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鳩吹山
(はとぶきやま)314m
「川平ルート」

H19年3月14日
11時40分〜15時40分
岐阜県 可児市
晴れ時々曇り
”木曽川沿い尾根道は
 何箇所も展望所有り
 眺望に優れ楽しめる”
 鳩吹山の可児市側のルートは全て登ったが、 犬山市側は歩いて無い道が多い。

沢は丸太を渡る
川平ルート登山口
 眺望が良いとされている一番北側の、 木曽川沿いを行く「川平ルート」を登る事にした。

 248号清水ヶ丘で左折犬山に入るが、 時間が掛り美濃加茂経由21号で犬山橋を渡った方が速い。

 桃太郎神社を過ぎ奥近く迄来るも、 駐車場は有るがホテルやお寺用で駐車不可だ。

 集落を過ぎ狭い地道と変わるが 距離は無く左にアンテナが立つ終点に着いた、 奥に指標が有り谷を渡って「川平ルート」の道が有る。

 車は1台も無いが狭く、 後続車のUターンを考えると1〜2台のスペースしか無い。

 寒い日なので毛糸の帽子をかぶり、手袋をして11時40分登り始めた。

 真直ぐの沢沿いに道が有るが、指標に従い左へ沢を2本の丸太で渡って行く。

 丸太はかなり腐っていて折れそうだ、 水路に降りても流れは浅く雨後で無ければ問題無く渡れると思う。
最初から急登 あっという間に着く
ジグザグの急登が始まる 第一展望台

 直ぐ杉林の中ジグザグの急登が始まり、 少しで第一展望台とされている所に着いた。
この辺りが景勝地
第一展望台より木曽川

 木が有りすっきりとはしないが、 木曽川の流れと遠くに猿啄城の城山が見えている。

 急登が続いている道は、良く整備されて歩き易い道だ。
大分高くなった 猿啄城が尖って見えている
第二展望台 第二展望台から猿啄城

 第二展望台とされた所に着くと、 開かれていて中央アルプスが見えている。
雲が少しあり又霞んでいる
第二展望台より「中央アルプス」

 御嶽山は雲の中で見えて無く、木の間からここから近い猿啄城が大きい。

 少し登ると緩やかとなり、 しっかり付いた歩き易い道を進むと第三展望台に着いた。
道はしっかり付いている 少し入った所
歩き易い道を登る 第三展望台は左に入る

 登山道から左に入ると、高賀山・瓢ヶ岳の山塊が見えるが白山は見えて無い。
先が切れ落ちているのでロープがある 真正面が高賀山、瓢ヶ岳の山
第三展望台 第三展望台より高賀山方面

 戻りなだらかな道を行くと「栗栖鉱山跡(くりすこうざんあと)」の案内が有り、 登山道から別れて入った。
山頂部にしては大きい池
なだらかな道になる

 急な降りを暫く進むと鉱石と思う石が積まれているが、 崖の様な斜面でここから鉱石を下ろしたのか?
川のほうへ急降下して行く 深そうだが入らなかった
栗栖鉱山跡入り口案内 栗栖鉱山跡

 右へ急に曲がり少しで鉱山跡の横穴に着いたが、 閉所恐怖症の気が有り入ってみる気にならず直ぐ戻った。
自然林で気持ちが良い
緩やかに降って行く

 その先コブに登ると「桃山遊歩道」の分岐が有り、右に道が降っている。

 真直ぐ進み降り又少し登ると「天神山」の指標が立ち入ると、 小広場にベンチ代わりの丸太も置いて有った。
少し入っている 休憩に良い場所
天神山入り口指標 天神山山頂

 既に12時40分なっているのでここで昼食とする、 開けているが余り風が来ないので寒くは無い。
以前この尾根を周回した
天神山から見える猿啄城と明王山とアンテナ

 アセビの花が咲いていると思っていると一本ピンクが咲いている、 淡いピンクで愛らしい「アケボノアセビ」とされる花だ、 然し風が有りなかなか写真が撮れない。
曙馬酔木 大きな岩だが割れないのか
アケボノアセビ 岩の間に生える松の木

