「コシジオウレン・ミツバノバイカオウレン
福井県勝山市 取立山にて (2006.5.31)
大きく開けた取立山山頂を踏み取立平に下ると、避難小屋の直ぐ先に小さな湿地が有り水芭蕉が見られ、
湿地周回路を行くと足元に小さな白いオウレンの花が幾つも咲き、日本海側に自生するとされている花。
本州中部地方以北の日本海側亜高山〜高山に自生の多年草で、5〜7月花茎の先に白い花を1個付ける。
花茎はの高さ7〜15cmで紫色をし、花は大きさ1.2〜1.5cmで白い花弁状の蕚5枚が反り返る
ように開き、花の中心部に緑色の雌蕊約10本雌蕊を囲んで雄蕊多数(数十本?)で、舷部へら形黄薄
緑色の花弁6枚。
葉は根生3出複葉小葉は倒卵状楔型で浅く3裂、上半部浅い鋸歯が有り質は固くやや厚く冬も枯れ無い。
花の名前は日本海側に多く自生し「北陸道」の古称の「越路」が付き、オウレン属で「越路黄連(こしじ
おうれん)」、別名は小葉が3枚で花が梅に似て「三葉の梅花黄蓮」と付いた、尚「梅花黄蓮(ばいか
おうれん)」は小葉が5枚。
山歩き記録
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