「オノエラン」
山形県上山市 蔵王山熊野岳近くにて
(20010.7.11)
刈田岳直ぐ下の駐車場に止め、右下に緑色のお釜を見ながら避難小屋方面に行き熊野岳に登り、
帰り近道の斜面を行くトラバース道を降ると花が多く見られ、その中にオノエランが咲いていた。
一番下の写真ハクサンチドリとオノエランがたまたま並んで咲き、ツーショットが撮れラッキー、
付近にはコマクサやマルバシモツケ・アオノツガザクラ等、高山の花も多く咲いて楽しめる道。
本州中部地方以北の山地~亜高山と紀伊山地の大峰山脈の日当たりの良い礫地や草地に自生、
茎の先に白花を2〜6個密に付ける。
花は短い総状花序に付け同じ方向を向き半開し直径約1cm、唇弁は楔形で内面基部にW字状の
黄斑が有り先端中央がやや凹み、距は楕円状球形で長さ3~4mmと短く基部括れる。
茎の高さ10~15cmで全体に無毛、葉は根元に光沢の有る広楕円形で長さ4〜10cmが2枚
時に3枚が対生状に付き基部鞘状に茎を抱く、蘭には珍しく根茎は球根状で無く紐状をしている。
花の名前は「尾上=山地」に咲く蘭から、「尾上蘭(オノエラン)」と付けられた。
山歩き記録
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