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鳩吹山
(はとぶきやま)314m
「バリエーションルート①」

H19年2月10日
11時20分〜15時10分
岐阜県 可児市
晴れ
”鳩吹山でも
静かな山歩きが
  楽しめる”
 鳩吹山は今迄にレポを作成の2回の他にも、何回か登っている。

真禅寺の奥にある
真禅寺奥の登山者用駐車場
 掲載の無いルートをと真禅寺に駐車、 「真禅寺サブルート尾根」で登り山頂近くから「氷場」方面に降り、 「滝場ルート」~「真禅寺サブルート谷」で帰るコースとした。

 10時30分家を出るが今日は土曜日で、 駐車場が空いているか心配。

 可児川駅前を361号に入り大脇に来ると一杯で駐車出来無い、 真禅寺は大丈夫か?

 右手真禅寺の看板を見て右折、 左手に髙木食品を過ぎると直ぐ右の真禅寺に曲がる。

 お寺の駐車場を過ぎ奥の登山者用駐車場に来たがびっしり停まっている、 一杯だと思って入ると1台分だけ空いていて止める事が出来た。

 11時20分歩き始めると、 林道の先は駐車場に入ら無い車が何台も道の脹らみに止っている。

 道の脹らみなら未だ止められて、 林道を左に大きく廻り込み墓地の際を右に周ると車止めに来た。
林道歩きは長くない 人用の出入り口が無ければ全く入れない構造
暫く林道を歩く 林道の車止め、左に人用の出入り口

 金網の車止めの横に人が通る道が有り入ると、 直ぐ右手「真禅寺サブルート尾根」の登り口が有る。

 入り口に指標は無く狭い急な道を登るのだが、歩き易く急坂も苦になら無い。
右側を見れば登山口は分る 普通の登山道で良く踏まれている
車止め直ぐ脇の登山口 「真禅寺サブルート尾根」は明瞭な良い道

 一登りすると左に西山休憩舎のピークや西山山頂が見えて来ると、なだらかになり単独の女性が降ってきた、この道はガイド本に紹介されて無いので常連の人だと思う。

 相変わらず緩やかに気持ちの良い道を登ると鳩吹山と西山の縦走路に出た、 ここは小さなコブの所。
鳩吹山頂手前のピーク 鳩吹方面登山道脇にロープが張られている
縦走路に出た所 鳩吹山山頂が見えている

 右に鳩吹山頂に向かう、 一旦降り幅広い道を登って行くと降りて来る何人もの人に会う。

 左に氷場の道を見送り、 三等三角点「天神山(てんじんやま)」の有る「鳩吹山」山頂に着いた。
(昔山頂に天神様が祀られ「天神山」とされ、高い峰は「大天神」東の低い峰は「小天神」の名が有る)
振返ると西山方面が美しい 広い山頂に今日は誰も居ない
西山への道 三等三角点「天神山」と「鳩吹山」山頂

 今日は霞んでいて眺望は駄目だ、 誰も居ないのでこの先の休憩舎で休んでいるのかもしれない。

 戻り「氷場ルート」に入るが指標は無い、 暫くはなだらかな降りが続き道は狭いが明瞭な道だ。
山頂から西山方面へ従走路を少し下った所 しっかりした道が付いている
氷場への入り口 「氷場ルート」の道

 急降下が始まると所々岩場が現れ少し恐い所も有るが、 見晴しが良く眼下に木曽川の流れが美しい。

 空気が澄んでいれば楽しい登山道だ、なだらかになって来ると分岐に来て右は氷場からカタクリ自生地に行けて、左が滝場ルートだが非公式ルートなので指標は無い。
眼下に青い木曽川の流れ

 ここを左に取り少し先分岐を左に林の中を谷に急降下し、 谷に降りるとなだらかな沢沿いの道となる。

 浅い沢を渡ったりして流れに沿い降って行くが水量は少なく、道は所々薄いが迷う程では無い、良く歩かれいる様で大部分道は拾い易く安心して歩けた。
ジグザグに下る なだらかな道が続く
「滝場ルート」へは林の中を急降下する 沢に出て沢沿いに降って行く

 背後から単独男性が追い着いて来て、 少し一緒に行動したがその後はあっという間に見え無くなる。

 谷から離れ斜面を急登する、木や岩を掴んで登り切る所が有りスリルが味わえ、狭い道を急降下し谷に降りると、右手樹間に木曽川が見え流れの音も聞こえた。

 ここで昼食をと思ったが日蔭て寒そうなので、休憩だけにして水を飲み先に進む。
岩の上で休憩できる 谷が狭い所を行く
木曽川に流れ落ちる所は右の岩を登る 沢沿いの狭い道

 谷右手の岩を登ると、その右に山への踏み後が付いて一休さんへの道だと思うが未踏、左の沢沿いの道を進むと、ここからは上流に向かっての道となった。

 滝と言う程の大きさは無いが、 流れが岩の間を落ちる渓流を見ながら切り立った斜面の道を行く。
もう少し水量があると見応えがあるのだが 狭く落ちないように注意する個所も有る
小滝を見ながら上流に登って行く 岩の所も多い

