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鳩吹山
(はとぶきやま)314m
「バリエーションルート②」

H19年2月13日
11時10分〜15時
岐阜県 可児市
晴れ
”垂直に思える岩登り
  高度感が有り 
 慎重に登らないと!”
 前回に続いて鳩吹山で、余り歩かれて無いルートに行く事にした。

川沿いの道
大脇登山口は41号下を抜ける
 大脇登山口の尾根ルートとパノラマサブルート、 及び滝場ルートの一休さんに出る道は今回が初めて歩く。

 122号土田の信号を北へ、 次の信号を左に曲がり可児川駅の前を左の361号に入る。

 岐阜社会保険病院の前を通り、 この先分岐を左に取ると41号ガード下の大脇登山口に来た。

 公民館前は既に駐車スペースは無く、 先のガード下に行くと1台分スペースが空いている。

 他の車の駐車状態から、既に登って下山した人が居た様でラッキーだった。

 11時10分川沿いに41号ガード下に行き、 橋を渡った少し先草付きの中左に細い道が有る。

 メインの道と分かれ左に入ると、 ピンクの小さな花が咲いていて「ジロボウエンゴサク」の花だ。

 今年初めて花を撮影するが、彩りが無い時期にはこんな小さな花でも嬉しい。
左は狭い道 次郎坊延胡索
橋を渡って直ぐの分岐を左の細い道へ ジロボウエンゴサク

 少し行くと道が切れパイプが通る所に来た、 下は水は無いので降りて通れるが丸いパイプの上を渡った。
年でバランスが悪くなっているが渡れた 暫く急登が続く
パイプを渡って行く 少し登ると41号とホテルが見える

 細い道を進むと又道にパイプが出ている所を通り、 突当る感じで山への道が付いている。

時々眺望が開け気持ちが良い道
緩やかになると良い道が続く
 急な斜面を僅かの登りで左から道が合流した。

 左の道は真禅寺に行く時右折し直ぐホテルが有り、 その先右側コンクリート土止め擁壁に付いた階段に行ける。

 右に尾根を登って行くと、 道はしっかり付いているが岩を掴んでの登りの所も有った。

 急な登りが続き41号とホテルが見え、 高度が上ると霞んでいるが御嶽山も見えて来る。

 41号に近いので車の音が騒がしいのが少し気になるが、 なかなか良い道だと思う。

 緩やかになってくると騒音も小さくなり、 歩き易い道が続き右手に小天神ルートが見えて来る。

 右に道が谷へ下りている所に来た、 帰りに下る「パノラマサブルート」の様だ。

 大きな「火の用心」のプレートが、木に取り付けて有るのが目印。
火の用心の看板が目印 時々岩が出てくる
パノラマサブルート分岐 大岩の横を通る

 大岩が有りここからも御嶽山が見えている、 パノラマコースの分岐に来て覗くと鎖が見えていた。
少し霞んでいる「御嶽山」

 ここから道幅も広く、大勢の人が歩いているのが良く分かる。
明らかに今までの道と違っている 一挙に禿げた山の感じとなる
パノラマルート合流からは広い道 真禅寺ルートと合流

 少し急な登りを行くと真禅寺コースと合流した、 右にアンテナを見て東屋に行くと珍しく誰も居無い。

 左に進み三等三角点「天神山(てんじんやま)」の有る「鳩吹山」山頂に着いた、白山~恵那山迄見える。
 (昔山頂に天神様が祀られ「天神山」とされ、高い峰は「大天神」東の低い峰は「小天神」の名が有る)
植生保護の為ロープが張ってある
アンテナと東屋を見ながら鳩吹山へ 鳩吹山山頂から御嶽山と美濃加茂の町

 霞んでいるが写真を撮っていると何人かの人が来た、流石に人気の山だ。

 西に戻り前回と同じ右に氷場への道に入り、 所々の岩場で眺望を楽しみながら降り分岐を左の滝場に進む。
ここから岩場の下り ジグザグの道
滝場へ降る急降下手前のコブ 滝場ルートの谷へは落ち葉の道を降る

 少し先分岐を左の落ち葉一杯の林を谷に急降下し、 涸沢に沿って降って行くとヤブツバキが咲いていた。
薮椿
ヤブツバキが一輪咲いていた

 未だ三日前に歩いたばかりで、分かっていて今回は早い。

 木曽川に流れ込むポイントの手前の急登をこなして、 崖状の所を急降下する。
急登し急降下 岩に腰掛けて休む事が出きる
木曽川に流れ落ちる沢を見下ろす ここは正面小滝と右手は木曽川が見える

 谷に降りて、一休さんへはこの道だと思っている所を前にし休んた。

踏み後があるので分かる
分岐左は沢沿いに滝へ、右の山に登る道が一休さんへ
 今日は何故なのか木曽川に流れ落ちる水の音が大きい、 沢を渡り直ぐ右手に山へ踏み跡が有るがテープ類の目印は無い。

