5裂し 丸くやや開出、束生状
下向きに3〜8個を固まって付け、花柄と円形の萼に腺毛が有り雄蕊10個、 花弁先端内部に赤斑点。

茎の高さ1〜2mやや輪生状に分枝、葉は質が薄く枝先にやや輪生状に互生し 長さ2〜5cm幅2cm
の倒卵形〜楕円形で基部楔形の裏面淡緑色。

花の名前は花が吊り下がり咲く形を、寺の天蓋や仏像の頭・首・胸を飾る 瓔珞(ようらく)に見立て、
花の色が薄黄色で「薄黄瓔珞(うすぎようらく)」と付いた。
*ツツジ科ヨウラクツツジ属   ・ウラジロヨウラク  ・ガクヨウラクツツジ  ・コヨウラクツツジ


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