 谷から離れ登り切ると急な谷状の所に来た、狭くて足場が少なく落ちそうな所を横這いし抜ける、道からは見え無いが左下に有る「一の滝」の音を聞きながら、狭い道をアップダウンして進む。

 なだらかになると前方から二人の男性が来た、「このルートで人に出会うのは珍しい」と言っている、確かに前に歩いた時は誰にも出会って無い、今日はこれで3人と会ったが鳩吹山としては少ない。
「西山北周りルート」橋下の「二の滝」

 少しで滝に来て左に入ってみたが、この時期は水量は無く小さな規模だった、右に廻り込むと西山北周りルートの橋の北側に上がる、橋の架け替え工事はもう直ぐ終わりそう。

 ここから左に橋を渡って行けば、 下山予定「真禅寺サブルート谷」の辻に出られるが未だ時間が早い。
架け替え中でも仮橋が架けてある 誰かが置いた石の蛙
架け替え中の橋 一休さんの先の眺望ポイントの蛙

 西山経由で帰ろうと右に登って行くと、単独の女性が降って来る。

今日は大分霞んでいる
蛙の眺望ポイントから明王山と猿啄城
 急な所で通過するのに時間が架かり待っていると、 背後から単独の女性が追い着いた。

 この女性はストックも持たず、 さっさと登って後ろに付いて来るので話しながら行く。

 一休さん迄一緒に登りここで昼食とし、 女性も休憩されているので色々話しをした。

 女性は見た所40〜50才の華奢な方だが、 今日は犬山駅から大平尾根ルートを登り鳩吹山頂から氷場に下りて、 カタクリ自生地から小天神経由鳩吹山頂に戻り、 この西山北回りルートへ来たとの事。

 これから西山経由石原ルートで継鹿尾山を通り犬山駅に帰る予定と言われる。

 私が通って来た滝場ルートも2回歩き、 内1回はこの一休さんに登って来たそうだ。

 先に帰って行かれて後を追う形で西山に向かうと、未だ時々人に出会う。
何時もは人で一杯
西山休憩舎 西山休憩舎から鳩吹山

 西山は全く眺望が無く行く気にならず、 左にトラバース道を通り山頂をパスし西山休憩舎に着いた。

 ここは誰も居無い、そのまま降って「西山ルート」分岐を左の鳩吹山への縦走道を取り、一旦登り降ると鞍部に来て滝場入り口を右に曲がり、真禅寺サブルート谷に入る。
最初は右山で道が着いている 地形図には載っていない池
「真禅寺サブルート谷」も良い道 途中溜池が有る

 ここも良く踏まれた道で歩き易い、 全般的になだらかな降りで池が見えて来た。

 池の直ぐ際を歩き下に行くと土盛りの堰堤が有り、やはり人工的な溜池で谷水が茶色をしているのは何故?滝が有るが水量も無く叉落差も小さい。
小さな滝を過ぎると平坦に 写真右手に道がある
なだらかになると堰堤が見えて来る 林道に出た所(振返り撮る)

 コンクリートの大きな砂防堰堤が見え林道に出て、左に歩き登りに使ったサブルート尾根登山口の車止めを通り、15時10分車に戻った。

 滝場ルートは少し危険な所が有り又指標やテープも無いので、 安易に入ら無い方が良いと思う、然し自然のままの深い谷道は魅力的で、 道も拾い易いと思うので山馴れした方ならお勧めの道。

 今回のコースは縦走路及び西山北回りルートを除き、バリエーションルートで 登山者は少ない。


     *別の時に撮った ⇒「鳩吹山の眺望」    *別の時に撮った ⇒「鳩吹山の滝」

 「別ルートの記録」
 ②H18年 1月 9日  真禅寺登山口〜真禅寺ルート〜山頂〜縦走北回り〜西山〜西山ルート〜真禅寺登山口
 ④H19年 2月13日   大脇登山口〜大脇サブルート尾根〜山頂〜氷場ルート〜滝場ルート〜岩場ルート〜一休さん〜滝口〜
                 山頂〜パノラマサブルート〜大脇登山口

 ⑤H19年 3月14日   川平登山口〜川平ルート〜西山北回りルート〜縦走ルート〜山頂〜縦走ルート〜西山休憩舎〜
                川平ルート〜川平登山口

  ⑥H19年 5月21日   不老の滝〜大平山〜西山〜一休さん〜滝場ルート〜直登ルート〜鳩吹山〜西山休憩舎〜
                せせらぎルート〜桃太郎神社

 ⑦H19年 7月16日   栗栖登山口〜桃山ルート〜天神山〜一休さん〜滝口〜縦走ルート〜山頂〜縦走ルート〜西山休憩舎〜
                第五展望台〜東山ルート〜栗栖登山口

 ⑧H12年 7月22日   大脇登山口〜パノラマルート〜山頂〜小天神ルート〜大脇登山口


本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
  出会った花:  無し


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