「馬酔木」     ツツジ科アセビ属
「アセビ」    岐阜県可児市 浅間山にて (20013.3.13)
浅間山から白山の写真が未だ無く撮りに行き、山頂奥の木の間から白山が見え撮る、
小高い372Pの御嶽山が見える所にはアセビが咲いていたが、花の数は少なかった。
「アケボノアセビ」 (曙馬酔木)   岐阜県多治見市  潮見公園にて (2007.3.26)
潮見公園の最高所に立つ眺望抜群の双眼鏡が設備された展望台に行くと、 アセビが満開で迎えてくれた、
花の色が白からピンクそれに少し濃い赤色の花迄、 割と狭い範囲に色々な色で咲いていて楽しめ面白い。

花の色が濃紅色を帯びるのは「紅花馬酔木(べにばなあせび)」とされているが、 本種が紅花馬酔木か?
濃紅色と言う程色は濃く無いので「曙馬酔木」とした。
「アケボノアセビ」 (曙馬酔木)  岐阜県可児市 鳩吹山登山道にて (2007.3.14)
桃太郎神社を通り過ぎ道の一番奥の川平遊歩道から登り始め、 第一展望台から第四展望台を通過し、
その先に有る「天神山」近くに来ると一本だけ赤みを帯びた花が咲き、 優しい桃色の為か可愛い。

アセビの中で花の色が薄紅色の品種を「アケボノアセビ」と言う。    山歩き記録 ⇒鳩吹山
「アセビ」     岐阜県富加町 梨割山登山道にて (2001.4.14)
梨割山登山口の清水谷公園に駐車し、変わった形の県重要文化財「二天門」を見ながら山頂を踏み、
帰り新緑を楽しみながら一旦下り登り返し加治田城址に寄ると、尾根に満開でこの花が咲いていた。

城址を降りて落ち着いた雰囲気の臨済宗妙心寺派「清水寺(きよみずでら)」境内で、重要文化財の
「木造十一面観音菩薩坐像」や桜を愛でて帰る。

本州山形県以南と四国・九州のやや乾燥した山地に自生し、新芽が赤く美しい常緑低木(小高木)で
茎の高さ1〜9m樹皮は灰褐色で縦に裂け目が入り、葉は3~8mmの短い柄が有り互生し、長さ
3〜10cm倒披針形の厚い革質で表面濃緑色の裏面淡緑色、表面の主脈上に短毛が有る以外両面
無毛で表面光沢が有り、先端鋭く尖り基部次第に狭まり、縁の上半部に浅い鈍鋸歯。

花は3〜5月枝先の葉腋から、長さ10〜15cmの円錐花序を垂れ下がって出し、白色の花を
下向きに多数付ける。

花冠は長さ6〜8mmの細い壷型で先は浅く5裂し少し反り、雄蕊10個の花糸の基部は有毛で葯に
刺状突起2個、雌蕊1個は花冠とほぼ同長で子房は無毛、萼は5深裂し緑色や赤色等変異が多い。

果実は蒴果の直径5〜7mmの扁球形で上向き付き、9〜10月褐色に熟し5裂し種子を落とす。

木の名前は葉に毒が有り牛や馬が食べると酔ったようになり、「馬酔木(あせび)」と付けられた。

       山歩き記録 ⇒梨割山


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