「姫射干」    アヤメ科アヤメ属
「ヒメシャガ」       福井県大野市 平家岳登山道にて (2007.5.24)
登山口から少しで沢に下り尾根に取り付き、急登が始まると思っていると木陰にシャガの花が咲いて、
余り元気が無い株で一輪だけ咲き、他に有るのではと周囲を見渡しても葉さえも見付けられ無かった。

北海道南部~本州・四国及び九州北部の山地の林下に自生、5~6月淡青紫色~白色の花を付ける。

花は茎先で枝分かれし茎頂に1~3個付け大きさ径4〜5cmの、外花披片3枚で中央は白く紫色脈
と黄色の斑紋が有り鶏冠状の突起が見られ、内花披片3個は幅が狭く斑紋や突起は無く、花柱は3裂
し柱頭は先が2裂の先は更に細裂。

茎の高さ10〜30cm、葉は剣形で先が尖り長さ20〜30cm幅5〜10mmを、根元から数枚
ずつ出す。

シャガは外被片白色で黄や青の文様が入り、本種外被片淡青紫色で白い部分に紫の筋と黄色の文様、
外花被片の中央は橙色の文様でほぼ同じで、周囲シャガは点でヒメシャガは線状に外に向って広がる。

花の名前は全体の様子がシャガに似て、本種は写真の通り小型で優しい感じがしてヒメシャガと付く。

       山歩き記録 ⇒平家岳
*アヤメ科アヤメ属   アヤメ  キショウブ  シャガ  ノハナショウブ  ヒオウギアヤメ


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