「白山千鳥」    ラン科ハクサンチドリ属
「ハクサンチドリ」    秋田県 秋田駒ケ岳登山道にて (2010.7.13)
八合目駐車場から右に阿弥陀池を目指し歩き始めると、 直ぐハクサンチドリが咲いている、
紅花が多い中白花も時々混じっているが、 少し高度が上がった上部は全く見られなかった。

       山歩き記録⇒ 秋田駒ケ岳
「ハクサンチドリ」    山形県 蔵王山熊野岳登山道にて(2010.7.11)
「蔵王山」山頂と言われる熊野岳を踏み尾根トラバース道を降ると、あちらこちらに咲いている、
その中に初めて見る白い花のオノエラン(2枚目写真右側)が混じり、小さな花園となっていた。

       山歩き記録⇒ 蔵王山
「ハクサンチドリ」    岩手県 早池峰山登山道にて (2007.6.14)
河原坊から登ると直ぐノビネチドリが咲いていて、その先にはハクサンチドリも見られ、
小田越の帰り舗装道脇に結構多く咲いていたが、満開の時期に少し早かったようだ。

     山歩き記録⇒ 早池峰山
「ハクサンチドリ」 (紫花・白花)   北海道厚岸 あやめヶ原にて (2003.6.25)
ハクサンチドリの紫と白花が並んで見られたが、時期が早い様で開花している花は少なかった。

本州中部地方以北の高山草地と北海道の低山草地に自生、6~8月紅紫色の花を多数付ける。

花は茎先に大きさ1.5〜2cmの蝶形花を総状に数個~十数個付け、花の色は濃淡が見られ
白花も時に有り、唇弁は楔形で紫色斑点が付き、先端3裂し中央裂片は鋭く尖り側裂片は丸く、
距は太く真っ直ぐ後ろに伸び長さ10~15mm、萼片と側花弁及び苞も先が尖ってつくつくと
した感じの花。

茎の高さ10〜40cm、葉は3〜6枚付き互生し長さ5〜15cmの倒披針形(北へ行く程
葉の幅が広くなる傾向が有り)で、上部の葉程小さくなり基部は鞘状で茎を抱く。

花の名前は新種発表の原図に白山産が描かれ、花の形が鳥の千鳥の飛ぶ姿が家紋の「千鳥
紋様」を思わせ、「白山千鳥(ハクサンチドリ)」と付いた。

葉に暗紫色の班点が入るのは、「鶉葉白山千鳥(ウズラバハクサンチドリ)」とされる。
               ラン科ハクサンチドリ属    ・オノエラン
                ラン科テガタチドリ属     ・テガタチドリ  ・ノビネチドリ


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