 待ち切れず妻は先に行ったが粘って何とか撮り、 岩の間から松が生えた所を過ぎ第四展望台に着いた。
急な登りをする 岩場の展望台
第四展望台 第五展望台

 又一旦降り登り返すと左に道が分かれている、 妻が左の川沿いの方へ行き自分は真直ぐ進む。

 少し行くと指標が有り、 川沿いの方は第五展望台となっているので入って行く。
第五展望台から鳩吹山山頂

 ここは大きく開けぐるっと眺望が広がり、 今迄見え無かった東の鳩吹山頂も見えている。

 妻が登って来て少し下にベンチが有ると言う、 見に行くとプラスチックの組み立てベンチが置かれ、 飛ばされない様に針金でしっかり固定されているが、 ベンチはかなり痛んで変形していた。
この辺りも良い道
西山北回りルート合流手前の道

 緩やかに登ると西山北回りルートに来て、左の一休さん方面に進む、 大きく降り登り返と蛙の置物の有る展望地を過ぎ一休さんに来た、 人は居なくて今日は未だ誰にも会わず。

 少し降ると単独男性が登山道から少し外れた岩で休んでみえる。
山頂も御嶽山が見えないとイマイチ
鳩吹山への登りから見る西山へのルート 鳩吹山頂から木曽川の流れ

 降り切り新しくなった滝上の橋を渡り、 軽く登って縦走ルートを左の鳩吹山山頂方面に進む。

 妻は疲れてペースが悪くなるが、 ゆっくり登り三等三角点「天神山(てんじんやま)」の有る山頂に着いた。
 (昔山頂に天神様が祀られ「天神山」とされ、 高い峰は「大天神」東の低い峰は「小天神」の名が有る)

 御嶽山が見えて無い山頂は、 何度も来ていると特にゆっくりする事も無いので東屋に向かう。
間にひょっこりと
一休さんと西山への間に明王山が見えている

 東屋にはご夫婦が休んでみえ、カタクリを期待したが未だ駄目だったと言ってみえる、 ここから中央アルプスや恵那山は結構見え、 暫くご夫婦と話していたが寒くなって来たので帰る事にした。

 山頂から少し降ると男性お二人が登って来られこの山の常連の方で挨拶をする、 私が登るとお会いする事が多いので、毎日の様に登ってみえると思う。
西山休憩舎から鳩吹山

 挨拶をしながら擦れ違ってアップダウンを繰り返し、誰も居ない西山休憩舎に来て休み、 西山山頂はパスし登って来た川平ルートで降り、15時40分車に戻った。

 「川平ルート」は所々に展望所が有り楽しめるし、 登山道も良く整備され気持ちが良い山歩きが出来る。

 登山口の駐車場が狭いので、 手前に止めて「桃山ルート」と組み合わせると良いかもしれない。

   *別の時に撮った ⇒「鳩吹山の眺望」     *別の時に撮った ⇒「鳩吹山の滝」

 「別ルートの記録」
 ②H18年 1月 9日  真禅寺登山口〜真禅寺ルート〜山頂〜縦走北回り〜西山〜西山ルート〜真禅寺登山口
 ③H19年 2月10日  真禅寺登山口〜真禅寺サブルート尾根〜山頂〜氷場ルート〜滝場ルート〜西山北回り 〜西山休憩舎〜
                真禅寺サブルート谷〜真禅寺登山口

 ④H19年 2月13日  大脇登山口〜大脇サブルート尾根〜山頂〜氷場ルート〜滝場ルート〜岩場ルート〜一休さん〜滝口〜
                山頂〜パノラマサブルート〜大脇登山口

 ⑤H19年 5月21日  不老の滝〜大平山〜西山〜一休さん〜滝場ルート〜直登ルート〜鳩吹山〜西山休憩舎〜
                せせらぎルート〜桃太郎神社

 ⑥H19年 7月16日  栗栖登山口〜桃山ルート〜天神山〜一休さん〜滝口〜縦走ルート〜山頂〜縦走ルート〜西山休憩舎〜
                第五展望台〜東山ルート〜栗栖登山口

 ⑦H12年 7月22日  大脇登山口〜パノラマルート〜山頂〜小天神ルート〜大脇登山口


本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
  出会った花:  ・アケボノアセビ


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