 前回は沢沿いに左の滝の有る方に行った、右は初めて歩く道だ。

 急なザレタ道を登ると直ぐ大岩が出てきた、 何処を登るのかと左に回り込むも道は無い。

 右から回って登る、 ここから岩場の難所が出て来るがゆっくりルートを見極めながら進む。

 右下に木曽川が切れ落ちて見え、 高度感が有り一歩間違えると危ない岩場に来た。

 大げさに言うと絶壁と言う感じだ、岩にペンキで矢印が書かれている。

 こんな所と思いながら矢印方向に岩を掴んで登るが、 脆い岩が有り良く見て掴まないと危ない。
ここに登るまではかなり危険
高度感一杯の壁を登りきった所から見下ろす

 本当に危ない所は距離が無いので未だ助かり、 登り切って下を見ると高度感一杯だ。
木曽川の水の色が美しい
鳩吹山の木曽川側は切り立つ 中央アルプスも見えている
鳩吹山頂から左に谷へ降りた やっと安全な所に上がる

 未だ急登は続いているが危険な所は無くなり、 登り切るとその先は緩やかな尾根道が続いている。

 振り返ると鳩吹山が格好良く、結構美しい姿に見えていた。
ここからの鳩吹山はなかなか格好良い

 ひょいと左を見るとご夫婦と思う二人が休んでいて、 汗を掻かれたようで男性がシャツを乾かしている、確かに急登で体力を使ったので汗びっしょりだ、又今日は特に暑い。

 この先一旦降った先の岩場からは、猿琢城~金毘羅山の山が見えていた。
この直ぐ手前が滝への下り場
一休さん少し手前のコブから猿琢・金毘羅の山 新しくなった西山北回りの橋

大きな一枚岩
パノラマサブコースの岩場
 少し行くと左右に道が見られるが右手の尾根道を選択し、 ここから一休さんへ最後の登りとなる。

 登りは僅かで正規ルートの一休さんに着くと単独の男性が休んでいて、 ここで昼食とした。

 岩場の登りで結構体力を使ったので西山に行かず、 左に降り滝場への道を過ぎ新しくなった橋を通り従走路に上がる。

 左に縦走路を進み再び鳩吹山頂を通り、 東屋の所で真禅寺・大脇パノラマコースに戻って行った。

 東屋では大勢の人が休んでいて、女性が多く姦しい。

 途中大脇方面の左に取り朝来た道を降る、 パノラマコースの降りをパスしその先火の用心の看板の所で左に入った。

 ここも初めての道で、少し入ると岩の間の急な降りになる。

 鎖が付けられている大岩を降り、 その先どちらに行けばと悩む所も有るので踏み跡を捜しながら降った。

 その後林の中の急降下だが、落ち葉で道が見難い。

 それでも見付ける事が出来るので迷う事無く、 小さな沢を渡りパノラマコースに降り立った。

 こちらから見ると道が有る様には見えない、当然指標は何も無い。
パノラマメインコースからはどう見ても道は見えない
こちらからサブコース入り口は分からない 直ぐ下の小天神分岐

 直ぐ下が小天神の分岐で、今から登る人に会いながら15時車に戻った。

 滝場コースから一休さんへの道はかなり危険なので慎重に行動したい、 不安を感じたら直ぐ撤退を!

 大脇サブルートは一部岩登りが有るが総じて良い道で、バリエーションルートとしてはお勧め、パノラマサブルートは、1度歩けば特に改めて歩こうと思う様なルートでは無いと思う。


   *別の時に撮った ⇒鳩吹山の眺望     *別の時に撮った ⇒鳩吹山の滝

 「別ルートの記録」
  ②H18年 1月 9日  真禅寺登山口〜真禅寺ルート〜山頂〜縦走北回り〜西山〜西山ルート〜真禅寺登山口
  ③H19年 2月10日  真禅寺登山口〜真禅寺サブルート尾根〜山頂〜氷場ルート〜滝場ルート〜西山北回り 〜西山休憩舎〜
                真禅寺サブルート谷〜真禅寺登山口

  ⑤H19年 3月14日   川平登山口〜川平ルート〜西山北回りルート〜縦走ルート〜山頂〜縦走ルート〜西山休憩舎〜
                川平ルート〜川平登山口

  ⑥H19年 5月21日  不老の滝〜大平山〜西山〜一休さん〜滝場ルート〜直登ルート〜鳩吹山〜西山休憩舎〜
                せせらぎルート〜桃太郎神社

  ⑦H19年 7月16日   栗栖登山口〜桃山ルート〜天神山〜一休さん〜滝口〜縦走ルート〜山頂〜縦走ルート〜西山休憩舎〜
                第五展望台〜東山ルート〜栗栖登山口

  ⑧H12年 7月22日  大脇登山口〜パノラマルート〜山頂〜小天神ルート〜大脇登山口


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本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
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 出会った花: ・ジロボウエンゴサク ・ヤブツバキ


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